[太字][大文字]♡オッドアイの理由[/大文字][/太字]
「俺本当は、狐なんだ。」
そう言った夜桜さんに耳を疑う。
今、狐って言った?
うそ…、そうには見えない…。
「shadowのみんなは知ってる。知ってもなおshadowで活動させてくれてる。」
そう言って嬉しそうに笑った夜桜さん。
「このオッドアイもそのせいだ。片方はお母さん、片方はお父さんの目の色と同じ。」
そう言った後、今度は、苦しそうな顔をした夜桜さん。
「今となったらこの目は俺にとって宝物なんだ。」
そう言った理由が分かって、私も胸が痛む。
「俺のお母さんとお父さんは殺された。人間の手によって。」
人間の手に、よって…?
「俺が狐の姿から人間の姿になるように訓練してる最中だったんだ。銃声が一回鳴り響いて、両親が亡くなった。」
そう言って、頭を抱えた夜桜さん。
「俺達家族は、九尾の一家で、珍しいとされていたんだ。お母さんとお父さんは持って行かれた。」
え…。
「売られたんだろうな。それで、なんの意味もない俺だけが助かった。」
そう言って、うずくまった。
意味のない…?
「そんなわけない!きっと夜桜さんのお父さんもお母さんも夜桜さんが生き残ってくれて嬉しいと思うよ。なんでそう思うんですか?」
私がそう言うと、夜桜さんは言った。
「夢に、見るん、だ。その光景を…何度も何度も。血まみれになった母と父が俺に手を伸ばして何度も大好きって言うシーンも。おかげで夜はろくに眠れない。」
そう言って、俯いた夜桜さん。
だから、寝るとき唸ってたのかな…。
「もうとっくに壊れてんだよ。俺の心も家族も。後はshadowでただただ働くだけだ。」
そう言って夜桜さんは立ち上がり、そばにあったクッキーの箱を開けた。
「お前も気をつけろよ。心、壊れねえようにな。」
そう言って、夜桜さんは自分の胸をドンッと叩いた。
夜桜さんの顔を見て私は、なんでそんなに元気なの。と思った。
心が壊れている人はそんな元気な顔するのと?思った。
心が壊れてる人は、そんな一筋の可能性を求めるような顔をするの?と思った。
まだ、まだ間に合う。
この人の心は、まだ壊れてない。可能性を感じてる。
だから、私は最後に聞いた。
「貴方の、夜桜さんの心は、本当に壊れてますか?」
そう聞いたら、夜桜さんの瞳が揺れた。
そして、諦めたように笑っていった。
「はは、嘘は無理か…。こんな風に思うのは人間界に何十年も居たせいだな…。そうだな、俺は確かに、shadowに可能性を感じている。この醜くて汚れた世界を少しでも変えられるこの連中らに。」
そう言って、クッキーを食べないまま机に置いた。
そして、座り直した夜桜さんがもう一度口を開いた。
「母も父も人間が殺したから正直許せないよ。でも、たった一匹のなんの力のないただの臆病狐が銃を持った輩に殴り込みに行って勝てると?流石にないよな。だからまずは人間を知ろうと思ったんだ。だが…このザマだ。」
「このザマ…?」
どういうこと、と思って聞き返すと、
「ああ、初めてshadowと会って、仲間ができて友達ができる。そんなちっぽけなことが俺は嬉しかった。父と母が死んで孤独だったからな。だから、最初は父と母を殺したやつを今度は俺が殺そうと思ったよ。でも、できなくなった。」
と、嬉しそうな、でも寂しそうな顔をする夜桜さん。
「まだ恨んでるのは変わりない。でもな、shadowの奴らと過ごして変わったんだよ。まだ、終われない。俺はな、今、この世界でやりたいことがあるんだ。」
やりたい、こと…?
「ああ、俺がやりたいことはーーーーーー。」
「俺本当は、狐なんだ。」
そう言った夜桜さんに耳を疑う。
今、狐って言った?
うそ…、そうには見えない…。
「shadowのみんなは知ってる。知ってもなおshadowで活動させてくれてる。」
そう言って嬉しそうに笑った夜桜さん。
「このオッドアイもそのせいだ。片方はお母さん、片方はお父さんの目の色と同じ。」
そう言った後、今度は、苦しそうな顔をした夜桜さん。
「今となったらこの目は俺にとって宝物なんだ。」
そう言った理由が分かって、私も胸が痛む。
「俺のお母さんとお父さんは殺された。人間の手によって。」
人間の手に、よって…?
