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誤った・不適切な表現等がございます、世界観としてお楽しみください。
朝日がまぶしく差し込む。五分の目の前には、いつも通りの顔ぶれ───
さくらとクリチー。しかし、なぜか旅館の朝食がなかったことに、全員の心は荒んでいた。
「旅館の朝食って、世界遺産じゃなかったんですか!?」
クリチーが叫び、顔を真っ赤にしながらおにぎりを頬張る。しかも、なぜか外で。
「旅館関係ないよね?!」
さくらが冷静にツッコミを入れるが、手にしたコンビニおにぎりが哀愁を帯びて見える。
「てか、五分。なんで女湯ののれん持ってんの?」
五分は慌てて手を挙げ、顔を赤くする。
「えっ、あっ、これは、あの、テヘ……」
「テヘじゃねえわ!!」
昨日の“事件”の名残を引きずりつつ、三人は荷物を背負い、旅を再開した。
───────────────────────────────────
そして数時間後。
「…あれ? これ、道あってる?」
広大な山道を抜けた先に、口を大きく開けた巨大な洞窟が現れた。
「ちょっと待って! この道、地図じゃ“Bルート:めちゃくちゃ暗い、たまに落とし穴あり”って書いてるんだけど!?」
「選びたくなさランキング堂々の1位やん!」
「でも他のルート、“Cルート:通ったら死ぬ”って書いてあるよ…」
「Cルートどうなってんだよ!!!」
ボケとツッコミが交錯する中、地図の隅には小さく『※Aルートは現在工事中(永久)』と記されていた。どこに工事が入っているのか、誰も知らない。
「よーし! じゃあ私が“クリチー探検隊”の隊長として突撃しまーす!
えーとじゃあ五分は“クリチー探検隊”の副隊長で、さくらは馬係な!」
「なんで私だけ職種ちがうの!?」
クリチーは先陣を切って洞窟に突撃した。仕方なく、五分とさくらもその後を追う。
──さらに1時間後。
「……はい、完全に迷子です!!」
「これ、フラグ回収の速度ギネス乗るぞ!!」
「僕、今なら“右手を壁に当て続ければ迷わない”って言った人に正座させて説教できる…!」
道はどこまでも同じような岩肌が続く。電波は届かず、頼れるのは己の直感と、ギャグ補正だけだった。
「誰かGPSついてないの? さくらとか内蔵されてそうじゃん」
「私は機械生命体じゃねぇ!!」
その瞬間、洞窟の奥から「ヌメェ…」という不気味な音が響いた。
「スライムだああああ!!」
「なんでこんなRPG的敵が実在すんの!? この物語世界観どうなってるの?!」
スライムの大群がうねうねと迫ってくる。逃げ惑う三人。
「五分、どうする!?」
「とりあえず叫んでおこう!!」
「戦えやーっ!!」
岩陰に隠れ、何とかやり過ごす三人。だが次の瞬間、天井から大量のコウモリが襲来した。
「今度は吸血コウモリ!? ステージ変わるの早すぎじゃない!?」
「展開がサザ●さん家くらい急!」
しかもコウモリは、五分の長い黒髪に群がり、ぐるぐる巻きにしていく。
「うわあああ! やめろ、僕の髪があーっ!!」
パニックの中、三人はさらに奥へと逃げ、ついに疲れ果てて座り込む。
「ねぇ……なんで旅してるだけで、精神的ダメージがこんなに……」
「五分が女湯で犯罪起こしたバチが当たったんだよ」
「だから誤解だって?!」
その時、洞窟の奥にうっすら光が差した。三人に希望の灯火が射し込む。
「……あれ、なんか明るくない?」
「やったー! 出られる! もうコウモリも岩も見たくない!」
三人は光に向かって駆け出した。洞窟の出口が、長くて恐ろしい迷宮の終わりを告げていた。
さくらとクリチー。しかし、なぜか旅館の朝食がなかったことに、全員の心は荒んでいた。
「旅館の朝食って、世界遺産じゃなかったんですか!?」
クリチーが叫び、顔を真っ赤にしながらおにぎりを頬張る。しかも、なぜか外で。
「旅館関係ないよね?!」
さくらが冷静にツッコミを入れるが、手にしたコンビニおにぎりが哀愁を帯びて見える。
「てか、五分。なんで女湯ののれん持ってんの?」
五分は慌てて手を挙げ、顔を赤くする。
「えっ、あっ、これは、あの、テヘ……」
「テヘじゃねえわ!!」
昨日の“事件”の名残を引きずりつつ、三人は荷物を背負い、旅を再開した。
───────────────────────────────────
そして数時間後。
「…あれ? これ、道あってる?」
広大な山道を抜けた先に、口を大きく開けた巨大な洞窟が現れた。
「ちょっと待って! この道、地図じゃ“Bルート:めちゃくちゃ暗い、たまに落とし穴あり”って書いてるんだけど!?」
「選びたくなさランキング堂々の1位やん!」
「でも他のルート、“Cルート:通ったら死ぬ”って書いてあるよ…」
「Cルートどうなってんだよ!!!」
ボケとツッコミが交錯する中、地図の隅には小さく『※Aルートは現在工事中(永久)』と記されていた。どこに工事が入っているのか、誰も知らない。
「よーし! じゃあ私が“クリチー探検隊”の隊長として突撃しまーす!
