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有無力者

#169

救世主の過去は、絶望の塊

千羽が道を歩く
千羽「…手当てはしてもらえたが、きついな…。ん?」
千羽が見たものとは…
男児1「お前の能力カッケェ!」
男児2「だろ?俺の能力、鴉は、飛行できるんだぜ?」
女児「でも、いつも、カラスみたいな見た目だよね」
男児2「なんか、産まれた時から半カラスと半人間みたいな感じらしいよ!」
千羽「異形人…有能力日、無能力日問わず人外の見た目、もしくは、能力に合った生物の意匠が遺伝子に組み込まれる…。ダメだ…異形人を見るとやっぱ辛くなるわ…。なぁ、オフクロ、オヤジ。」
〜十数年前、能力が発現してからしばらく経った頃〜
千羽は、田舎の村に住んでいた
千羽「ねぇ…お母さん、今日は帰ってくる?」
[漢字]千鶴[/漢字][ふりがな]ちづる[/ふりがな]「帰って来れたらね。」
千羽の母で、鶴のような意匠を持つ千鶴が答える
[漢字]魔炎[/漢字][ふりがな]まえん[/ふりがな]「…今日こそ就職しろよ!それに、酒も買ってこい!」
千羽の父の魔炎がそう言う
千鶴「待ってください!能力が使えるようになってから、ずっと鶴のような見た目になっていて…働けるところもなく、ご近所さんからも村八分にされていて、スーパーにも行けないんです!行くんだったら、あなたが行ってください!」
魔炎「俺が誰かわかってんのか?」
千羽「なら、お父さんが仕事すればいいじゃん!ママみたいに動物みたいな姿じゃないんじゃん!」
魔炎「静かにしろ!俺は、コイツのせいで仕事がなくなったんだ!」
この頃は、異形人への差別も酷かった
千鶴「千羽、もういいわ。それに、あなたにも、翼が生えてる。この事がバレないようにね」
千羽「…うん。」
千鶴「千羽に手を出さないでくださいね。行ってきます」
千鶴が家を出る
魔炎「さっきはよくやってくれたな!気分が悪い!」
数分後、魔炎は家を出る
千羽「ごめん…なさい」
千羽が魔炎を追いかける
千羽「待ってよ!お父さん!」
千羽が家を出るのを見計らったかのように、村に住んでた人たちが、千羽の家に落書きを始める。数分、数十分、数時間…その日から、この家から光は消えた
千羽「ここ…どこ?お父さんは?」
千羽は山の中に入ってしまったのか、遭難していた
村民「大丈夫かい?君?」
村に住む老人が、千羽に声をかける
千羽「あの…迷っちゃって……ここはどこですか?」
村民「迷ってしまったのか、とりあえず、今日はもう遅い、今日はワシの家に泊まらないか?」
千羽「でも…知らない人についていったらダメって…」
村民「まぁまぁ、おいで。」
千羽「ありがとう…ございます」
千羽は、村民に着いていく。
村民「転ばないようにね。美味しいご飯も作るから」
村民は、かすかに微笑む
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2026/05/16 20:05

GURO
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