すると、
[大文字][大文字][斜体]「ね、ねぇヤマオ………。このアヤカシさん、た、退治……できるかなぁ………?」
『うん、私と居ればきっとね』[/斜体][/大文字][/大文字]
突如として、[下線]ツインテールの11歳ほどの少女[/下線]が現れた。
フリルがひらひらと付いたロリータ服を着ており、明らかにここの生徒ではない。
そしてその少女の後ろには、日本神話に登場する巨大な蛇の怪物……
[下線][漢字]八岐大蛇[/漢字][ふりがな]ヤマタノオロチ[/ふりがな][/下線]がいた。
何の前触れもなく現れた少女と人外に、星乃は動揺を隠せない。
「え、え……? あの子今どうやって……? え…」
『ふわぁ〜…!』
動揺している星乃とは裏腹に、夭煙は呑気にあくびなんかしている。
「ね、ねぇ夭煙。あの子、どっから現れた………?」
『 “どこから” って…? ちゃんと見てた? 突然現れたろ』
当たり前のように夭煙が答えた。……もう訳が分からない。
[大文字][大文字][大文字][斜体][太字][大文字]『キィィイイイイイイ!!!』[/大文字][/太字][/斜体][/大文字][/大文字][/大文字]
突然アヤカシが奇声を上げた。
花から生えた触手は、バタバタと暴れ回っている。
(怒ってる? 威嚇してる? ……てか鳴けたんや…)
そんなことを考えつつ、少女と人外の成り行きを見守る。
[大文字][大文字]「よ、よし……! ヤマオ、いくよ…」
『承知しました』[/大文字][/大文字]
そう八岐大蛇の人外は答えて、大きな尻尾を振り下ろした。
[太字][大文字][大文字]ドォオン!![/大文字][/大文字][/太字]
「うわ……!?」
物凄い高音と共に、埃と煙が舞った。
アヤカシと、少女と人外の影だけが微かに目視できる。
何か起こったのかはイマイチよく分からない。
「マジやばいんだけど……。しかもよく見えんし」
眉の間にしわを寄せて、文句を言う。
一見余裕そうに見えるが、本当は心の中は不安と恐怖でいっぱいなのだ。
(あのゴスロリの子がやられたら、次はアタシが襲われる……!!)
『ん。見えづらいか?』
[大文字][斜体]サァアア__[/斜体][/大文字]
夭煙が左から右へ手をかざし、煙を取っ払ってくれた。
「おぉ~。まぁアンタ、仮にも煙の人外だしね」
『なんか一言多いな…』
(で、あのアヤカシはどうなったの!?)
興味と好奇心と不安の眼差しで、煙の向こうに食いついた。
[大文字][大文字]「マジで……?!」[/大文字][/大文字]
そこには[斜体][大文字]倒れているアヤカシと、少女[/大文字][/斜体]がいた。
[斜体][大文字]人外も、少女の背中を守るように佇んでいる。[/大文字][/斜体]
「つよ……」
………いつも賑やかで楽しそうな廊下には、今、誰かの血が落ちている。
掲示物や窓ガラスもビリビリに裂け、地獄を物語っている。
そこに佇む、気弱そうな少女と巨大な人外。
アヤカシは綺麗な砂になって、サァアアとどこかに消えてしまった。
星乃は、ただ黙っていることしかできなかった。
すると、
[太字][大文字][大文字]ダッ! ダッ! ダッ![/大文字][/大文字][/太字]
少女が一歩一歩大げさに、近づいて来た。
「えっ、え? ……ちょ、夭煙!」
困惑する星乃。夭煙に助けを求めるも、スーっと遠くに逃げられる。
『アハハ。星乃がんば〜』
夭煙は星乃と違い、他人事と面白そうに笑っている。
そんなことをしている間に、少女はもう星乃に触れられる距離まで来ていた。
そして、大きく顔を見上げて一言。
[大文字]「あなた……[/大文字][大文字][大文字][大文字][太字][斜体]アヤカシ退治、しないっ………?」[/斜体][/太字][/大文字][/大文字][/大文字]
[太字][大文字][大文字][大文字]「へ?」[/大文字][/大文字][/大文字][/太字]