えーとじゃあ五分は“クリチー探検隊”の副隊長で、さくらは馬係な!」
「なんで私だけ職種ちがうの!?」
クリチーは先陣を切って洞窟に突撃した。仕方なく、五分とさくらもその後を追う。
──さらに1時間後。
「……はい、完全に迷子です!!」
「これ、フラグ回収の速度ギネス乗るぞ!!」
「僕、今なら“右手を壁に当て続ければ迷わない”って言った人に正座させて説教できる…!」
道はどこまでも同じような岩肌が続く。電波は届かず、頼れるのは己の直感と、ギャグ補正だけだった。
「誰かGPSついてないの? さくらとか内蔵されてそうじゃん」
「私は機械生命体じゃねぇ!!」
その瞬間、洞窟の奥から「ヌメェ…」という不気味な音が響いた。
「スライムだああああ!!」
「なんでこんなRPG的敵が実在すんの!? この物語世界観どうなってるの?!」
スライムの大群がうねうねと迫ってくる。逃げ惑う三人。
「五分、どうする!?」
「とりあえず叫んでおこう!!」
「戦えやーっ!!」
岩陰に隠れ、何とかやり過ごす三人。だが次の瞬間、天井から大量のコウモリが襲来した。
「今度は吸血コウモリ!? ステージ変わるの早すぎじゃない!?」
「展開がサザ●さん家くらい急!」
しかもコウモリは、五分の長い黒髪に群がり、ぐるぐる巻きにしていく。
「うわあああ! やめろ、僕の髪があーっ!!」
パニックの中、三人はさらに奥へと逃げ、ついに疲れ果てて座り込む。
「ねぇ……なんで旅してるだけで、精神的ダメージがこんなに……」
「五分が女湯で犯罪起こしたバチが当たったんだよ」
「だから誤解だって?!」
その時、洞窟の奥にうっすら光が差した。三人に希望の灯火が射し込む。
「……あれ、なんか明るくない?」
「やったー! 出られる! もうコウモリも岩も見たくない!」
三人は光に向かって駆け出した。洞窟の出口が、長くて恐ろしい迷宮の終わりを告げていた。
- 1.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第一話「原点にして底辺」
- 2.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第二話「ペットの田中さん」
- 3.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第三話「遂に始動!暑い原因はバナナかも?」
- 4.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第四話「干物とプリンと決意」
- 5.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第五話「果てしなき思い出はここから」
- 6.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第六話「ナルシストと自撮り棒は紙一重」
- 7.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第七話「誘惑のお姉さん」
- 8. 第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第八話「洞窟遭難 前編」
- 9.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第九話「洞窟遭難 後編」
- 10.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十話「主人公の定義」
- 11.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十一話「アニメみたいな設定?明かされた謎」
- 12.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十二話「ごめんねクリチー。 前編」
- 13.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十三話「ごめんねクリチー。 後編」
- 14.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十四話「再来!誘惑お姉さん!驚異的だからみんなで逃げたい」
- 15.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十五話「静かな夜の思い出」
- 16.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十六話「爆弾はロリロリのねのね、なのね!」
- 17.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十七話「“厄雷の翠”」
- 18.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十八話「タイトル回収♪」
- 19.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第十九話「黄金の絆」
- 20.第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第二十話「暖かな時間」
- 21.第二章「伝説の龍は娘に怒ってます!編」 第二十一話「野菜畑の田中さん」
- 22.第二章「伝説の龍は娘に怒ってます!編」 第二十二話「あの恐ろしき角は冒険の予感?」
- 23.第二章「伝説の龍は娘に怒ってます!編」 第二十三話「実にくだらない」
- 24.第二章「伝説の龍は娘に怒ってます!編」 第二十四話「まな板と失われた尊厳」
- 25.第二章「伝説の龍は娘に怒ってます!編」 第二十五話「非情」
- 26.第二章「伝説の龍は娘に怒ってます!編」 第二十六話「パンツの替えが必要だ」
- 27.第二章「伝説の龍は娘に怒ってます!編」 第二十七話「龍華を賭けてババ抜き対決〜°・*:.。.☆ うふーん♡ 前編♡」
- 28.第二章「伝説の龍は娘に怒ってます!編」 第二十八話「龍華を賭けてババ抜き対決〜°・*:.。.☆ うふーん♡ 後編♡」
- 29.第二章「伝説の龍は娘に怒ってます!編」 第二十九話「龍による戦い」
- 30.第二章「伝説の龍は娘に怒ってます!編」 第三十話「Duo Nexus ―交差する絆―」
- 31.第三章「糸はマキマキ、永遠にマキ込むは真気 編」第三十一話「ピンクの嵐は突然に」
- 32.第三章「糸はマキマキ、永遠にマキ込むは真気 編」第三十二話「真美さんは喋りたい」
- 33.第三章「糸はマキマキ、永遠にマキ込むは真気 編」第三十三話「ひまりさんと(仮)ヒロイン」
- 34.第三章「糸はマキマキ、永遠にマキ込むは真気 編」第三十四話「優しい会話」
- 35.第三章「糸はマキマキ、無限に絡むは真気 編」第三十五話「モブは引き立て役じゃないよ、モブは裏の勇士さ 前編」
- 36.第三章「糸はマキマキ、無限に絡むは真気 編」第三十六話「モブは引き立て役じゃないよ、モブは裏の勇士さ 後編」
- 37.第三章「糸はマキマキ、無限に絡むは真気 編」第三十七話「信じているよ、本当に」
- 38.第三章「糸はマキマキ、無限に絡むは真気 編」第三十八話「綺羅ちゃんとしてよろしくね」
- 39.第三章「糸はマキマキ、無限に絡むは真気 編」第三十九話「急なデートは今すぐにも」