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チョコのように、甘く溶かして。

#1

〜突然の訪問〜

[太字][大文字]♡柏木先輩は、最初から甘い[/大文字][/太字]

ーーーーーーピーンポーン。
 洗濯物を干していると、家のインターホンが鳴った。
「はーい!」
       [小文字]ゆゆの ことね[/小文字]
 慌てて私ーーー結由野 琴音は、玄関までパタパタとスリッパの音を響かせながら走って行った。
ーーーーーーガチャ。
「こ、んにち、は?」
「こんにちは〜。」
 私が玄関で迎え入れた人は、絶世のイケメン。
 だ、誰ぇ〜…。
 私はオロオロしながら、どうしようかと迷っていると、後ろからお母さんがやってきた。
「あら〜柏木くんいらっしゃい!丁度お茶の準備が終わったのよ〜中でゆっくり琴音と話していいからね。」
 そう言いながらもお母さんはせわしなく動いている。
「ありがとうございます。失礼します。」
 柏木先輩は律儀に靴を揃えてリビングに歩いて行く。
「じゃあ、行ってくるね。琴音、鍵閉めるの忘れないでね。」
 そう言われて慌てて柏木先輩からお母さんに視線を向けた。
「は〜い。って、どこに行くの?」
 聞きたかったことを聞いたけれど、
「柏木くんに聞いてちょうだい。」
 そう言って柏木先輩と入れ替わるように出て行ってしまったお母さん。
 仕方ない…。
 少し重い足取りでリビングに向かう。
ーーーーーーガチャ。
 ドアを開くと、丁寧に座る柏木先輩の姿が…。
「えっと、柏木、先輩…。」
 私がモソモソそういうと、柏木先輩は、ニコッと笑った。
「俺のこと、知ってんの?」
「いいえ、お母さんがさっき柏木くんって呼んでたし、先輩っぽいので…。」
 私の返事に半ば残念そうにする柏木先輩。
「俺は、琴音ちゃんのこと知ってるよ。」
 そう言って席を立ってこっちにくる柏木先輩。
 隣に座るのかな。と、勝手に思った私は、私の隣の椅子をサッと後ろに下げた。
 「琴音ちゃん。」
 柏木先輩の声がやけに近くに聞こえた。
ーーーーーークイッ。
 っ…!
 私の顎には、綺麗な柏木先輩の手が添えられている。
 「かし、わ、ぎせんぱ、い…。」
 柏木先輩の吐息が耳に当たって自分の体がブワッっと熱を持ったのがわかった。
 「なんで知ってると思う?」
 既にいっぱいいっぱいな私を置いて、私の耳元に口を近づけ艶っぽい声で先輩は質問してきた。
 「わか、りま、せん…。」
 呼吸の仕方も忘れる。
 心臓の音もすごい。
「先輩、あの、離れて、ください。」
 柏木先輩の胸板をそっと押すと、手首を掴まれた。
「教えてあげる。」
「せんぱ、いお願い、離れて、くださ、い…。」
 私がそう言ってもう一度胸板を押すと、クスクスと笑い声が頭上から聞こえた。
「あ〜あ、泣いちゃったか〜、ふふっ、あー…かわいい。」
ーーーーーーギュッ。
「へ…?」
 私が、呼吸を整えていると、何かに包まれた。というか、柏木先輩に抱きしめられた。
「これからの同居、どうしようね?」
 わざとらしく、首を捻る柏木先輩。


 本当にどうしよう。
 柏木先輩甘すぎて、溶けそう…。


 これからもっともっと甘くなる柏木先輩のことをこの時は想像すらしていなかった。
 ここから、柏木先輩との甘い甘い生活が待っているとは知らず、私は、柏木先輩にボーッとしながら抱きしめられていた。

作者メッセージ

柏木せんパオってなるの、何!?

2026/05/23 22:02

ふる003
ID:≫ 10.YZDmJ7U7Dk
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