[太字][大文字]♡小さい頃から 楽【Side】[/大文字][/太字]
今日、好きな人に会った。
しかも、さっきその子と連絡先を交換した。
それだけで嬉しい。
ずっと会えなかった。
幼い頃、両親を亡くした俺にとって、菜乃愛は心の拠り所だった。
両親がいなくなる辛さと苦しみを分かってくれた。
菜乃愛も両親がいないから。
一緒に泣いてくれた。
一緒に遊んでくれた。
でも、いつかは終わりが来る。
『菜乃愛ちゃんの、引き取り先が決まったの。』
それを聞いたときは絶望した。
俺から、大切な人を奪わないで。
たった一つの心のよりどころなんだ…!
そんな俺の心の声は、聞いてもらえるはずもなく、菜乃愛は、居なくなった。
それが、今日会えたんだ。
たとえあの人からの任務だとしても。
前から可愛いと思っていたが、もっと可愛くなっていた。
連絡先…。
提案するのに時間はかからなかった。
それよりも、俺のこと、忘れてたな…。
それがこころに引っかかった。
名前を言っても思い出していなかった。
それどころか、ずっと嫌そうな顔をしていた。
忘れているだろうと思って、他人のふりをしたが、こうもモヤモヤするとは思っても見なかった。
それのせいか、授業中も上の空だった。
学校が終わり、いち早く校門を出る。
目の前に止まる1台の黒い車。
その中に乗り込むのは菜乃愛の任務を任されてから嫌になった。
「おかえりなさいませ。長(おさ)。」
「夢宮の件…どうなった」
俺の挨拶を軽く無視してそう聞かれた。
これは、いつものこと。
「怪しまれたので、後日お話しようかと。」
「そうか。ならもういい。さがれ。休んでいい。」
菜乃愛のこと以外興味ないような姿に焦る。
長にすすめられた通り家に帰ってすぐお風呂に直行した。
お風呂を上がって、髪をガシガシと拭いているとソファに置いていたスマホからバイブ音が鳴った。
長か…?
しかし、画面に映った文字は、[菜乃愛]だった。
菜乃愛!?
慌ててメッセを開く。
『連絡先交換していただいてありがとうございます。
まず、名前を言えないくらい偉い人?よりまずは、あなたのことを知りたいです。明日、教えてくれますか?』
長より、俺…!?
そうか…そのメッセに頬が緩む。
『承知。』
っと…。
嬉しいな…。
明日、本当の事話そうかな…。
もう一度思い出してほしい。
明日本当のことを知ってもらえるかもしれない。そう思うとドキドキする。
どんな反応してくれるんだ。と期待してしまう。
ずっと溜め込んでいた。
この仕事に勤め、ここで過ごす日々に。
正直に言うと、長でも菜乃愛の名前を呼んで欲しくないと思っている。
でも、それは長には言えない。
この仕事ももう辞めたい。
感情を抑えるのも。
今はもう、何も考えたくない。
だから、もう一度、菜乃愛からのメッセを読見返して俺は寝入った。
今日、好きな人に会った。
しかも、さっきその子と連絡先を交換した。
それだけで嬉しい。
ずっと会えなかった。
幼い頃、両親を亡くした俺にとって、菜乃愛は心の拠り所だった。
両親がいなくなる辛さと苦しみを分かってくれた。
菜乃愛も両親がいないから。
一緒に泣いてくれた。
一緒に遊んでくれた。
でも、いつかは終わりが来る。
『菜乃愛ちゃんの、引き取り先が決まったの。』
それを聞いたときは絶望した。
俺から、大切な人を奪わないで。
たった一つの心のよりどころなんだ…!
そんな俺の心の声は、聞いてもらえるはずもなく、菜乃愛は、居なくなった。
それが、今日会えたんだ。
たとえあの人からの任務だとしても。
前から可愛いと思っていたが、もっと可愛くなっていた。
連絡先…。
提案するのに時間はかからなかった。
それよりも、俺のこと、忘れてたな…。
それがこころに引っかかった。
名前を言っても思い出していなかった。
それどころか、ずっと嫌そうな顔をしていた。
忘れているだろうと思って、他人のふりをしたが、こうもモヤモヤするとは思っても見なかった。
それのせいか、授業中も上の空だった。
学校が終わり、いち早く校門を出る。
目の前に止まる1台の黒い車。
その中に乗り込むのは菜乃愛の任務を任されてから嫌になった。
「おかえりなさいませ。長(おさ)。」
「夢宮の件…どうなった」
俺の挨拶を軽く無視してそう聞かれた。
これは、いつものこと。
「怪しまれたので、後日お話しようかと。」
「そうか。ならもういい。さがれ。休んでいい。」
菜乃愛のこと以外興味ないような姿に焦る。
長にすすめられた通り家に帰ってすぐお風呂に直行した。
お風呂を上がって、髪をガシガシと拭いているとソファに置いていたスマホからバイブ音が鳴った。
長か…?
しかし、画面に映った文字は、[菜乃愛]だった。
菜乃愛!?
慌ててメッセを開く。
『連絡先交換していただいてありがとうございます。
まず、名前を言えないくらい偉い人?よりまずは、あなたのことを知りたいです。明日、教えてくれますか?』
長より、俺…!?
そうか…そのメッセに頬が緩む。
『承知。』
っと…。
嬉しいな…。
明日、本当の事話そうかな…。
もう一度思い出してほしい。
明日本当のことを知ってもらえるかもしれない。そう思うとドキドキする。
どんな反応してくれるんだ。と期待してしまう。
ずっと溜め込んでいた。
この仕事に勤め、ここで過ごす日々に。
正直に言うと、長でも菜乃愛の名前を呼んで欲しくないと思っている。
でも、それは長には言えない。
この仕事ももう辞めたい。
感情を抑えるのも。
今はもう、何も考えたくない。
だから、もう一度、菜乃愛からのメッセを読見返して俺は寝入った。
- 1.第一章 〜私(主人公)の朝は大変です!?〜
- 2.〜今日も気合を入れていこう!〜
- 3.〜可愛い男の子〜
- 4.〜媚薬〜
- 5.〜影shadow〜
- 6.〜教室での出来事〜
- 7.〜最悪の時間〜
- 8.〜最悪の時間2〜
- 9.〜愛苦くん〜
- 10.〜学園寮〜
- 11.〜可愛いお部屋〜
- 12.〜倒れている、人!?〜
- 13.〜倒れた 鈴華【side】〜
- 14.〜爆発音!?〜
- 15.〜守りたい人 愛苦【side】〜
- 16.〜黒雷さん〜
- 17.〜???〜
- 18.〜この一週間は何をする?〜
- 19.〜フラッシュバック 愛苦【side】〜
- 20.〜お出かけ〜
- 21.〜鉢合わせ〜 番外編 愛苦【side】
- 22.〜久しぶり〜
- 23.〜そばにいて欲しかった人〜
- 24.〜九尾の狐〜
- 25.〜愛人〜
- 26.第二章 〜嫉妬 愛苦【side】〜
- 27.〜まさかの訪問〜
- 28.〜学園を襲った理由〜
- 29.〜なんで邪魔するの 愛苦【side】〜
- 30.〜告白は聞いてません!〜
- 31.〜朝から甘々〜
- 32.〜転校生〜
- 33.〜任務のためだけど 楽【Side】~
- 34.〜朝食の時間〜
- 35.〜告白は、思い出と共に~