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僕のふざけた思い出

#11

第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十一話「アニメみたいな設定?明かされた謎」

風がなびく、広大な草原。
地平線の向こうまで、緑が永遠に広がっている。

「ねえさくら、なんかさ……すごいな、ここ。マジでポ〇モン出てきそう。」

「出てくんな。世界観めちゃくちゃになるだろ。いや、もうだいぶめちゃくちゃだけどさ。」

「じゃあ言い直すよ。モンスターがいそう。草むらから急に『ワシャシャー!』って出てくる感じで。」

「ワシャシャーってなんだよ!?擬音のクセが強い!」

わいわいと軽口を叩きながら、三人は草原を歩く。
そんな中、クリチーが草むらをつま先でツンツンしていた。見た目はマスコットなのに、挙動は完全に不審者である。

「さくらはさ、信じる派? この草原に“幻の魔獣”がいるとか、“伝説の花”が咲いてるとか。」

「……そうね、信じるかも。最近、非現実的なものばっかり見てきたし。」

(いくつか心当たりがある……)

そんな会話の途中、ふとさくらが足を止めた。
そして振り返り、五分を真っ直ぐ見据える。

「そういえば……五分。あの蜘蛛との戦いのとき。あなた、赤いオーラをまとってたわよね。あれ……何?」

「えっ……」

五分は言葉を詰まらせる。

「目まで赤くなって……一瞬、別人みたいに強かった。あれ、能力なの?」

「す、超サ〇ヤ人……とか……?」

「お前は、z戦士か?!」

その瞬間。
クリチーが、くるりと振り返った。
いつものおちゃらけた雰囲気を消し、低く響く声で。

「……お主、知らぬようじゃな。あれは──“闘気”じゃ。」

「……闘気?」

(……じゃ?)

さくらも五分も、息を呑んだ。

「そう。闘気。それは……闘争心、感情、己の生を賭ける覚悟を具現化した力。肉体の限界を超え、魂の奥底から放たれるもの、」

その声は、草原の風すら張り詰めさせるような重みを帯びていた。
小さな体のクリチーから放たれる異様な迫力に、五分は言葉を失う。

「……得られる闘気は一つだけ。そしてその“色”によって、得られる力は変わる。そして、ごくま稀に──次元を超える“異能”を秘めた闘気を得る者がいる。その異能は覚悟の色によって多種多様だよ。」

五分の背に、あのときの赤い光が脳裏に蘇る。

(……あれが、僕の……?)

「その者は、常識を破り、物理法則すら踏み越える。闘気を得るとは……つまり“覚悟”を定義することかな」

──ぞくり。

さくらと五分の背中に、同時に震えるような戦慄が走った。
あまりにも格好良すぎる解説に、心臓が早鐘を打つ。

(クリチーってこんなに……こんなに頼れるやつだったの……!?)

空気を支配する緊張。
草原を渡る風音さえ、彼女の言葉を引き立てる。

そして、クリチーは一拍置いて──真剣な表情のまま言った。

「……ただひとつ、覚えてほしい。闘気の乱用は──避けること。」

五分は固唾を呑む。


「乱用すれば……“便秘”になるからね♪」

「「は?」」

張り詰めた空気が粉々に砕け散る。

「今までの鳥肌返せぇぇ!!」

「ちなみに最低でも一週間、しかも……けっこう硬いやつ。」

「なにその無駄に具体的な設定!!」

さくらが地面に崩れ落ち、五分は頭を抱えた。

「……深刻だね、それは……」

「納得するなぁぁぁぁッ!!」

草原に、爆笑と絶望の声がこだました。

──だが確かに、彼女らは知ったのだ。
“闘気”という力が、この世界に確かに存在することを。
それは今後の戦いを決定的に変える、運命の歯車だった。

風が、再び三人を包み込む。
ギャグと真実が入り混じる中、彼らの旅は続いていく──。
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作者メッセージ

《クリチーちゃんの日常紹介》
へっへーん聞いた聞いたー?
闘気ってものすごいんだよ〜!!
……ふふっ、五分も闘気デビューかー
私は異なるけどね♪
まったねー!

2025/11/28 15:41

めっちゃええ感じ
ID:≫ 03IQsmMFoDW.o
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