もうすっかり日が暮れてしまって、街頭が怪しく道を照らす頃。
「茜に言われてここに来てみたけどよ、ホントにここに子どもがいるのか……?」
屑人は、とある廃墟に来ていた。
20階建てほどのビルが闇夜に照らされている。
そこはもう使われなくなったビルらしく、幽霊でも出そうな雰囲気が漂っている。
「……………いやいやいや!! お化けに? ビビってる? 俺が? ん、んなわけねぇしっ……!」
そう言った屑人の声は震えている。
決意を固めて、廃墟に足を踏み入れる。
屑人は周りを警戒しながら、幽霊に対して盛大にビビりながら、廃墟を探索した。
結局廃墟の中はスプレーなどのポップな落書きがほとんどで、[漢字]人気[/漢字][ふりがな]ひとけ[/ふりがな]は全く感じられなかった。
本当にここに誘拐された子どもがいるのだろうか。
(茜も、“噂程度”だって言ってたしな……)
すると、18階ぐらいのビルの階段を上っているところで、とある違和感に気づいた。
(明かりがついてる……?)
このフロアから、明かりが漏れている。
明かりが漏れているということは、[太字]人が居る[/太字]ということだ。
音を立てないよう、慎重に階段を上る。上り切った後、階段近くの壁に背を向けて息を潜める。
静かな空間に屑人の心臓の音がこだまする。
「!」
よく聞くと、人の話し声が聞こえる。
「……だな。……………で、…………だった」
「あぁ、…………なら………………そうだ」
「………………に、………して……だ」
「わかっ……よ」「…了解」
男3人の声だ。話し声はあまりに小さくて、上手く聞き取れない。
(わからねぇ………話し声は3人だが、他にももっとたくさん敵がいるのか……?)
相手にバレないよう壁に身を潜めているので、詳しいことはわからない。
突撃する……には、あまりにもリスクが高すぎる。
目視できない限り、敵の人数、武器、そして肝心の子どもがいるかどうかはわからず、とても危険なのだ。
(いや、そもそも子どもを誘拐した敵のヤツらなのか………? 第三の組織ってことも……)
第三の組織ともなれば、友好的な組織か攻撃的な組織かによっても変わってくる。
[大文字][大文字]「む゙ーっ!! ゔーーっ!」[/大文字][/大文字]
「ったくよ………せぇな」
「……子ども………ちま…ぜ」
「いや、…………だ。………………い」
[大文字]今、確かに、子どもの唸り声が聞こえた。[/大文字]
聞いてみるにどうやらガムテープか何かで、口をきけなくされているらしい。
その後の男たちの会話を聞くと、どうやらこの男たち、敵組織の組員に違いないようだ。
(どうする……? ほぼ確定したとして間違いねぇ…!
後は[大文字]俺がコイツらに勝てるかどうかだ……!!)[/大文字]
「茜に言われてここに来てみたけどよ、ホントにここに子どもがいるのか……?」
屑人は、とある廃墟に来ていた。
20階建てほどのビルが闇夜に照らされている。
そこはもう使われなくなったビルらしく、幽霊でも出そうな雰囲気が漂っている。
「……………いやいやいや!! お化けに? ビビってる? 俺が? ん、んなわけねぇしっ……!」
そう言った屑人の声は震えている。
決意を固めて、廃墟に足を踏み入れる。
屑人は周りを警戒しながら、幽霊に対して盛大にビビりながら、廃墟を探索した。
結局廃墟の中はスプレーなどのポップな落書きがほとんどで、[漢字]人気[/漢字][ふりがな]ひとけ[/ふりがな]は全く感じられなかった。
本当にここに誘拐された子どもがいるのだろうか。
(茜も、“噂程度”だって言ってたしな……)
すると、18階ぐらいのビルの階段を上っているところで、とある違和感に気づいた。
(明かりがついてる……?)
このフロアから、明かりが漏れている。
明かりが漏れているということは、[太字]人が居る[/太字]ということだ。
音を立てないよう、慎重に階段を上る。上り切った後、階段近くの壁に背を向けて息を潜める。
静かな空間に屑人の心臓の音がこだまする。
「!」
よく聞くと、人の話し声が聞こえる。
「……だな。……………で、…………だった」
「あぁ、…………なら………………そうだ」
「………………に、………して……だ」
「わかっ……よ」「…了解」
男3人の声だ。話し声はあまりに小さくて、上手く聞き取れない。
(わからねぇ………話し声は3人だが、他にももっとたくさん敵がいるのか……?)
相手にバレないよう壁に身を潜めているので、詳しいことはわからない。
突撃する……には、あまりにもリスクが高すぎる。
目視できない限り、敵の人数、武器、そして肝心の子どもがいるかどうかはわからず、とても危険なのだ。
(いや、そもそも子どもを誘拐した敵のヤツらなのか………? 第三の組織ってことも……)
第三の組織ともなれば、友好的な組織か攻撃的な組織かによっても変わってくる。
[大文字][大文字]「む゙ーっ!! ゔーーっ!」[/大文字][/大文字]
「ったくよ………せぇな」
「……子ども………ちま…ぜ」
「いや、…………だ。………………い」
[大文字]今、確かに、子どもの唸り声が聞こえた。[/大文字]
聞いてみるにどうやらガムテープか何かで、口をきけなくされているらしい。
その後の男たちの会話を聞くと、どうやらこの男たち、敵組織の組員に違いないようだ。
(どうする……? ほぼ確定したとして間違いねぇ…!
後は[大文字]俺がコイツらに勝てるかどうかだ……!!)[/大文字]
- 1.恨んで、恨んで。
- 2.柏樹屑人の生き方篇 〚エンカウント〛
- 3.柏樹屑人の生き方篇 〚マフィア〛
- 4.アジトへ!
- 5.初任務篇 〚情報の手がかりを〛
- 6.初任務篇 〚廃墟にて〛
- 7.初任務篇 〚ぶっ飛ばす!〛
- 8.初任務篇 〚陰と呟き〛
- 9.ゲーム室にて
- 10.自己紹介と、雑談と、「またね!」
- 11.潜入調査篇 〚任務、引き受けりゃいいんだろ?!〛
- 12.潜入調査篇 〚謎の影〛
- 13. 潜入調査篇 〚少女〛
- 14.潜入調査篇 〚戦闘準備〛
- 15.潜入調査篇 〚どうして〛
- 16.潜入調査篇 〚フラッシュバック〛
- 17.潜入調査篇 〚予兆〛
- 18.潜入調査篇〈嶐来side〉 〚時間稼ぎ!〛
- 19.潜入調査篇〈嶐来side〉 〚ただいま交戦中 -上-〛
- 20.潜入調査篇〈嶐来side〉 〚ただいま交戦中 -下-〛
- 21.潜入調査篇 〚目を覚ます〛
- 22.潜入調査篇 〚終わりと……始まり!〛
- 23.休暇をプレゼント!