「マイカお姉様」
「?なぁに、マリア?」
私は今日、マイカお姉様に事情を説明しようと思う。
殿下に近づき予知夢の言い伝えを聞いたので、「これから起こるかもしれない未来」として説明できるから説明が楽かも。
マイカお姉様は、私とは似ていない。
私は長めの茶髪の髪に緑色の瞳でどこにでもいそうな令嬢だが、マイカお姉様は長くサラサラな金髪の髪に葵妖艶な瞳がとても美しい。
性格も優しくお淑やかで私と大違いなため、(お姉様を信用してないとかそういうのじゃないけど)未だ血のつながりを疑ってしまう。
「マイカお姉様、お茶会をしませんか?私、とっても美味しいとっておきの飲み物をを手に入れまたのです。きっとマイカお姉様も気に入りますわ」
「あら。いいわね。是非お茶会、しましょう」
そうして私とお姉様はお茶会を開くことにした。
ここは我が家の庭。
一つの白いテーブルが置いてあり、イスも凝ったデザインのものを置いている。庭といい感じに馴染んでいて私のお気に入りの場所だ。
「マイカお姉様、こちらがお茶です」
「ありがとう。いただくわ」
そう言ってカップを口に運ぶ。
「!美味しいわね。どこで手に入れたの?」
「リィアリェイ隣国からお取り寄せ致しました。マイカお姉様を驚かせたくて……」
「あら、ありがとう」
マイカお姉様の笑顔が眩しい。
最初は他愛のない話をしていたけれど、そろそろ本題を切り出そう。
「突然ですが、マイカお姉様は、《赤黒い空に雨と雷》と聞くと何を連想しますか?」
「?赤黒い空に雨と雷?そうねぇ……」
そこでお姉様は目を細めて言う。
「世界の終わりを連想するわ」
……やっぱり違う。
私は毎ループごとにお姉様にこの質問をする。
するとお姉様は毎回違うことを答えるのだ。
多分理由は毎回問う時期が違うのが原因だろうが……そのお姉様の返答が毎回いい線をいってるのだ。
例えば1回目は「世界の未来に関わること」。2回目は「人々の命を刈り取る悪夢」と答えていた。
そして今回はもう大正解と言ってもいいだろう。
「で、その赤黒い空と雷、雨……がどうかしたの?」
「……実は、私が前々から見る夢の話なんですけど……」
私はマイカお姉様に夢のこと、予知夢かもしれないとサネア殿下が言っていたこと、夢が一年後くらいに実現するかもしれないと言うことを話した。まぁ本当は夢の話じゃなく今の所確定してる未来なんだけど。
「まぁ……そうなの、この世界が滅亡……平和だからあまり考えたことがなかったわ」
お姉様の言うとおりこの世界は大昔以来戦争をしておらずすごく平和だ。
だから世界の滅亡なんて私も一回経験するまでは深く考えたことがなかった。
「けれど、もしその未来が……世界が滅ぶ未来が待っているのなら、今から対策しておいて損はありません。協力してくださいませんか、マイカお姉様」
マイカお姉様の目を真っ直ぐ見据えてそういうと、
「そうね。わかったわ。協力する。けれど一つだけ質問をしてもいい?」
「はい、なんなりと」
「第一王子……サネア殿下とはいつ仲良しになったの?」
私はその質問に紅茶を喉に詰まらせてしまった。
「あらあら大丈夫?」
「っ姉様……そんな、仲良く、なんてなってません」
「あら?でも裏庭で一緒に話したのでしょう?」
「それは……この夢をいち早く殿下に知らせるためです。王族を味方に得れるとはすごく心強いので」
「……そうなの。いい雰囲気にはならなかった?」
期待を込めた瞳で見てくるお姉様。
お姉様、笑顔が怖いです……!!
