「さなさんって大人しくて優等生って感じー。」
「手のかからない綺麗な人で羨ましいな〜。」
そのさな、本当のさななの?
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「ねえねえ、依頼がさっ🎵」
「え?あ、はい。」
今目の前に立ってウキウキで話しているのが、さなのペアの『十朱 みや』。
この2人は特殊な生徒&悪魔で、『デーモンクラス』と言う特定の生徒しか入れない教室で、色々な任務をしている。
「なんと、暗殺する依頼〜っ!いえ〜いっ!!」
「じゃあ、場所は何処?」
「えっーと、アメリカ。」
「アメリカね…。」
「アメリカっ!???」
さなが思わず二度見する。
「うん、じゃあ明日までに準備してね。」
「え、ま、まって!私、そんなお金持ってない!!!」
「え?あー、なんか教室の方で払ってくれるって。」
「え、ああ、そうなの……。」
「じゃあ、今日の所は解散で。」
______________明日
集合約30分前
「はぁ、なんか早く来すぎちゃった…。」
さなが独り言を言う。
「え、君早くない?」
みやがやってきた。
「あ、ちょっと早く起きすぎちゃって…。」
「へー、僕も笑」
「じゃあ行くよ」
「はーい。!」
_________飛行機の中
「飛行機って結構狭いね。」
「確かに、まあ寝れるから良いじゃん。」
みやは、そう言ってさなの肩に頭を置く。
「っ……」
ビー ビー ビー
「っ!」
2人ともピクリと動く。
侵入者発生。 侵入者発生。
皆様は直ちに避難してください。
「……!?
「どんな風に痛めつけてやろーかな♩」
「ちょっと、任務に集中して、……私だけを……見て」
「ん?何て?」
「な,何でもないっ…」
「痛っ!!」
「!?」
突然さなの腕に鋭い傷が入る。
それもゆっくりと。
「痛いっ痛いっ……」
「多分敵は見えない……!」
さなの推理によると、敵は透明である確率が高い。
「早く、攻撃体制に入らないと……!」
何故か、みやはニコニコ笑っている。
「……?何?この期に及んでふざけないで……!」
「いや、敵普通に見えると思って笑」
何と、敵は悪魔だったと言う。
だから、人間のさなには見えないらしい。
「じゃあ、つまり僕しか戦える人がいないってことだね!」
みやは2mくらいの細い槍を持って車内を駆け回る。
「弱点みっ〜けっ!」
見えない血しぶきが車内に広がる。
そして、みやがトドメを差した後、さなは地面に座っていた。
「何してんの?」
「……。」
さなは喋らない。
「私だけを見て、私以外に耳を貸さないで。」
沈黙だった車内に、さなの声だけが聞こえる。
「え……?」
「もう貴方なしでは生きられない…」
此処から、さなの人生はみや色に染まりかけていた。_________
ーーみや&さなペア、任務達成ーー