文字サイズ変更

最強男子達は溺愛したい♡

#34

〜朝食の時間〜

[太字][大文字]♡朝から[/大文字][/太字]


 昨日の夜、鳳凰(ほうおう)さんにメッセを送った。

『承知。』

 それだけ返ってきた。
 普通の人は、承知とか言わないから、やっぱり何か隠し事をしていそうだった。
 で、でも、そういうキャラなのかもしれない!
 私も小学生の時、『菜乃愛ちゃんって、おっとりした喋り方なのにじゃじゃ馬みたいな感じだよね〜!』と、一番の友達に言われてしまった。
 そんなに、暴れてないと思うんだけど…。
 昔好きだった男子には、『俺、夢宮みたいな男子っぽい友達欲しかったんだよねー…』と、遠回しに振られた。
 その時期は結構病んで、平野(ひらの)さんに当たっちゃったっけ…。
 今思い出すと懐かしい。
 平野さんのことも。
 平野さんは、今でも連絡をよこしてくる。
 ブロックしようと思ったが、愛苦くんに『面白いからとっといてよ』と、言われてやめた。
 何が面白いのかよく分からないけど珍しく可笑しそうに笑っていたからいいかな…と、許した。
 
 今は、学園に行く準備中。
 今日の朝ご飯は、食堂で食べてみようかな…と、早起きした。
 制服が乱れていないか確認して外に出る。
 朝早いため、ちょっと肌寒い。
 朝ごはんに、愛苦くんと、鈴さんを呼んだ。

 食堂が見えてきた頃、
「な〜ちゃぁあーーーーーん!!!」
 と、後ろから大きな声が聞こえて振り返るのと同時に抱きしめられた。
「わわっ、愛苦くん!?」
「おはよう〜、なんで一人で行っちゃうのさ〜」
 私より背がちょっと高いはずの愛苦くんに上目遣いされる。
 可愛いけど…。
「おはよう…えっと、2人は食堂で待ってるかな…って。」
「朝弱い俺等が早起きで夢宮にかてるわけないだろう。」
「そうだよ〜!だから先行っちゃだめ」
 前から鈴さんの声がして、そっちを見ると、クイクイと愛苦くんに服の裾を引っ張られる。
 どっちを向けばいいのかわからなくて、
「食堂に入ろう。」
 と、提案した。


 朝の食堂は初めてでワクワクする私。
 すると、急に右手をつかまれてそっちを見ると鈴さんがいた。
 急な行動に慌てていると、それに気づいた鈴さんが、「ふはっ…」と、笑ってきた。
 それを見ていた愛苦くんが、
「僕のな〜ちゃんに触らないで!」
 と、言い、2人はグチグチ口喧嘩になった。


 二人の口喧嘩に十分くらい立たされた私。
 料理を頼んで、自分の席に運んでいると、
「な〜ちゃん、ごめんね。喧嘩のためにずっと立たせちゃって…」
「パフェ奢るから許してくれないか?」
 私が喋らなくなったからか、2人はシュンとしてしまった。
「ええっ、怒ってないよ!?パフェも大丈夫だから」
 慌てて二人にそう言うと、安心したように安堵した。


 みんなで席についていただきますをする。
 オムライスを頼んだので、スプーンを取ろうとした時だった。
「なの…夢宮?」
 横から呼ばれて振り返ると鳳凰さんがいた。
「鳳凰さん!おはようございます」
「あ、あぁ…おはよう。何してるんだ?」
「朝ごはん。見たら分かるでしょ〜」
 私のかわりに愛苦くんが答えた。
「こいつら誰だ?」
「shadowに所属してる愛苦だよ〜」
「同じくshadowに所属してる夜桜 鈴華だ。」
 ニコニコしながら言う二人に、仲良くしたいのかな?と、思った。
「ちびにオッドアイ男か…」
「聞こえてるんだけど〜」
 鳳凰さんが何か言ったようで、愛苦くんがニコニコ顔のまま、片手で箸を折った。というか、折れた。
「あ、折れちゃった〜」
 見た見に反して力が強い愛苦くんが意外だったのか、目を見開く鳳凰さん。
「てか、自分も自己紹介したら〜?」
 と、愛苦くんが言う。
「鳳凰 楽。」
「ふ〜ん」
「鳳凰、俺等、メシ食うから邪魔すんなよ。」
 箸をとった鳳凰さんがそう言って食べ始めた。
「そうか、なら、夢宮後で時間くれるか?」
 鳳凰さんの言葉にこくんと頷く。
 おそらく、昨日のメッセのことだろう。
「無理に決まってるでしょ〜」
 そう言って愛苦くんが鳳凰さんの顔をぐいっとどかした。
「近い。僕のな〜ちゃんに近づかないで」
「お前のじゃない。俺のだ」
「鈴華に言ってないんだけど〜」
「それでもだ」
 鈴さんと愛苦くんがまた、言い合いを始めようとしていた。
 喧嘩はして欲しくないので、
「食べよう?」
 と、愛苦くんの袖を引っ張る。
「っ…」
 鈴さんの家に泊まったあの日のように、胸を押さえて机に突っ伏した愛苦くん。
「キュンキュンしてんじゃねえよ。」
 また急に別の声がして、そっちを見ると雷さんがいた。
 なんでまた…。
「うるさいな〜てか、雷と転校生は、どっか行って」
「ああ?命令すんな。」
「自己紹介したんだから名前で呼んでくれないか?」
 2人同時に喋られて、愛苦くんが耳を押さえる。
「聞きたくない声が3つ…」
 愛苦くんがうえっと言うと、
「俺もお前の声が一番嫌いだチビ。」
 と言って、雷さんが消えていった。
「も〜、雷は悪口言いに来るし、転校生はめんどくさいし…。」
 げんなりした顔でご飯を口に運ぶ愛苦くんを見て思う。
 いじられキャラなんだろうな〜…。
「とりあえず、夢宮今日の昼休み前に連絡するから、よろしくな。」 
「は、はい!」
 急にそう言われて慌てて返事をすると、鳳凰さんは、私の頭をぽんっと優しく撫でるとどっかに行ってしまった。
 ご飯を食べようと、スプーンですくったオムライスを口に運んでいると、
 まるで頭を磨くような感じて撫でられた。
「わ、あ、愛苦くん!?」
 髪の毛がぐちゃぐちゃになる〜
「てか、夢宮…あいつと連絡先交換したのか?」
 鈴さんがそういった瞬間、愛苦くんが、
「そうだよ〜!僕とも交換してないのに」
 むっと、ほっぺを膨らませた愛苦くん。


 結局、鳳凰さんと会ったきっかけとか、連絡先交換する理由とか、根掘り葉掘り聞かれた。
 誤魔化さないといけない部分もあったけど、全て話した。
 みんなでワチャワチャ話したのもあって、いつもより、登校が遅れた。

作者メッセージ

私、食べ物のこと書きすぎじゃない…?
スイーツのことも、鈴華の家でのご飯ことも…その他にも色々と…
あはは…。

2026/07/05 21:31

ふる003
ID:≫ 10.YZDmJ7U7Dk
コメント

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はふる003さんに帰属します

TOP