今宵、あなたの生贄となりましょう。

年に一度、生贄の娘を神社にて神に捧げなければならなかった。
暗い暗い森を抜けた先にある神社。そばにある井戸に刃で軽く指を切り、血を一滴垂らし、神にこう願う。
《あなた様の今宵の生贄は私です。》
これを言っている間に震えてはならない。
言い終わったら、そのまま井戸に飛び込む。
こうして、一年一年生贄を捧げてきた。人々は、村からいなくなる娘たちに、お礼と涙を流し、震えながら毎日を送っていた。
そして、その生贄と選ばれる娘はランダムで、赤い手紙が送られてくると、生贄とならなければならない。
それに背き、逃げ出したら極刑とされていた。
しかし、ある日主人公の友達に一通の赤い手紙が…。
震え泣く友達を放って置けなかった主人公____リイリン・マレウットは、ある決断をする。

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