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僕のふざけた思い出

#29

第二章「伝説の龍は娘に怒ってます!編」 第二十九話「龍による戦い」

ロッキーとのババ抜き対決を終えた五分たちは、ついに“千虹龍”がいるとされる洞窟へとたどり着いていた。

「ついに……到着したね」

龍華はどこか嬉しそうな表情で呟いた。だがその声には、どこか覚悟を決めたような響きもある。

「そうだね……って全然関係ないんだけど、カレーって週3で食べてもいけるよね?」

「今その話いる!?空気読んで!あと絶対その場しのぎのボケでしょ!?」

さくら、即ツッコミ。

そんなやりとりを交えつつ洞窟の奥へ進んだ三人。
やがて彼らは、巨大な空洞へとたどり着く。
そこで、待ち構えていたのは、
因縁の敵であり、旅の目的───

「……千虹龍……!!」

空洞の中央に、背の高い羽の生えた美しい女性が立っていた。

その姿に魅了される五分とさくらは美しさに驚きを隠せなかった。
だが、五分は静かにその場を離れ、ゆっくりと千虹龍のもとへ歩み寄っていく。

(まさか……龍華のために……っ!)

「……千虹龍さん」

「なんだ?」

五分の真剣な背中と決意を見つめ、内心少し感動していた。

(五分……ついに、勇気を見せるのか……!)





しかし、現実は甘くなかった。


「トイレってどこですか?」


「はよ行けッ!!」


───場の空気は崩壊したが、いよいよ本題へ。

千虹龍と龍華、師弟の対峙。

「仲間を連れて、私に会いに来たか……」

「そうよ!私のゲームならまだしても、弟子を使って私を処刑なんて!!
自らかかって来なさいよ!!」

「……そうか、だが私は手を汚したくないのでね」

「──なんて卑劣な!!」

あまりの酷い言葉に龍華の怒りが爆発する。
唐突に千虹龍が指を鳴らす。

「悪いが──仲間たちには、消えてもらおう」

突然、五分とさくらの足元がパカッと割れ──

「「キャァァァァーッ!」」

「五分!さくら!」

叫び声とともに、二人は底の見えない深穴へと落下していった。
……残されたのは、千虹龍と龍華の二人だけ。

「五分たちを戻しなさい!!」

「これは……お前の問題だ、龍華。──お前には“処刑”を与える。
……ただそれだけだ。」

「ぐぬぬ……!」

龍華は拳を構える。構えたその瞬間──千虹龍の手から放たれたのは、虹色に輝く雷のブレス!

ビシャアアアッ!!

大空洞を大爆発が包み込む。その衝撃を受け流しながらも、龍華は攻撃を受けてしまう。

「私に勝てると思うな、龍華」

「ぐっ……!」

さらに千虹龍は羽ばたき、宙高く舞い上がると、翼から鋭い風の斬撃を連続で放つ!

バシュッ!バシュバシュッ!!

「ウゥッ……!」

龍華の体に次々と斬撃が当たる。血が飛び、膝をつきかける。

さらに千虹龍が、最後のトドメの一撃を構えたその時──

龍華が語る。

「千虹龍師匠……!この旅を得て知ったよ……、私たち龍族が、闘気によるパワーにより細胞を活発化させることで一時的に龍に変化するという、この意味を──!」

「脅しはやめなさい龍華」

しかし龍華が続けて呟く。

「細胞でもなんでも無かった……竜千化って、“決意”なんだよね」

「な、何を言って……!!」

叫びを上げる!

「竜千化(Draco Milleformis)ッ!!」

龍華の身体から、赤く燃えるような闘気が立ち昇る。
その姿を見て、千虹龍が焦りを見せる。

「ならば……!」

千虹龍はトドメの攻撃を解き放ち、大爆発が龍華を包み込む!

だが──煙の中から現れたのは、圧倒的な存在感を放つ巨大な赤き龍の姿だった!!

「──返してもらうよ、私の“仲間”も、“ゲーム”も、決意でねッ!!」

竜の姿となった龍華は──

そのまま洞窟の天井へと高く舞い上がり、口から赤き炎のブレスをぶちかました!

「ぐっ……!」

直撃──!

千虹龍はブレスが直撃し、怯む。
その隙を突き、龍華は尾を振りかざし、千虹龍を吹っ飛ばした。

バゴォッ!

「くっ……龍華……!」

吹き飛ばされながらも、千虹龍はすぐに態勢を立て直し、反撃の雷を構える。
腕から放たれるのは、美しくも恐ろしい虹色の雷ブレス!

バリバリバリィィン!!

──しかし届かない!

すでに龍華はその射線を外れていた。
龍の姿となった彼女は、かつてないほどの速度で飛翔し、巨大洞窟を縦横無尽に駆け抜けていた!

「師匠!!」

空中を駆けながら、龍華が叫ぶ!

「これが──私の力!この旅を通じて私は知ったんだ、決意を仲間のパワーをッ!その力が、今の私を支えてる──闘気による力を手にした私は、師匠を超える!」

紅き龍が咆哮を上げた。
その力は確かに、かつての龍華では及びもしなかった次元のものだった。

……だが。

千虹龍は静かに構え直すと、低く、落ち着いた声で告げた。

「……少し、“ワガママ娘”にしつけをしよう。」

「……!!」

「竜千化ッ(Draco Milleformis)!!」

その瞬間、千虹龍の全身に雷光が走る!
バチバチと弾ける音が空間を満たし、激しい爆発音とともに巨大なエネルギーが洞窟全体を包む!

ドォォォォォォン!!!

煙が舞い、空間が揺れ──その中から現れたのは──

「虹色の龍。」

それは、龍華を凌駕するほどの大きさと、美しさ、そして圧倒的な“格”を持っていた。
その体にまとわりつくのは、七色の雷。

目を見開く龍華。

「く、くっ、、」

「龍華……!」

雷鳴が轟く。
千虹龍は口を大きく開け、溜める──溜める──そして──

放つ!!

『虹雷閃光!!』

ズドォォォン!!!

空間を割るような轟音とともに、龍華はブレスの直撃を受ける──!

「うああぁぁぁっっ!!」

あまりの威力に耐えきれず、“竜千化”は強制的に解除されてしまった。
地面に叩きつけられ、煙を上げて倒れこむ。

「っ……く……!」

龍華は、動けなかった。

──“圧倒的な力”を前に動けないのだ。
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2025/10/09 16:14

めっちゃええ感じ
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