「俺が狐の姿から人間の姿になるように訓練してる最中だったんだ。銃声が一回鳴り響いて、両親が亡くなった。」
そう言って、頭を抱えた夜桜さん。
「俺達家族は、九尾の一家で、珍しいとされていたんだ。お母さんとお父さんは持って行かれた。」
え…。
「売られたんだろうな。それで、なんの意味もない俺だけが助かった。」
そう言って、うずくまった。
意味のない…?
「そんなわけない!きっと夜桜さんのお父さんもお母さんも夜桜さんが生き残ってくれて嬉しいと思うよ。なんでそう思うんですか?」
私がそう言うと、夜桜さんは言った。
「夢に、見るん、だ。その光景を…何度も何度も。血まみれになった母と父が俺に手を伸ばして何度も大好きって言うシーンも。おかげで夜はろくに眠れない。」
そう言って、俯いた夜桜さん。
だから、寝るとき唸ってたのかな…。
「もうとっくに壊れてんだよ。俺の心も家族も。後はshadowでただただ働くだけだ。」
そう言って夜桜さんは立ち上がり、そばにあったクッキーの箱を開けた。
「お前も気をつけろよ。心、壊れねえようにな。」
そう言って、夜桜さんは自分の胸をドンッと叩いた。
夜桜さんの顔を見て私は、なんでそんなに元気なの。と思った。
心が壊れている人はそんな元気な顔するのと?思った。
心が壊れてる人は、そんな一筋の可能性を求めるような顔をするの?と思った。
まだ、まだ間に合う。
この人の心は、まだ壊れてない。可能性を感じてる。
だから、私は最後に聞いた。
「貴方の、夜桜さんの心は、本当に壊れてますか?」
そう聞いたら、夜桜さんの瞳が揺れた。
そして、諦めたように笑っていった。
「はは、嘘は無理か…。こんな風に思うのは人間界に何十年も居たせいだな…。そうだな、俺は確かに、shadowに可能性を感じている。この醜くて汚れた世界を少しでも変えられるこの連中らに。」
そう言って、クッキーを食べないまま机に置いた。
そして、座り直した夜桜さんがもう一度口を開いた。
「母も父も人間が殺したから正直許せないよ。でも、たった一匹のなんの力のないただの臆病狐が銃を持った輩に殴り込みに行って勝てると?流石にないよな。だからまずは人間を知ろうと思ったんだ。だが…このザマだ。」
「このザマ…?」
どういうこと、と思って聞き返すと、
「ああ、初めてshadowと会って、仲間ができて友達ができる。そんなちっぽけなことが俺は嬉しかった。父と母が死んで孤独だったからな。だから、最初は父と母を殺したやつを今度は俺が殺そうと思ったよ。でも、できなくなった。」
と、嬉しそうな、でも寂しそうな顔をする夜桜さん。
「まだ恨んでるのは変わりない。でもな、shadowの奴らと過ごして変わったんだよ。まだ、終われない。俺はな、今、この世界でやりたいことがあるんだ。」
やりたい、こと…?
「ああ、俺がやりたいことはーーーーーー。」
- 1.第一章 〜私(主人公)の朝は大変です!?〜
- 2.〜今日も気合を入れていこう!〜
- 3.〜可愛い男の子〜
- 4.〜媚薬〜
- 5.〜影shadow〜
- 6.〜教室での出来事〜
- 7.〜最悪の時間〜
- 8.〜最悪の時間2〜
- 9.〜愛苦くん〜
- 10.〜学園寮〜
- 11.〜可愛いお部屋〜
- 12.〜倒れている、人!?〜
- 13.〜倒れた 鈴華【side】〜
- 14.〜爆発音!?〜
- 15.〜守りたい人 愛苦【side】〜
- 16.〜黒雷さん〜
- 17.〜???〜
- 18.〜この一週間は何をする?〜
- 19.〜フラッシュバック 愛苦【side】〜
- 20.〜お出かけ〜
- 21.〜鉢合わせ〜 番外編 愛苦【side】
- 22.〜久しぶり〜
- 23.〜そばにいて欲しかった人〜
- 24.〜九尾の狐〜
- 25.〜愛人〜
- 26.第二章 〜嫉妬 愛苦【side】〜
- 27.〜まさかの訪問〜
- 28.〜学園を襲った理由〜
- 29.〜なんで邪魔するの 愛苦【side】〜
- 30.〜告白は聞いてません!〜
- 31.〜朝から甘々〜
- 32.〜転校生〜
- 33.〜任務のためだけど 楽【Side】~
- 34.〜朝食の時間〜
- 35.〜告白は、思い出と共に~