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最強男子達は溺愛したい♡

#21

〜鉢合わせ〜    番外編 愛苦【side】

[太字][大文字]♡愛苦くんと日向くん[/大文字][/太字]


 歩くこと数十分。
 やっと寮が見えてきて、安堵した。
 寮の前まで来て、日向くんが言った。
「このまま部屋まで持ってく。」
 そう言って、また、ニカッと笑った。
 今更ながら思う。
 男女問わず日向くんがなぜ好かれているのか。
 優しすぎるんだ。
 私も見習わなくちゃいけないな…と、一人でポツポツ思っている時だった。
「な〜ちゃん?」
 よく聞き慣れた声と、名前の呼び方が前からしてすぐに顔を上げた。
「愛苦くん!」
 そう言って、私が愛苦くんの元に駆け寄ったが、愛苦くんオロオロしている。
 どうしたんだろう。と思っていると、後ろから日向くんが、
「そいつ誰?」
 と言った。
 あれ、知らないのかな。
 とりあえず、ゆっくり話をするために、移動することにした。
 もちろん、私の部屋だ。


 私の部屋に入って早々、日向くんが口を開いた。
「で、お前誰。」
 口調が何故か荒々しい。
 どうしたんだろうと、心配する。
「まずは、自分から名乗ったら〜?」
 愛苦くんがニコニコ笑顔でそう言う。
 そう言われた日向くんが舌打ちして言った。
「新野 日向。で、お前は?」
 愛苦くんは変わらず笑顔で、
「僕は、奏蓮 愛苦。」
 と言った。
 さっきから、2人共バチバチしてるけど、なんでだろう。
 すると、
「な〜ちゃん、僕今日頑張ったから頭撫でて〜。」
 と、日向くんから目線を外した愛苦くんが擦り寄ってきた。
 そっか、今日の予定って何か疲れることしたんだ。
 そう思って、愛苦くんの頭を撫でた。
「なっ…!」
 隣から、日向くんがなんか言った。
「ぎゅー。」
 愛苦くんが、そう言って抱きついてくる。
 前みたいに甘えモード入っちゃったかな…。
 そんな愛苦くんを見て、
「くっ…!」
 と、日向くんが歯を食いしばって何かを耐えている。
 気分が悪いのかな、と思って、日向くんの顔を覗き込むと、勢いよく日向くんが私からのけぞった。
 そんな日向くんを見て、愛苦くんが、
「[小文字]だっさ。嫉妬してるって言えばいいのに。[/小文字]」
 と、小さな声で何か言ったが、よく聞こえなかった。
 でも、日向くんには聞こえたようで、
「[小文字]だまれ。ぶち殺すぞ。[/小文字]」
 と、小さい声で言った。
 私は、二人の会話が聞こえなくて、ムッとする。
 置いてけぼりにしないでよー…。
 そんな私に気づいた愛苦くんがまた、「ぎゅーう。」と言って、抱きついてきた。
 いつも通りふわふわの頭を撫でていると、隣にいる日向くんが、
「お、お、俺、のも、撫でていい、ぞ。」
 と言って、「ん。」と頭を突き出してきた。
 私は笑いながらその頭に手を伸ばす。
 愛苦くんの髪の毛と違って、日向くんはサラサラしている。
 撫でている間、日向くんは下を向いていた。



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番外編 愛苦【side】

 僕がいつも通りな〜ちゃんに頭を撫でるようねだったら、撫でてくれた。
 目の前の日向とか言うやつは、そんな僕とな〜ちゃんを見て、嫉妬心が隠しきれていない。
 な〜ちゃんは気づいてないみたいだけど。
 それで僕が煽ると、そいつもな〜ちゃんに頭を撫でるようねだった。
 な〜ちゃんが撫で始めると、日向という奴は、うつむいた。
 でも、僕には、そいつの顔がバッチリ見える。
 口を引き結んで、嬉しそうに口の端を上げていた。
 おまけに顔は真っ赤だ。
 最悪…。
 僕のな〜ちゃんなのに。
 僕は僕でそんな日向という奴に嫉妬して、な〜ちゃんを抱きしめる腕に力を込めた。

作者メッセージ

番外編side気に入ってくださったら光栄です笑
本当にコメント待ってます…((泣

2026/07/05 12:02

ふる003
ID:≫ 10.YZDmJ7U7Dk
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