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僕のふざけた思い出

#7

第一章「火災保険は入っとけ!みんな大ピンチ!?編」 第七話「誘惑のお姉さん」

「ふぅ〜〜〜……最高〜!」

温泉宿の柔らかい布団に身を沈めながら、五分は思わず声を漏らした。
旅の疲れもあって、今すぐにでも寝落ちしそうになる……のだが。

「うぅ……お腹減った」


すると、隣の部屋から、いや、廊下の向こう側から──
水が滴る音が聞こえる、旅で流した汗を流しさっぱりしたい!

「……うむ、まずはお風呂だね」


五分はしばし天井を見つめていたが、何かに取り憑かれたようにむくりと起き上がり、温泉へと足を運ぶ。

「どうしよう……ここフルーツミルクとさらにバニラミルクなんぞある……」

究極の選択、風呂上りに素晴らしい一杯になるだろう。
しかし、お風呂に入る前にミルクを飲むなど言語両断、五分にも、理性と社会性くらいはある。
究極の選択を前に、喉がごくりと鳴った。
否か───!




「人生、時には決断が必要!」

下手すぎる言い訳を呟きながら、バニラミルクを飲んだ。
鏡に映る自分の白い口に罪悪感がせめぎ合う。


「よし、私は今日からある意味“生犯罪者”だね」

暖簾の端がふわりと揺れた。潜ろうとした、その瞬間。

「“性犯罪者”って?」



「あっ……いや、そういう意味じゃなくて」

ドンピシャのタイミングで目の前に現れたのは、濃い赤髪の美しい女性。
濡れた髪から滴る水滴が、白いバスタオルにしっとり吸い込まれていく。
タオルで無造作に髪を拭う仕草すら、妙に艶っぽい。

視線が合う。
五分の心臓が、ひときわ強く跳ねた。

「……ふーん、変態さんなの?」

「えっ、ええっと……て」

「ふーん"性犯罪者"……そっかそっか、」

「いや、それは意味が違くて……!ことばのあやというか…」

女性はクスッと笑い、潤んだ瞳を細める。

「ふーん、小っちゃい体なのに大胆だね?ふふ、むっつりちゃん♥」

「……!? むっ、むっつりちゃ──」

その言葉を遮るように、姫奈は五分の口元をふわりと手で塞ぐ。
ほんのり温かい掌と、近づく吐息。距離はもう、数センチ。

「私、名前、千竜姫奈(せんりん・ひめな)。覚えといて。むっつりちゃん」

さらに顔を近づけると吐息が耳元をくすぐった。理性も限界だ。

「ねぇ、“性犯罪者”って“どんなこと”するの?」

「えっ…そ、それはもちろん――んっん!?」

艶やかな唇をほころばせながら、姫奈が五分の頬をムニムニとつねる。
近い。近すぎる。ほんのり甘い石鹸の香りが、胸を焦がした。

「へへっ、ごめんごめん。あまりにも反応が“かわいい”から、でもその反応、分からないみたいだね?//」

「……」

しばらく黙り込むと、五分がオドオドと口を開く。

「あの、やめませんか?誤解をさせてしまったことは謝ります。しかし決してやましい気持ちで発言したわけではありません、だから――」

あわあわする五分のその言葉に、姫奈はニヤリと笑った。
次の瞬間、手をぐっと掴まれる。
勢いで姫奈を壁に押し付ける形になり、心臓が跳ね上がる。

ドン!

すぐ目の前にある、濡れたままの頬。
胸を隠すタオルを掴み胸を強調した。
赤みがさしているのは湯上がりのせいか、それとも──。


「じゃあ、私が“性犯罪者”にしてあげる♥」

「…えっ?」

吐息が触れるほどの距離で見つめられ、思考が真っ白になる。
姫奈の頬はほんのり熱を帯び、わずかに揺れる瞳がどこか甘い。
……飲み込むのに、時間がかかる。


──と、その時だった。

背後から、鋭い殺気が走る。

「……ごふん?」

振り向けば、仁王立ちのさくら。
その隣で、金属バットを構えるクリチー。

「あっ、」

一瞬で立場は最悪。
状況的に、完全にクロである。

「なにしてるの?殺すよ?」

怒気と呪気を帯びたさくらの声に、五分は死を悟る。

「いや、これは……違う! 誤解! 誤解!」

しかし追い打ちをかけるように、クリチーが呟く。

「ねぇ、さくら五分のあの口、“白い”よ」

「まってそれは牛にゅ――」

彼女が終わりを悟ったその時。
さくらの瞳が真っ赤に光り、クリチーのバットが振り上げられる。

─────その後彼女を見た者はいなかったと言う……。
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作者メッセージ

《鬼二ノ地獄、修羅ノ夜》

五分……!!
人の道を踏み外すなんていい度胸ね!
口の中にロールケーキぶち込み───

さくらちゃんストーップ!それ違う人だから!!

2025/11/28 15:14

めっちゃええ感じ
ID:≫ 03IQsmMFoDW.o
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