「……どうしたものか」
ファリア・キルマに転生してから3日の時が過ぎた。
とりあえず小説を思い出しながら屋敷の人にファリア・キルマの中身が違うことを悟られないように振る舞ってみた。
口調等真似ると案外気付かれずに過ごすことができた。
だけど、問題は学園生活よね。
今日でファリアの通っている学校の冬休みが終わり、明日から学園に通うことになるのだが。
……今私は、ファリアの学園鞄を前にして呆然としている。
[太字]なんと、ファリアの学園の宿題が一個も進んでいなかったのである。[/太字]
「中身が入れ替わるまで結構な時間あっただろうに……何してたのファリア」
夏休みの宿題を後回しにして遊んで最終日に後悔する系の性格か?
「何はともあれ、この宿題を終わらせないとね……今日は徹夜かも……」
私は見てみぬふりをしたいほど量がある宿題に手をつけた。
「お嬢様、顔色がお悪いですよ」
「……うん……そうね……」
乾いた声で返事をした。
徹夜で宿題を終わらせるべく頑張って寝る間も惜しまず勉強し続けた。
その結果、宿題は終わらなかった。
ちくしょうあと2枚なんだよ!!
でもこの世界のご令嬢はドレスを着たりヘアアレンジに凝ったりしてるから身支度に時間がかかる。
身支度の時間削れば多分全部終わったのに……!!
私、新学期早々に「宿題終わりませんでした!!」って告白して教師に怒られないといけないの?クラスメイトにバカにされないといけないの??やだなぁ……。
でももし小説のファリアなら、
『もうどうにでもなれ、ですわ!』
高笑いをしながらこう言うであろう。
「先生!宿題が完了しませんでした!」
「私も」「アタシも」「俺も」「僕も」「私も」
……あれぇ?
学園に行って、小説に書いてあったファリアの教室の場所を思い出しながら教室に到達して、いざ教師に暴露しようとすると、他の生徒が宿題を忘れたと告白しだした。
……この中に上手く混ざればいいんじゃない?
それに、見てみると宿題7枚残りとかの生徒がいる。私、結構やりきった方なのでは?
努力を惜しまないって大切ね。
確かファリアのセリフにこんな名言(?)があったはず。
[大文字]『とりあえず努力を惜しまないことを推奨いたしますわ』[/大文字]
と。
勇気を出して先生に言う。
「先生……わたくしも宿題を忘れてしまいましたわ」
「なんだ、ファリアもか?珍しい。まぁいい全員提出しろ!」
無事宿題提出完了。
ただ、
「ファリア……なんだこの有様は?」
と先生に訝しげな目を向けられた。
「お前は毎回宿題は完璧に終わらせて提出してきてくれただろ。なのに今回は本当に珍しいな。残り2枚までやったとはいえ、中身は殆ど間違っている。字も汚い」
そりゃそうよ。
こっちの世界の社会とか、いくら小説を読んでいても知らないわ!許せ!
算数は日本と変わらなかったけど。
文字は転生得点で読めたけれど、書くのは慣れないし。
ていうかファリア、今まではちゃんと宿題やってたんじゃないの!
なんで今回に限ってやってないの?せめて途中までやってよ!!
そんなことを思っているとクラスメイトにクスクスと笑われる。
これから上手くやっていけるかすごく心配になる学園初日だった。
ファリア・キルマに転生してから3日の時が過ぎた。
とりあえず小説を思い出しながら屋敷の人にファリア・キルマの中身が違うことを悟られないように振る舞ってみた。
口調等真似ると案外気付かれずに過ごすことができた。
だけど、問題は学園生活よね。
今日でファリアの通っている学校の冬休みが終わり、明日から学園に通うことになるのだが。
……今私は、ファリアの学園鞄を前にして呆然としている。
[太字]なんと、ファリアの学園の宿題が一個も進んでいなかったのである。[/太字]
「中身が入れ替わるまで結構な時間あっただろうに……何してたのファリア」
夏休みの宿題を後回しにして遊んで最終日に後悔する系の性格か?
「何はともあれ、この宿題を終わらせないとね……今日は徹夜かも……」
私は見てみぬふりをしたいほど量がある宿題に手をつけた。
「お嬢様、顔色がお悪いですよ」
「……うん……そうね……」
乾いた声で返事をした。
徹夜で宿題を終わらせるべく頑張って寝る間も惜しまず勉強し続けた。
その結果、宿題は終わらなかった。
ちくしょうあと2枚なんだよ!!
でもこの世界のご令嬢はドレスを着たりヘアアレンジに凝ったりしてるから身支度に時間がかかる。
身支度の時間削れば多分全部終わったのに……!!
私、新学期早々に「宿題終わりませんでした!!」って告白して教師に怒られないといけないの?クラスメイトにバカにされないといけないの??やだなぁ……。
でももし小説のファリアなら、
『もうどうにでもなれ、ですわ!』
高笑いをしながらこう言うであろう。
「先生!宿題が完了しませんでした!」
「私も」「アタシも」「俺も」「僕も」「私も」
……あれぇ?
学園に行って、小説に書いてあったファリアの教室の場所を思い出しながら教室に到達して、いざ教師に暴露しようとすると、他の生徒が宿題を忘れたと告白しだした。
……この中に上手く混ざればいいんじゃない?
それに、見てみると宿題7枚残りとかの生徒がいる。私、結構やりきった方なのでは?
努力を惜しまないって大切ね。
確かファリアのセリフにこんな名言(?)があったはず。
[大文字]『とりあえず努力を惜しまないことを推奨いたしますわ』[/大文字]
と。
勇気を出して先生に言う。
「先生……わたくしも宿題を忘れてしまいましたわ」
「なんだ、ファリアもか?珍しい。まぁいい全員提出しろ!」
無事宿題提出完了。
ただ、
「ファリア……なんだこの有様は?」
と先生に訝しげな目を向けられた。
「お前は毎回宿題は完璧に終わらせて提出してきてくれただろ。なのに今回は本当に珍しいな。残り2枚までやったとはいえ、中身は殆ど間違っている。字も汚い」
そりゃそうよ。
こっちの世界の社会とか、いくら小説を読んでいても知らないわ!許せ!
算数は日本と変わらなかったけど。
文字は転生得点で読めたけれど、書くのは慣れないし。
ていうかファリア、今まではちゃんと宿題やってたんじゃないの!
なんで今回に限ってやってないの?せめて途中までやってよ!!
そんなことを思っているとクラスメイトにクスクスと笑われる。
これから上手くやっていけるかすごく心配になる学園初日だった。