(どうする……? ほぼ確定したとして間違いねぇ…!
後は俺がコイツらに勝てるかどうかだ……!!)
[大文字][大文字]「ゔーっ!!!」[/大文字][/大文字]
[太字]ギュイイイイン[/太字]
次に子どもの唸り声と、チェーンソーの音が聞こえたときには
もう飛び出していて、チェーンソーを持った男を蹴り飛ばしていた。
飛び出したときに、椅子に手足を縛られている子どもがちらっと見えた。
子どもを護るように、子どもの方を背にして男たちに拳を構える。
敵はやはり3人。1人はチェーンソーを、1人は銃を、1人は小刀を持っていた。
それに対して、こちらは素手。
常識的に考えて、屑人が勝てる訳がない。
[大文字][大文字]が、[/大文字][/大文字]
[大文字][斜体]武器などでは埋まらない圧倒的な実力の差が、ここにあった。[/斜体][/大文字]
屑人が男たちの方へ踏み込むと、男たちは怖気付きながらも武器を構えた。
まずは小刀を持った男からだ。
小刀をブンブンとなりふり構わず振り回し、顔からもその必死さが見て取れる。
しかし振り回している割には、屑人に擦りもしない。
「おらッ」
屑人の軽い蹴りだけで、男が手に持っていた小刀は何処かへと飛んで行ってしまった。
「う、あぁ……」
男から力ない声が漏れた。その場にへな…と腰を抜かす。
次は銃の男だ。
[太字]バンッ! バンッ![/太字]
男は何発も銃を撃ったが、一弾も当たらない。
屑人はまだピンピンしているのに、男は息を切らしている。
半笑いで言った。
「おいおい、冗談だろ? 全ッ然当たってねぇぞ……!?」
男の背後にするりと回り込み、手から銃を叩き落とす。
[大文字][大文字]「クソっ!!!」[/大文字][/大文字]
何を思ったのか、この男は屑人に殴りかかった。
屑人の顔面を狙った拳は宙を切り、代わりに[漢字]鳩尾[/漢字][ふりがな]みぞおち[/ふりがな]に拳を喰らう。
「ガハッ」
男は眠るように気絶してしまった。
そして最後はチェーンソーを持った男……なのだが、その姿はもうどこにもなかった。
逃げ出したのだろうか。
(あんなヤツが外に出たらヤベェ! いや待て、俺の任務は子どもを連れ戻すことだろ……?
まずはこの子どもを助け出さねぇと…! 敵の情報も気になるけどよ、優先すべきことはコッチだ!)
椅子に縛られた子どもを早く自由にしなければ。
そう考えて、まずは子どもの口に貼られたガムテープを取った。
「もう大丈夫だ! 俺が来てやったからな」
この子どもの第一声は、何を言うかと思えば………。
[大文字][大文字]「おそいぞっ! どれだけまってやったと思ってる!!」[/大文字][/大文字]
「…………は?」
[大文字]「むかえに来るのがおそいのだ!! まってやったのだから、かんしゃしろよっ!」[/大文字]
(んだよこの生意気なクソガキはッッ……!!!!)
明らかに幼稚園児であろう外見と、少し舌足らずなことも相待って、最高にイラっとくる。
火山のように噴火しそうな、湧き出る怒りを抑えつつ屑人は全力で笑顔を作る。
「寂しかったんだよねぇ〜! ………ね、ねぇ〜僕?」
「こどもあつかいをするな! オレは、[大文字][下線]西園寺ヒカル[/下線][/大文字]さまだぞ!!」
いや、そんな小さい体で思いっきり威張られても………。
「と、とにかく! お前の父さんがお前のこと必死で探してたんだ。ほら、帰るぞ!!」
「いやだ!!」
「はぁ!?」
「父さまから、“しらない人についていくな”と言われている! その上、オマエはなんかあやしい!!!」
「はい!? いやいやいやいや!! 俺、お前、助ける!! そのために来たんだよ!!」
これは、ヒカルを連れて行くには少し苦労しそうだ………。
[太字][大文字]ギュイイイイイイン!![/大文字][/太字]
突然、チェーンソーの音が背後で鳴った。
「しまったッ」
振り向くと、そこには姿を消したチェーンソーの男がいた。
(さっき俺が取り逃したからだ……)
頭の中が後悔で埋め尽くされる。
咄嗟にその場にいたヒカルを押して、ヒカルだけでも逃そうとする。
ヒカルは驚きと不安の表情でいっぱいだ。
(この近さなら、俺はもう間に合わねぇ。
申し訳ねぇな、せめてヒカルだけでも逃げてくれりゃあ………)
屑人はヒカルと目線を合わせるためにしゃがんでいた。
すぐには反応して動くことはできない。
覚悟して、目を瞑る。
その次の瞬間、
[太字][大文字][太字]ガキンッッ!!![/太字][/大文字][/太字]
何かと何かがぶつかる音がした。
振り向くと、そこには…………。
[大文字][大文字]「誰だ? お前………?」[/大文字][/大文字]
後は俺がコイツらに勝てるかどうかだ……!!)
