[太字][大文字]♡愛苦くんと日向くん[/大文字][/太字]
歩くこと数十分。
やっと寮が見えてきて、安堵した。
寮の前まで来て、日向くんが言った。
「このまま部屋まで持ってく。」
そう言って、また、ニカッと笑った。
今更ながら思う。
男女問わず日向くんがなぜ好かれているのか。
優しすぎるんだ。
私も見習わなくちゃいけないな…と、一人でポツポツ思っている時だった。
「な〜ちゃん?」
よく聞き慣れた声と、名前の呼び方が前からしてすぐに顔を上げた。
「愛苦くん!」
そう言って、私が愛苦くんの元に駆け寄ったが、愛苦くんオロオロしている。
どうしたんだろう。と思っていると、後ろから日向くんが、
「そいつ誰?」
と言った。
あれ、知らないのかな。
とりあえず、ゆっくり話をするために、移動することにした。
もちろん、私の部屋だ。
私の部屋に入って早々、日向くんが口を開いた。
「で、お前誰。」
口調が何故か荒々しい。
どうしたんだろうと、心配する。
「まずは、自分から名乗ったら〜?」
愛苦くんがニコニコ笑顔でそう言う。
そう言われた日向くんが舌打ちして言った。
「新野 日向。で、お前は?」
愛苦くんは変わらず笑顔で、
「僕は、奏蓮 愛苦。」
と言った。
さっきから、2人共バチバチしてるけど、なんでだろう。
すると、
「な〜ちゃん、僕今日頑張ったから頭撫でて〜。」
と、日向くんから目線を外した愛苦くんが擦り寄ってきた。
そっか、今日の予定って何か疲れることしたんだ。
そう思って、愛苦くんの頭を撫でた。
「なっ…!」
隣から、日向くんがなんか言った。
「ぎゅー。」
愛苦くんが、そう言って抱きついてくる。
前みたいに甘えモード入っちゃったかな…。
そんな愛苦くんを見て、
「くっ…!」
と、日向くんが歯を食いしばって何かを耐えている。
気分が悪いのかな、と思って、日向くんの顔を覗き込むと、勢いよく日向くんが私からのけぞった。
そんな日向くんを見て、愛苦くんが、
「[小文字]だっさ。嫉妬してるって言えばいいのに。[/小文字]」
と、小さな声で何か言ったが、よく聞こえなかった。
でも、日向くんには聞こえたようで、
「[小文字]だまれ。ぶち殺すぞ。[/小文字]」
と、小さい声で言った。
私は、二人の会話が聞こえなくて、ムッとする。
置いてけぼりにしないでよー…。
そんな私に気づいた愛苦くんがまた、「ぎゅーう。」と言って、抱きついてきた。
いつも通りふわふわの頭を撫でていると、隣にいる日向くんが、
「お、お、俺、のも、撫でていい、ぞ。」
と言って、「ん。」と頭を突き出してきた。
私は笑いながらその頭に手を伸ばす。
愛苦くんの髪の毛と違って、日向くんはサラサラしている。
撫でている間、日向くんは下を向いていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
番外編 愛苦【side】
僕がいつも通りな〜ちゃんに頭を撫でるようねだったら、撫でてくれた。
目の前の日向とか言うやつは、そんな僕とな〜ちゃんを見て、嫉妬心が隠しきれていない。
な〜ちゃんは気づいてないみたいだけど。
それで僕が煽ると、そいつもな〜ちゃんに頭を撫でるようねだった。
な〜ちゃんが撫で始めると、日向という奴は、うつむいた。
でも、僕には、そいつの顔がバッチリ見える。
口を引き結んで、嬉しそうに口の端を上げていた。
おまけに顔は真っ赤だ。
最悪…。
僕のな〜ちゃんなのに。
僕は僕でそんな日向という奴に嫉妬して、な〜ちゃんを抱きしめる腕に力を込めた。
歩くこと数十分。
やっと寮が見えてきて、安堵した。
寮の前まで来て、日向くんが言った。
「このまま部屋まで持ってく。」
そう言って、また、ニカッと笑った。
今更ながら思う。
男女問わず日向くんがなぜ好かれているのか。
優しすぎるんだ。
私も見習わなくちゃいけないな…と、一人でポツポツ思っている時だった。
「な〜ちゃん?」
よく聞き慣れた声と、名前の呼び方が前からしてすぐに顔を上げた。
「愛苦くん!」
そう言って、私が愛苦くんの元に駆け寄ったが、愛苦くんオロオロしている。
どうしたんだろう。と思っていると、後ろから日向くんが、
