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【大型(?)参加型】今日から君も、マフィアの一員 [参加、受け付け中でございます〜! 残り2枠!]

#13

潜入調査篇 〚少女〛

[太字]タッタッタ…[/太字]

「ん?」


嶐来の後ろにある棚と棚の間を、黒のローブを着た影が通り過ぎていった。
一瞬で分かりづらかったが、誰かが走っていったのは確かだ。


「何だ、アレ…?」
「なんか通ったね。お化けかもよ」
[大文字]「はぁあっ!?」[/大文字]
「アハハ、冗談」
「び、びっくりさせんなやッ……!」



[大文字][大文字]「とにかく、アレ追いかけてみようか」[/大文字][/大文字]



[水平線]
嶐来の提案で、走り過ぎていった謎の影を追いかけることになった。
2人は棚と棚の間を全力ダッシュ。

いつもとは違う、ディーラーの動きにくいスーツに少し苛立ちを感じながらも、
高い高い棚の間に目線を配る。


が、あの影どころかネズミ一匹見つけられない。
(クソ、どこにもいねぇじゃねーかよ……)

いつまで探しても前にも後ろにもその影はおらず、完全に見失ってしまったようだ。

目の前を走っていた嶐来がその足を止め、くるりと振り向く。
「うん……。なんか、見失ったみたーい」
全く感情のこもっていない声で、嶐来はそう言った。


すると、
[大文字][大文字][太字]「おーい!! そこのお前ら! どっちかでいいから、こっちの方を手伝ってくれー!!」[/太字][/大文字][/大文字]
別のディーラーから、そう叫ばれた。
何やらカジノの方の人手が足りないらしい。

「俺、あんましカジノとか分かんねぇから……。お前が、行けよ…!」
「………おけ。じゃ、行ってくるわー」
そう言って、[漢字]表[/漢字][ふりがな]カジノ[/ふりがな]へ行く嶐来の背中を見つめる。


嶐来がバックヤードから出る扉を開けたとき、屑人は少しため息を吐いた。

(なんか、スッキリしねぇ………。一体何なんだ…?)

屑人は正体のわからない、先ほどからのモヤモヤを抱えながら
再び棚と棚の間に目線を配り、あの影を探し始める。






[太字][大文字][太字]ガタッ[/太字][/大文字][/太字]

「!」


しばらく探していたであろうその時、バックヤードの奥から物音がした。

もしかしたら……と、屑人は真っ先に、物音がした方へ走る。


物音がしたその場所は、バックヤードの一番端で、
あの謎のダンボールが山のように積み上げられていた。
恐らく、人ひとりは隠れることができる…。

一つずつ、積み上げられたダンボールを下ろしていく。


そこに居たのは………。

[大文字][大文字][大文字][太字]「やめてくださいっ! もう、勘弁してくださいぃ……!!」[/太字][/大文字][/大文字][/大文字]
「はぁ……?」

黒いローブを着た、頭を抱えちょこんと座り、小刻みに震えている少女だった。
黄金の髪を二つに結んでおり、眼は透き通った青をしている。

黒いローブ……。屑人たちが追いかけた “影” は、この少女だったという訳だ。


少女は少し間を空けてから、勘づいたように叫んだ。

[大文字][大文字]「ハッ![/大文字] あなたも私を売る気なんでしょ!? そうなんでしょ!? [大文字]キャー!! 助けてくださいぃ!!!」[/大文字][/大文字]
カジノ中に響き渡るような大声で、少女は叫ぶ。

「いやいやいやいや!!! ちょっと待っt」
[大文字][大文字][漢字]「やめてください! 近づかないでっ!!!」[/漢字][ふりがな][/ふりがな][/大文字][/大文字]
「いや、違ッ」
[大文字][大文字]「誰かーっ! 助けてくださいー!! 変態に触られますぅう!!」[/大文字][/大文字]
[大文字][太字]「変態じゃねーよッ!!」[/太字][/大文字]


「ハァ…ハァ……! 何なんだお前!!」
「それはこっちのセリフですよ! 何なんですかあなたぁ!!」
お互いに睨み、指を差し合う。



[大文字][大文字][太字]「おい!! ここに居たぞ!!」[/太字][/大文字][/大文字]
突然、近くから男の大声が聞こえた。
まるで仲間がいるような…この少女を探していたような…。そんな口ぶりだ。

「っ! ヤバ…!」
少女の顔が真っ青になる。


「と、とにかく逃げなきゃ……!」
震える声でそう言って、少女は手をついて立ち上がった。
足も手も声も……とても震えている。

それによく見れば、足に怪我をしているではないか。

「あ、あなたも早く逃げた方がいいですよ…!」
少し足を引きずって、少女は歩き始めようとする。

近くで大勢の足音と、銃をセットする音が聞こえる。

「…私のことは………。大丈夫なので…っ」








[大文字][大文字][下線][斜体]「いやお前、大丈夫じゃねぇだろ」[/斜体][/下線][/大文字][/大文字]


[太字]ふわり…[/太字]

そう言って、屑人は少女を抱きかかえる。


「へっ? いやでも! 私のことは…!」
「うるせぇよ。足怪我してんだろ? んでお前、アイツらに追われてんだろ?」
「…は…い………」

[大文字]「追われてる理由は知らねぇが、[大文字][斜体]____困ってるお前を、知らねぇことにする訳にはいかなくてな」[/斜体][/大文字][/大文字]

作者メッセージ

今さらなんですが、カジノにバックヤードとかってあるんでしょうかね……? 何かなさそう…

私も屑人くんみたくカッコ良くなりたいですね〜!(願望)

さて、少女はなぜここに居るのか、なぜ追いかけられているのか……? 次回もお楽しみに〜!

2025/12/28 16:27

芥無 -Akutamu-
ID:≫ 041JsGYGfUrmU
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暴力表現マフィアバトル大型参加型参加型

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