「なってませんよ!!……ちょっと、『もっと話したい』って言われただけで……ッ」
「なってるじゃない!」
……アレ?お姉様の笑顔の怖さが増したような。
「っなってませんから!もうこの話はいいでしょう?!」
「……そうね、また進展があったら教えて頂戴」
そう言ってお姉様は紅茶を飲んだ。
[太字][中央寄せ]マイカお姉様、攻略完了。[/中央寄せ][/太字]
ーー次は……、
「ダニエルにでも頼ってみようかしら」
私は最近会ってない友人の名前を口に出す。
最重要人物リストに載っていた、私の友人。
[太字][中央寄せ]ーー次の攻略対象 ダニエル・ライト[/中央寄せ][/太字]
「?なぁに、マリア?」
私は今日、マイカお姉様に事情を説明しようと思う。
殿下に近づき予知夢の言い伝えを聞いたので、「これから起こるかもしれない未来」として説明できるから説明が楽かも。
マイカお姉様は、私とは似ていない。
私は長めの茶髪の髪に緑色の瞳でどこにでもいそうな令嬢だが、マイカお姉様は長くサラサラな金髪の髪に葵妖艶な瞳がとても美しい。
性格も優しくお淑やかで私と大違いなため、(お姉様を信用してないとかそういうのじゃないけど)未だ血のつながりを疑ってしまう。
「マイカお姉様、お茶会をしませんか?私、とっても美味しいとっておきの飲み物をを手に入れまたのです。きっとマイカお姉様も気に入りますわ」
「あら。いいわね。是非お茶会、しましょう」
そうして私とお姉様はお茶会を開くことにした。
ここは我が家の庭。
一つの白いテーブルが置いてあり、イスも凝ったデザインのものを置いている。庭といい感じに馴染んでいて私のお気に入りの場所だ。
「マイカお姉様、こちらがお茶です」
「ありがとう。いただくわ」
そう言ってカップを口に運ぶ。
「!美味しいわね。どこで手に入れたの?」
「リィアリェイ隣国からお取り寄せ致しました。マイカお姉様を驚かせたくて……」
「あら、ありがとう」
マイカお姉様の笑顔が眩しい。
最初は他愛のない話をしていたけれど、そろそろ本題を切り出そう。
「突然ですが、マイカお姉様は、《赤黒い空に雨と雷》と聞くと何を連想しますか?」
「?赤黒い空に雨と雷?そうねぇ……」
そこでお姉様は目を細めて言う。
「世界の終わりを連想するわ」
……やっぱり違う。
私は毎ループごとにお姉様にこの質問をする。
するとお姉様は毎回違うことを答えるのだ。
多分理由は毎回問う時期が違うのが原因だろうが……そのお姉様の返答が毎回いい線をいってるのだ。
例えば1回目は「世界の未来に関わること」。2回目は「人々の命を刈り取る悪夢」と答えていた。
そして今回はもう大正解と言ってもいいだろう。
「で、その赤黒い空と雷、雨……がどうかしたの?」
「……実は、私が前々から見る夢の話なんですけど……」
私はマイカお姉様に夢のこと、予知夢かもしれないとサネア殿下が言っていたこと、夢が一年後くらいに実現するかもしれないと言うことを話した。まぁ本当は夢の話じゃなく今の所確定してる未来なんだけど。
「まぁ……そうなの、この世界が滅亡……平和だからあまり考えたことがなかったわ」
お姉様の言うとおりこの世界は大昔以来戦争をしておらずすごく平和だ。
だから世界の滅亡なんて私も一回経験するまでは深く考えたことがなかった。
「けれど、もしその未来が……世界が滅ぶ未来が待っているのなら、今から対策しておいて損はありません。協力してくださいませんか、マイカお姉様」
マイカお姉様の目を真っ直ぐ見据えてそういうと、
「そうね。わかったわ。協力する。けれど一つだけ質問をしてもいい?」
「はい、なんなりと」
「第一王子……サネア殿下とはいつ仲良しになったの?」
私はその質問に紅茶を喉に詰まらせてしまった。
「あらあら大丈夫?」
「っ姉様……そんな、仲良く、なんてなってません」
「あら?でも裏庭で一緒に話したのでしょう?」
「それは……この夢をいち早く殿下に知らせるためです。王族を味方に得れるとはすごく心強いので」
「……そうなの。いい雰囲気にはならなかった?」
期待を込めた瞳で見てくるお姉様。
お姉様、笑顔が怖いです……!!
「なってませんよ!!……ちょっと、『もっと話したい』って言われただけで……ッ」
「なってるじゃない!」
……アレ?お姉様の笑顔の怖さが増したような。
「っなってませんから!もうこの話はいいでしょう?!」
「……そうね、また進展があったら教えて頂戴」
そう言ってお姉様は紅茶を飲んだ。
[太字][中央寄せ]マイカお姉様、攻略完了。[/中央寄せ][/太字]
ーー次は……、
「ダニエルにでも頼ってみようかしら」
私は最近会ってない友人の名前を口に出す。
最重要人物リストに載っていた、私の友人。
[太字][中央寄せ]ーー次の攻略対象 ダニエル・ライト[/中央寄せ][/太字]