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僕のふざけた思い出

#16

第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十六話「爆弾はロリロリのねのね、なのね!」

ついに──炎王の本拠地「炎都バレリア」へと足を踏み入れた。
赤黒い溶岩が煮えたぎり、空気そのものが熱にうねる。

「じゃあいくぞ! パッとやって、ポだッ!」

「……つまり突撃ってことね」

「やっぱり……なんでそれが会議で通ったのよ……」

昨晩の作戦会議で決まったのは、なぜかクリチーの思いつき。
作戦名:パッとやってポ。
その中身は──ただの正面突破である。

「ごー!ごー!!!」

「勢いだけはすごいわね……」

五分を先頭に、三人は一気に敵兵を蹴散らす。
木刀が唸り、拳が火花を散らし、奇声混じりのぐるぐるパンチが炸裂する。
瞬く間に炎都の兵たちは吹き飛ばされ、石畳に転がった。

進軍は順調だった。……だが。

「ねぇ、みんな」

五分が立ち止まり、真剣な顔で振り返る。

「……コア壊すの忘れてない?」

「…………あ」

「軽っ!」

「な、何忘れてんのよ!? コアを壊さなきゃ五島の支配を阻止できないじゃない!」

「さくらも忘れてたでしょ!」

こうして三人は大事な使命を思い出し、コア探しへ。

──そして数分後。

「……見つけた」

円形広場の中心。
真紅のオーラを放つ巨大な装置が鎮座していた。
上部には、なぜかポップなフォントで……

《コア♡》

「なんで♡つけてんのよ!?」

「ラブリーだね♡」

「目立ちすぎでしょうが!!」

ツッコミも束の間。
クリチーが叫ぶ

『──みんな伏せてッ!』

轟音が響いた瞬間、爆煙が広場を覆い尽くした。
炎を裂き、ひとりの影が姿を現す。

小柄な少女。
奇妙な帽子をちょこんと乗せた外見は、子供そのもの。

「よくぞここまで来たのね……。私は“アカネ”。炎王直属の幹部なのね」

「ちっさ!」

「……ちっさい? でもあなたのプライドと身長よりは大きいと思うのね」

「…………」

五分の魂がスッと抜け落ちた。

───────────────────────────────────

「ふっ、おしゃべりは終わりなのね!」

アカネが両手を広げる。
次の瞬間──空間を埋め尽くすほどの爆弾が浮かび上がった。

「“爆弾”の恐ろしさ、見せてやるのねッ!!」

ヒューッ……!
ドゴォォォン!!

爆弾が雨のように降り注ぎ、広場が炎と衝撃で揺れる。
爆風に巻き込まれながら、五分は息を呑んだ。

「ぐ、グッ──?!」

飛来した手榴弾を、思わず手に掴んでしまう。

「早く捨てなさい!!」

さくらのツッコミで焦ると、炎を裂いて突進する。

「くっ……近づかせないのね!」

炸裂音が連続し、瓦礫が宙を舞う。
だがその破片が、偶然にも死角を生む。

「っ──今だッ!」

瓦礫を蹴り台にし、五分が一気に接近。
拳を振りかぶった瞬間──

「……ふっ、勝ったのね」

アカネの口元が歪む。

足元。
仕掛けられた地雷。

ドゴォォォォンッ!!!

爆炎が五分を呑み込んだ。

「五分!!!」

さくらの絶叫が響く。
アカネは勝ち誇り、指を天に掲げた。

「勝った! 第一章、完ッ!!」


───だが、煙の中から響く声。

「──誰が死んだって?」

「なっ……!?」

煙が晴れると、立っていた。
全身を焦がされながらも、五分は拳を構えていた。

「さっき手に持ってた手榴弾。あれを落として爆風で逃げたんだ……! 無傷じゃないけど、死んでなんかない!」

「お前、人間じゃないのね?!」

アカネは焦り、爆弾を乱射する。
だが、恐怖に震える腕では狙いが定まらない。

「な、なんで当たらないのねぇっ!?!???」

五分が迫る。
拳を構え、闘気が赤い稲妻を纏った。

「結局……口で“大きく”見せるしかないんだね。惨めだよ!」

その一言に、アカネの顔が真っ青に染まる。

「ドリャラァァッ!!!オラァァ!オラオラオラオラァ!!」

無数の拳が嵐のように叩きつけられる。
背後の《コア♡》ごと衝撃波に砕かれ──

ドォォォォォン!!!

炎の柱が天を突き、広場を呑み込んだ。

「や、やめて命だけは──!!」

泣き叫ぶアカネに、五分は最後の一撃を構える。

「オォォラァァ!!」

……ペチン。

デコピン一発。

「えっ……?」

しかし、それは十分だった。
アカネは白目を剥き、崩れ落ちる。

同時に《コア♡》が大爆発。
炎都の中心が崩れ落ち、火柱が空を焦がした。

爆風の中、五分は気絶したアカネを抱え、壁際へと吹き飛ばされる。
さくらとクリチーが駆け寄り、ボロボロの五分にすがりついた。

「五分っ!!!」

「ぐ……はっ……」

「よ、良かった……意識はある……!」

息も絶え絶えに笑う五分を、さくらが涙目で抱きしめる。

「心配したんだから……っ!!!」

五分は困惑しながらも、その温もりに小さく頷いた。

──戦いは、まだ終わっていない。

だが、確かに。
仲間と共に越えたこの瞬間こそが、勝利の証だった。
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作者メッセージ

《クリチーちゃんの日常紹介》
大変、大変!
爆発でいっぱいだよ〜!!時が戻るかと思っちゃうよ……
はぁ、こんな時こそ運命に勝ちたいよね〜!!
じゃ、まったねー!

いや、絶対勝とう!

2025/11/28 16:03

めっちゃええ感じ
ID:≫ 03IQsmMFoDW.o
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