王に嫌われた后は
#1
一話 気弱な王妃・麗
賢嶺ー
ここに、王である政遠がいました。
政遠には美しい妻・麗がいました。
ですが政遠は麗が嫌いでした。
それは愛妾・麟がいたからです。
「全く!誰のおかげで王になれたと思っているのかしら」
麗の侍女・蘭が憤って言いました。
「陛下の悪口はおよしなさい。どうせ、悪口なんて言っても変わらないのだから」
「そもそも姫さまの気が弱いんですよ!もっとしゃっきりなさって!」
「それぐらいわかってるわ。でもどれだけ頑張ろうと、陛下は見向きもしないの。」
「姫さま…私は辛いです。なんであの庶民の麟とやらが陛下の愛妾に…!」
蘭が唇を噛み締めます。
でも、麗はもう諦めていました。
政遠は見向きもしない…自分の夫であったから、権力を得られたのに。
(私は政略の駒にされたってことね…)
そう思うと麟とやらをとても恨めしく思いますが…
思うだけじゃどうにもなりませんでした。
ここに、王である政遠がいました。
政遠には美しい妻・麗がいました。
ですが政遠は麗が嫌いでした。
それは愛妾・麟がいたからです。
「全く!誰のおかげで王になれたと思っているのかしら」
麗の侍女・蘭が憤って言いました。
「陛下の悪口はおよしなさい。どうせ、悪口なんて言っても変わらないのだから」
「そもそも姫さまの気が弱いんですよ!もっとしゃっきりなさって!」
「それぐらいわかってるわ。でもどれだけ頑張ろうと、陛下は見向きもしないの。」
「姫さま…私は辛いです。なんであの庶民の麟とやらが陛下の愛妾に…!」
蘭が唇を噛み締めます。
でも、麗はもう諦めていました。
政遠は見向きもしない…自分の夫であったから、権力を得られたのに。
(私は政略の駒にされたってことね…)
そう思うと麟とやらをとても恨めしく思いますが…
思うだけじゃどうにもなりませんでした。