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さしす組と転生って…ウケんね

#18

第15話 吐露

翌日 放課後でありんす


♪ ピーンポーンパーンポーン!!!!

●●○○『うっせえ潰すぞ』
五条悟「もう脊髄反射じゃん((」

放送「『1年A組、五条さん、夏油さん、●●さん、家入さん、至急生徒指導室へ来てください』」
放送「『繰り返します。1年A組…』」
家入硝子「えっお前らなんかした?また人殴ったのかよ?」
夏油傑「失礼だな。私たちはそんなことしないよ」
●●○○『詐欺師の目してるぞ〜』
家入硝子「やーいペテン師〜」
夏油傑「2人とも後で覚えときなね?((」
五条悟「つーかまたってなんだよ、まだやってねえよ」
夏油傑「前世はノーカンなんだ?w」
五条悟「あ?なんだテメェ喧嘩売ってんのか?💢💢」
家入硝子「あーあ始まった」
●●○○『ポップコーン買ってこようぜしょーこw』
家入硝子「コーラもセットで頼むわ」
夏油傑「満喫しようとしないで?」

緑谷出久「ねえ4人とも、早く行った方がいいんじゃない?」
飯田天哉「呼び出されたのに遅刻は非常にまずいと思うぞ!」
上鳴電気「つーかなんでこんな初っ端から呼び出されてんだよw」
五条悟「俺も知らねえよ((」
●●○○『さっさと行くか、キレられんのダルいし』
夏油傑「そうだね、油売ってないで行くよ悟」
五条悟「はァ??人間関係は大事だろ!!売ってねえし!!」
家入硝子「うっせー黙って来い」
●●○○『口答えすんなグラサン』
五条悟「お前らなぁ!!!💢💢」


●●○○『…ねえセイトシドーシツってどこ』
夏油傑「終わってるね((」
家入硝子「地図も読めねえのか((」
●●○○『なんか今日言葉強いねしょーこ?あと傑、テメェも終わってんぞ?』
五条悟「あー…向こうだな、突き当たりっぽいぜ」
●●○○『おっけーい』



●●○○『…夜蛾センかな』
家入硝子「だろうな。ま、話さなきゃいけないことも多いし」
夏油傑「…そうだね」
五条悟「……」
 


五条悟「だーいじょうぶだって傑!!心配すんな!!」
 そう言いながら悟が傑の背中をバシバシ叩く。しょーこがそれを見て笑う。

 3人を見つめながらゆっくりと歩く。

夏油傑「ねえ痛い折れるというか死ぬ((」
家入硝子「ははっwww」
五条悟「とにかく!!」
五条悟「お前は堂々とすりゃいーの」
夏油傑「はいはい、ありがとね」
五条悟「なんか感謝薄くねえ??」

家入硝子「?○○、どうした?」
五条悟「あ?あ、腹痛えの?う〇こ?」
夏油傑「悟、女性にその言い方は良くないよ。で、どうかしたのかい、○○?」

 もう一度、と願った景色が、今目の前にある。
 どれだけ焦がれたことだろうか。


●●○○『……だめだ。私、今夜蛾セン見たら泣きそう』
五条悟「あのゴリラのどこに泣く要素あんだよ((」
家入硝子「お、それチクッとくな」
五条悟「はあ?おい!ちょっと待て!!」
夏油傑「はあ……ほら、○○も行くよ」
●●○○『はーいママ』
夏油傑「一発殴ろうか?((」



 生徒指導室と書かれたプレートを横目に扉を開けた。

ガチャ



夜蛾正道「遅い!!」

 そこに待っていたのはぬいぐるみを作っている夜蛾セン(ピュアピュアゴリラ)であった。


[中央寄せ]*[/中央寄せ]


夜蛾正道「何度目かわからんが、お前らは責めるほどでもない遅刻をするな!」
五条悟「うっす〜」
●●○○『迷っちまいました〜』
家入硝子「っす〜」
夏油傑「すみません」
夜蛾正道「普通に謝れるのは夏油だけか((」


夜蛾正道「まあいい。そこに座れ」
 ソファに座るよう促され、大人しく従う。
夜蛾正道「まあまずは入学おめでとう」
五条悟「あっすー」
●●○○『ざーす』
家入硝子「あざまー」
夏油傑「ありがとうございます」
夜蛾正道「………((」
夜蛾正道「…早速なんだが、悟、傑、○○。お前たち3人の力は並の高校生にしては強すぎる。そして硝子、お前の反転術式は生徒だけでなくヒーローを含めた中でもほぼいない逸材だ」
●●○○『…で?』
夜蛾正道「同じヒーロー科、ヒーロー科に落ちた普通科の生徒にとって、お前たちは僻み、妬みの対象になりやすい」
夜蛾正道「そしてそれらの感情は────」
五条悟「大量の呪霊を生み出す。だから祓えってこと?」
 先読みした悟が夜蛾センの言葉を遮る。
夜蛾正道「そうだ。…申し訳ないとは思っている」
●●○○『いやいや、夜蛾センが謝ることじゃないし』
家入硝子「ま、発生源が私らなら尚更な」
夏油傑「雄英高校の護衛みたいなものですか」
夜蛾正道「ああ。俺も手伝いはするが、頼む」
●●○○『おっけーい』