「そいつ誰?」
と言った。
あれ、知らないのかな。
とりあえず、ゆっくり話をするために、移動することにした。
もちろん、私の部屋だ。
私の部屋に入って早々、日向くんが口を開いた。
「で、お前誰。」
口調が何故か荒々しい。
どうしたんだろうと、心配する。
「まずは、自分から名乗ったら〜?」
愛苦くんがニコニコ笑顔でそう言う。
そう言われた日向くんが舌打ちして言った。
「新野 日向。で、お前は?」
愛苦くんは変わらず笑顔で、
「僕は、奏蓮 愛苦。」
と言った。
さっきから、2人共バチバチしてるけど、なんでだろう。
すると、
「な〜ちゃん、僕今日頑張ったから頭撫でて〜。」
と、日向くんから目線を外した愛苦くんが擦り寄ってきた。
そっか、今日の予定って何か疲れることしたんだ。
そう思って、愛苦くんの頭を撫でた。
「なっ…!」
隣から、日向くんがなんか言った。
「ぎゅー。」
愛苦くんが、そう言って抱きついてくる。
前みたいに甘えモード入っちゃったかな…。
そんな愛苦くんを見て、
「くっ…!」
と、日向くんが歯を食いしばって何かを耐えている。
気分が悪いのかな、と思って、日向くんの顔を覗き込むと、勢いよく日向くんが私からのけぞった。
そんな日向くんを見て、愛苦くんが、
「[小文字]だっさ。嫉妬してるって言えばいいのに。[/小文字]」
と、小さな声で何か言ったが、よく聞こえなかった。
でも、日向くんには聞こえたようで、
「[小文字]だまれ。ぶち殺すぞ。[/小文字]」
と、小さい声で言った。
私は、二人の会話が聞こえなくて、ムッとする。
置いてけぼりにしないでよー…。
そんな私に気づいた愛苦くんがまた、「ぎゅーう。」と言って、抱きついてきた。
いつも通りふわふわの頭を撫でていると、隣にいる日向くんが、
「お、お、俺、のも、撫でていい、ぞ。」
と言って、「ん。」と頭を突き出してきた。
私は笑いながらその頭に手を伸ばす。
愛苦くんの髪の毛と違って、日向くんはサラサラしている。
撫でている間、日向くんは下を向いていた。
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番外編 愛苦【side】
僕がいつも通りな〜ちゃんに頭を撫でるようねだったら、撫でてくれた。
目の前の日向とか言うやつは、そんな僕とな〜ちゃんを見て、嫉妬心が隠しきれていない。
な〜ちゃんは気づいてないみたいだけど。
それで僕が煽ると、そいつもな〜ちゃんに頭を撫でるようねだった。
な〜ちゃんが撫で始めると、日向という奴は、うつむいた。
でも、僕には、そいつの顔がバッチリ見える。
口を引き結んで、嬉しそうに口の端を上げていた。
おまけに顔は真っ赤だ。
最悪…。
僕のな〜ちゃんなのに。
僕は僕でそんな日向という奴に嫉妬して、な〜ちゃんを抱きしめる腕に力を込めた。
- 1.第一章 〜私(主人公)の朝は大変です!?〜
- 2.〜今日も気合を入れていこう!〜
- 3.〜可愛い男の子〜
- 4.〜媚薬〜
- 5.〜影shadow〜
- 6.〜教室での出来事〜
- 7.〜最悪の時間〜
- 8.〜最悪の時間2〜
- 9.〜愛苦くん〜
- 10.〜学園寮〜
- 11.〜可愛いお部屋〜
- 12.〜倒れている、人!?〜
- 13.〜倒れた 鈴華【side】〜
- 14.〜爆発音!?〜
- 15.〜守りたい人 愛苦【side】〜
- 16.〜黒雷さん〜
- 17.〜???〜
- 18.〜この一週間は何をする?〜
- 19.〜フラッシュバック 愛苦【side】〜
- 20.〜お出かけ〜
- 21.〜鉢合わせ〜 番外編 愛苦【side】
- 22.〜久しぶり〜
- 23.〜そばにいて欲しかった人〜
- 24.〜九尾の狐〜
- 25.〜愛人〜
- 26.第二章 〜嫉妬 愛苦【side】〜
- 27.〜まさかの訪問〜
- 28.〜学園を襲った理由〜
- 29.〜なんで邪魔するの 愛苦【side】〜
- 30.〜告白は聞いてません!〜
- 31.〜朝から甘々〜
- 32.〜転校生〜
- 33.〜任務のためだけど 楽【Side】~
- 34.〜朝食の時間〜
- 35.〜告白は、思い出と共に~