[大文字][大文字][斜体]「ね、ねぇヤマオ………。このアヤカシさん、た、退治……できるかなぁ………?」
『うん、私と居ればきっとね』[/斜体][/大文字][/大文字]
突如として、[下線]ツインテールの11歳ほどの少女[/下線]が現れた。
フリルがひらひらと付いたロリータ服を着ており、明らかにここの生徒ではない。
そしてその少女の後ろには、日本神話に登場する巨大な蛇の怪物……
[下線][漢字]八岐大蛇[/漢字][ふりがな]ヤマタノオロチ[/ふりがな][/下線]がいた。
何の前触れもなく現れた少女と人外に、星乃は動揺を隠せない。
「え、え……? あの子今どうやって……? え…」
『ふわぁ〜…!』
動揺している星乃とは裏腹に、夭煙は呑気にあくびなんかしている。
「ね、ねぇ夭煙。あの子、どっから現れた………?」
『 “どこから” って…? ちゃんと見てた? 突然現れたろ』
当たり前のように夭煙が答えた。……もう訳が分からない。
[大文字][大文字][大文字][斜体][太字][大文字]『キィィイイイイイイ!!!』[/大文字][/太字][/斜体][/大文字][/大文字][/大文字]
突然アヤカシが奇声を上げた。
花から生えた触手は、バタバタと暴れ回っている。
(怒ってる? 威嚇してる? ……てか鳴けたんや…)
そんなことを考えつつ、少女と人外の成り行きを見守る。
[大文字][大文字]「よ、よし……! ヤマオ、いくよ…」
『承知しました』[/大文字][/大文字]
そう八岐大蛇の人外は答えて、大きな尻尾を振り下ろした。
[太字][大文字][大文字]ドォオン!![/大文字][/大文字][/太字]
「うわ……!?」
物凄い高音と共に、埃と煙が舞った。
アヤカシと、少女と人外の影だけが微かに目視できる。
何か起こったのかはイマイチよく分からない。
「マジやばいんだけど……。しかもよく見えんし」
眉の間にしわを寄せて、文句を言う。
一見余裕そうに見えるが、本当は心の中は不安と恐怖でいっぱいなのだ。
(あのゴスロリの子がやられたら、次はアタシが襲われる……!!)
『ん。見えづらいか?』
[大文字][斜体]サァアア__[/斜体][/大文字]
夭煙が左から右へ手をかざし、煙を取っ払ってくれた。
「おぉ~。まぁアンタ、仮にも煙の人外だしね」
『なんか一言多いな…』
(で、あのアヤカシはどうなったの!?)
興味と好奇心と不安の眼差しで、煙の向こうに食いついた。
[大文字][大文字]「マジで……?!」[/大文字][/大文字]
そこには[斜体][大文字]倒れているアヤカシと、少女[/大文字][/斜体]がいた。
[斜体][大文字]人外も、少女の背中を守るように佇んでいる。[/大文字][/斜体]
「つよ……」
………いつも賑やかで楽しそうな廊下には、今、誰かの血が落ちている。
掲示物や窓ガラスもビリビリに裂け、地獄を物語っている。
そこに佇む、気弱そうな少女と巨大な人外。
アヤカシは綺麗な砂になって、サァアアとどこかに消えてしまった。
星乃は、ただ黙っていることしかできなかった。
すると、
[太字][大文字][大文字]ダッ! ダッ! ダッ![/大文字][/大文字][/太字]
少女が一歩一歩大げさに、近づいて来た。
「えっ、え? ……ちょ、夭煙!」
困惑する星乃。夭煙に助けを求めるも、スーっと遠くに逃げられる。
『アハハ。星乃がんば〜』
夭煙は星乃と違い、他人事と面白そうに笑っている。
そんなことをしている間に、少女はもう星乃に触れられる距離まで来ていた。
そして、大きく顔を見上げて一言。
[大文字]「あなた……[/大文字][大文字][大文字][大文字][太字][斜体]アヤカシ退治、しないっ………?」[/斜体][/太字][/大文字][/大文字][/大文字]
[太字][大文字][大文字][大文字]「へ?」[/大文字][/大文字][/大文字][/太字]