数日後ー
古都麻呂から文が届きました。
「えーっ!?」
「こ、古都麻呂殿がぁ…右大臣の息子ぉ…?」
卯ノ花の君は訳がわかりません。
すると文の端に、何か書いてありました。
【私は父上に頼まれて、農民姿で貴族の家を回れと言われましたが、泊めていただけたのは、あなた方だけでした】
「わざわざあのような怪我までなさって…」
するとなんだか卯ノ花の君の頬が赤付きました。
「まあ卯ノ花の姫様、どうなさったの?」
「そうよ、真っ赤になっちゃって」
すると卯ノ花の君は小声で
「だって…」
と文を指さします。
文をよくよく見ると、
『あなた方に恋焦がれています』
と書かれていました。
「まあ、こんな率直に…かわいい」
古塚はふふっと笑いましたが…これは一大事でした。
「これはいけぬ!」
晴路はそう言って身を乗り出しました。
(私の愛娘を嫁にやるなど…!)
「ま、まあ殿は二人が可愛くてしょうがないんでしょう…」
でも女の子は年頃になるものです。
古塚は苦笑いしました。
すると、またまた数日後ー
再び古都麻呂から文がきました。
「私宛て…?」
今回は月夜の君宛てです。
【あなたが好きです】
「えーっ…わ、私が…?」
でも家の中で一番驚いたのは、何を隠そう春もでした。
(月夜が…!嫁なんてありえん!ブツブツ…)
そのことを知った卯ノ花の君は泣き出してしまいました。
「姉君ひどい…!私はこんなに古都麻呂様が好きだというのに…!」
さすがに卯ノ花の君がかわいそうなので、月夜はこう返事を書きました。
【私では不釣り合いだと思いますので、お断りさせていただきますが、これでは惜しいので、妹の卯ノ花の君を嫁にでもお迎えください】
すると結局、卯ノ花の君は、古都麻呂と結婚することになりました。
「姉君、ありがとう!」
本当は月夜の君も恋焦がれていたのですが、卯ノ花の君の笑顔の方が何倍も月夜の君にとっては嬉しいことでした。
古都麻呂から文が届きました。
「えーっ!?」
「こ、古都麻呂殿がぁ…右大臣の息子ぉ…?」
卯ノ花の君は訳がわかりません。
すると文の端に、何か書いてありました。
【私は父上に頼まれて、農民姿で貴族の家を回れと言われましたが、泊めていただけたのは、あなた方だけでした】
「わざわざあのような怪我までなさって…」
するとなんだか卯ノ花の君の頬が赤付きました。
「まあ卯ノ花の姫様、どうなさったの?」
「そうよ、真っ赤になっちゃって」
すると卯ノ花の君は小声で
「だって…」
と文を指さします。
文をよくよく見ると、
『あなた方に恋焦がれています』
と書かれていました。
「まあ、こんな率直に…かわいい」
古塚はふふっと笑いましたが…これは一大事でした。
「これはいけぬ!」
晴路はそう言って身を乗り出しました。
(私の愛娘を嫁にやるなど…!)
「ま、まあ殿は二人が可愛くてしょうがないんでしょう…」
でも女の子は年頃になるものです。
古塚は苦笑いしました。
すると、またまた数日後ー
再び古都麻呂から文がきました。
「私宛て…?」
今回は月夜の君宛てです。
【あなたが好きです】
「えーっ…わ、私が…?」
でも家の中で一番驚いたのは、何を隠そう春もでした。
(月夜が…!嫁なんてありえん!ブツブツ…)
そのことを知った卯ノ花の君は泣き出してしまいました。
「姉君ひどい…!私はこんなに古都麻呂様が好きだというのに…!」
さすがに卯ノ花の君がかわいそうなので、月夜はこう返事を書きました。
【私では不釣り合いだと思いますので、お断りさせていただきますが、これでは惜しいので、妹の卯ノ花の君を嫁にでもお迎えください】
すると結局、卯ノ花の君は、古都麻呂と結婚することになりました。
「姉君、ありがとう!」
本当は月夜の君も恋焦がれていたのですが、卯ノ花の君の笑顔の方が何倍も月夜の君にとっては嬉しいことでした。