[大文字][大文字]「ゔーっ!!!」[/大文字][/大文字]
[太字]ギュイイイイン[/太字]
次に子どもの唸り声と、チェーンソーの音が聞こえたときには
もう飛び出していて、チェーンソーを持った男を蹴り飛ばしていた。
飛び出したときに、椅子に手足を縛られている子どもがちらっと見えた。
子どもを護るように、子どもの方を背にして男たちに拳を構える。
敵はやはり3人。1人はチェーンソーを、1人は銃を、1人は小刀を持っていた。
それに対して、こちらは素手。
常識的に考えて、屑人が勝てる訳がない。
[大文字][大文字]が、[/大文字][/大文字]
[大文字][斜体]武器などでは埋まらない圧倒的な実力の差が、ここにあった。[/斜体][/大文字]
屑人が男たちの方へ踏み込むと、男たちは怖気付きながらも武器を構えた。
まずは小刀を持った男からだ。
小刀をブンブンとなりふり構わず振り回し、顔からもその必死さが見て取れる。
しかし振り回している割には、屑人に擦りもしない。
「おらッ」
屑人の軽い蹴りだけで、男が手に持っていた小刀は何処かへと飛んで行ってしまった。
「う、あぁ……」
男から力ない声が漏れた。その場にへな…と腰を抜かす。
次は銃の男だ。
[太字]バンッ! バンッ![/太字]
男は何発も銃を撃ったが、一弾も当たらない。
屑人はまだピンピンしているのに、男は息を切らしている。
半笑いで言った。
「おいおい、冗談だろ? 全ッ然当たってねぇぞ……!?」
男の背後にするりと回り込み、手から銃を叩き落とす。
[大文字][大文字]「クソっ!!!」[/大文字][/大文字]
何を思ったのか、この男は屑人に殴りかかった。
屑人の顔面を狙った拳は宙を切り、代わりに[漢字]鳩尾[/漢字][ふりがな]みぞおち[/ふりがな]に拳を喰らう。
「ガハッ」
男は眠るように気絶してしまった。
そして最後はチェーンソーを持った男……なのだが、その姿はもうどこにもなかった。
逃げ出したのだろうか。
(あんなヤツが外に出たらヤベェ! いや待て、俺の任務は子どもを連れ戻すことだろ……?
まずはこの子どもを助け出さねぇと…! 敵の情報も気になるけどよ、優先すべきことはコッチだ!)
椅子に縛られた子どもを早く自由にしなければ。
そう考えて、まずは子どもの口に貼られたガムテープを取った。
「もう大丈夫だ! 俺が来てやったからな」
この子どもの第一声は、何を言うかと思えば………。
[大文字][大文字]「おそいぞっ! どれだけまってやったと思ってる!!」[/大文字][/大文字]
「…………は?」
[大文字]「むかえに来るのがおそいのだ!! まってやったのだから、かんしゃしろよっ!」[/大文字]
(んだよこの生意気なクソガキはッッ……!!!!)
明らかに幼稚園児であろう外見と、少し舌足らずなことも相待って、最高にイラっとくる。
火山のように噴火しそうな、湧き出る怒りを抑えつつ屑人は全力で笑顔を作る。
「寂しかったんだよねぇ〜! ………ね、ねぇ〜僕?」
「こどもあつかいをするな! オレは、[大文字][下線]西園寺ヒカル[/下線][/大文字]さまだぞ!!」
いや、そんな小さい体で思いっきり威張られても………。
「と、とにかく! お前の父さんがお前のこと必死で探してたんだ。ほら、帰るぞ!!」
「いやだ!!」
「はぁ!?」
「父さまから、“しらない人についていくな”と言われている! その上、オマエはなんかあやしい!!!」
「はい!? いやいやいやいや!! 俺、お前、助ける!! そのために来たんだよ!!」
これは、ヒカルを連れて行くには少し苦労しそうだ………。
[太字][大文字]ギュイイイイイイン!![/大文字][/太字]
突然、チェーンソーの音が背後で鳴った。
「しまったッ」
振り向くと、そこには姿を消したチェーンソーの男がいた。
(さっき俺が取り逃したからだ……)
頭の中が後悔で埋め尽くされる。
咄嗟にその場にいたヒカルを押して、ヒカルだけでも逃そうとする。
ヒカルは驚きと不安の表情でいっぱいだ。
(この近さなら、俺はもう間に合わねぇ。
申し訳ねぇな、せめてヒカルだけでも逃げてくれりゃあ………)
屑人はヒカルと目線を合わせるためにしゃがんでいた。
すぐには反応して動くことはできない。
覚悟して、目を瞑る。
その次の瞬間、
[太字][大文字][太字]ガキンッッ!!![/太字][/大文字][/太字]
何かと何かがぶつかる音がした。
振り向くと、そこには…………。
[大文字][大文字]「誰だ? お前………?」[/大文字][/大文字]
- 1.恨んで、恨んで。
- 2.柏樹屑人の生き方篇 〚エンカウント〛
- 3.柏樹屑人の生き方篇 〚マフィア〛
- 4.アジトへ!
- 5.初任務篇 〚情報の手がかりを〛
- 6.初任務篇 〚廃墟にて〛
- 7.初任務篇 〚ぶっ飛ばす!〛
- 8.初任務篇 〚陰と呟き〛
- 9.ゲーム室にて
- 10.自己紹介と、雑談と、「またね!」
- 11.潜入調査篇 〚任務、引き受けりゃいいんだろ?!〛
- 12.潜入調査篇 〚謎の影〛
- 13. 潜入調査篇 〚少女〛
- 14.潜入調査篇 〚戦闘準備〛
- 15.潜入調査篇 〚どうして〛
- 16.潜入調査篇 〚フラッシュバック〛
- 17.潜入調査篇 〚予兆〛
- 18.潜入調査篇〈嶐来side〉 〚時間稼ぎ!〛
- 19.潜入調査篇〈嶐来side〉 〚ただいま交戦中 -上-〛
- 20.潜入調査篇〈嶐来side〉 〚ただいま交戦中 -下-〛
- 21.潜入調査篇 〚目を覚ます〛
- 22.潜入調査篇 〚終わりと……始まり!〛
- 23.休暇をプレゼント!