夜蛾正道「…それと、傑」


 きた。

 隣で悟が拳を握りしめるのがわかる。
 夜蛾センの真剣な声色に、4人を包む空気が少し張り詰める。
 

 皆と再会してから、[漢字]あのとき[/漢字][ふりがな]百鬼夜行[/ふりがな]の話は誰もしなかった。私も、悟も、しょーこも、傑のことをこれ以上傷つけたくなかったのかもしれない。言い換えれば、逃げていたのかもしれない。

 でも、夜蛾センは真っ向からぶつかってくれるから。


夜蛾正道「お前は何をしにきたんだ」

夏油傑「…何をしにきた、とは?」
夜蛾正道「お前はこれからどうして、どうやって生きるつもりだ」
 夜蛾センは静かに、傑の目を見据える。

夏油傑「(どう生きる、か…)」

夏油傑「今、なぜここで、また皆と会えたのかはわかりません。でも私はきっと、この3人と過ごすためにここにいる」
夏油傑「…いや、3人と過ごしたいからここにいます」
夜蛾正道「なら、お前はなぜヒーロー科に入った?一般人が嫌いなんじゃないのか」
 あの日の記憶がちらつく。
 私が負けた日の、彼に手が届かなかった日の記憶が。

夏油傑「…たしかに、私は"救う価値のある人間"を選んでいました」
夜蛾正道「選ぶ資格が、お前にあると?」
夏油傑「ありませんよ。でも、理不尽な世界に理屈を通すには、それしか無かった」
夏油傑「今思えば、逃げていただけでした。自分が傷つかないように、人を切り捨てていたんです」

五条悟「っ…」
●●○○『悟』
 腰が浮きかけた悟を、短く静かに制する。
 傑と夜蛾センの話し合いだ。介入するべきじゃない。

夏油傑「…私は1度離反して、ようやくわかったんですよ。私のために泣いてくれる人がいたことを」
 と、傑は小さく笑みを浮かべた。
夏油傑「私はそんな人たちをもう傷つけたくない」
夜蛾正道「……きっと根本は変わっていないんだろうな、救う人を選ぶという」
夏油傑「ええ、そうかもしれません。でも、私はもう"全てを切り捨てたまま"ではいられないみたいです」
夜蛾正道「そうか」
夜蛾正道「……っ」
五条悟「なあ、夜蛾セン」
 夜蛾センが何かを言う前に、悟の声がそれを遮った。その声は、先生に歯向かう高校生の声ではなく、多くの仲間を育て、導いてきた教師の声だった。

 きっと夜蛾センは、傑のために泣いてくれる人がいなくなったらどうするつもりか、聞こうとしたんだろう。
●●○○『(本当に隙のない人だな…笑)』

五条悟「僕は、もう同じミスはしないよ。仲間なら何度だって引き止めるし、何度だってその本音を受け止める気でいる」
夏油傑「悟…」




夏油傑「え、今、"僕"って言った???」
五条悟「ばっ…!!!//////」
家入硝子「あ、赤くなった」
●●○○『やーいバレちゃって照れてやんのー!』
五条悟「うっせえ!!!黙ってろ!!!///」
夏油傑「ええ〜私が注意したから?(ニヤニヤ」
五条悟「はあ?ちっげーし!ニヤニヤすんな!!あとさあ!」
夏油傑「なに?」
 ビシィッとグラサンがオイルを指さして言う。
五条悟「泣いてねーから!!!」
●●○○『あっダウト!!泣いてたよねーしょーこ!』
家入硝子「あーボロ泣きだったなあ、あの後もずーっと凹んでたんだぞ」
夏油傑「え〜初耳なんだけど笑」
●●○○『ほら素直になれって、少年』
五条悟「はあ!?誰目線だよお前!」
夜蛾正道「おい!!ここで騒ぐな!!」
さしす◆◆「「「『はーーいw』」」」





夜蛾正道「…傑、ようこそ、雄英高校へ」


 その時の夜蛾センは、とても優しい目で笑っていた。

作者メッセージ

いやーいいですね、幸せな彼らを見たいんだ…。

2026/01/16 09:53

Ariadne
ID:≫ 21wZBxLeuknvc
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