閲覧前に必ずご確認ください

誤った・不適切な表現等がございます、世界観としてお楽しみください。

文字サイズ変更

僕のふざけた思い出

#32

第三章「糸はマキマキ、永遠にマキ込むは真気 編」第三十二話「真美さんは喋りたい」

部屋に沈む静寂を切り裂くように──インターホンが鳴った。
澄んだ電子音が壁を震わせ、五分の心臓も同時に揺らす。

「……来ちゃった」

恐怖にも似た予感があった。
この音の向こうには、間違いなく“濃い”人物がいる。
なんかもう、そういうフラグをビンビンに感じていた。

背後では、桃恵がニコニコと見守っている。
「頑張ってね♪」と言いたげな笑みが逆に怖い。

五分はそっとドアを開け──そして、言葉を失った。

そこ立っていたのは、
白い長髪に透き通るような肌、黒のラウンド(丸メガネ)
上品なオフィスカジュアルに、とんがり帽子。
しかも、五分と変わらない低身長の美少女。
そう、まるで「現代社会に転生した魔女」だ。
情報量の多さが脳は無〇空処し、
五分の思考は危うく無の境地へ旅立ちかけた。

そして、“情報の権化”が口を開く。

「あ、あの……大丈夫ですか?」

声は、驚くほど可愛い。
やわらかくて、どこか怯えてて。
──この見た目で声可愛いは情報の洪水。
だがらこそ、その格好とギャップが強すぎて脳がバグる。

「だ、大丈夫です。たぶん。」

五分の中で、現実と夢がせめぎ合う。
こうして、“謎の濃い作家”との邂逅が幕を開けた。

───────────────────────────────

家に上げると、早速マキアについて話を聞きたかったが、
まずは自己紹介という流れになった。

「えっと、初めまして。五分です。十六歳で……好きなものはミルク紅茶とチーズケーキ、です。」

慣れない言葉に照れを隠せず、妙なイントネーションになる。

「は、はじめまして……! ま、真美といいます……。よ、よろしゅくおねがいしゅます!」

噛んだ。
完全に噛んだ。
この瞬間、五分は確信した──この人、かなりのコミュ障である。

一呼吸置いて、真美が姿勢を正す。
柔らかな笑みの奥には、妙な光が宿っていた。

「それで、マキアというのは……?」

「……異能力ですっ✨!」

即答。
……平凡な質問には、平凡な答え。
しかも無駄にキラキラエフェクト付き。
説明になってないどころか、逆に謎が深まる。

沈黙再び。
気まずさ、レベルMAX。

五分は苦し紛れに話題変えた。

「え、えっと、真美さんって作家さんなんですよね? どんな作品を描いてるんですか?」

その瞬間、真美の瞳が光った。
いや、正確には“覚醒”した。

「あ、あの、顔近いです……っ//」

五分が照れるも、

───無視。

「よくぞ聞いてくれましたッ!!」

声が跳ね、空気が震える。
タブレットを取り出し、真美は語り始めた。

「私は! 陰キャコミ障ぼっちオタクを極めし者であり! 超天才美少女高嶺の花究極パーフェクト最高潮の至高であり、作家・作曲家・イラストレーター・か弱いOL魔女(※魔法は使えない)なのですっ!!」

「ちょ、ちょっと情報多い!詰め込みすぎぃ!!」

だが真美のテンションは止まらない。

「キュッフッフッフ!見てください!これが私のイラスト達っ!!」

フォルダを開くたびに画面が光り、数百枚の作品が溢れ出す。
イラストをスクロールしながら彼女は饒舌に語る。

「キュフフ……!!この髪質の質感を再現するために角度を110度に調整してぇ……!
 それでね、光源を変えたら──あ、でも五分さん!あなたが気になるのは私の小説の方ですね!?
 えぇ、そうですよね!? でも残念っ!未完なんですっ!!」

「い、いや、そんなに元気に断られても……」

「でもっ!どこまで描いたかなら教えますっ! 三章の三十二話まで!!
 その章では謎の作家がやってきて───あっ、でも、やっぱり秘密です!!完結したら読んでくださいねっ!!ルンルルーン♪」

もはやテンションのジェットコースター。
五分の頭の中には「誰だこの人」の文字しか浮かばなかった。

話は終わらない。
沈黙しても終わらない。
止めても止まらない。

「……は、はぁ……なるほど。すごいですねぇ……」

結局、マキアの正体を掴むことはできず、
真美は満足げに帰っていった──いや、正確には強制送還された。

五分は放心したまま、床に崩れ落ちる。

「……もう二度と長文は読みたくない……。」

───────────────

その夜。
月明かりの下で、真美は独り呟いた。

「フフッ……やはり五分さん。あなたは《Storyteller》のマキア……。
 これから描かれる思い出と物語が、楽しみですね。」

静かな夜に、物語の気配を落として消えた。

──彼女の微笑みはどこか物語の続きを知っているようだった。
ページ選択

作者メッセージ

《真美さんの優雅な時間》
こ、こんにちは、皆さん。初めまして真美です……!
私の作……いえ「僕のふざけた思い出」を見ていただきありがとうございます。
キュフフ……今回は結局マキについて語られませんでしたね…………。
で、でも!どこかで語られます!……多分。
なので今章も最後までみ、見て欲しいです!ガンバッテツクッテルノデ……
では、またね!

《作者コメント》
真美さんって既視感ありますね……一体誰なんでしょうか……キュフフ

2025/12/20 15:01

めっちゃええ感じ
ID:≫ 03IQsmMFoDW.o
コメント

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はめっちゃええ感じさんに帰属します

TOP