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緑の精霊は花を愛する

#3

〜紫色の魔獣(?)〜

[大文字][太字]♡僕の名前はラヴフィーだよ![/太字][/大文字]


 火で体を温めて、傷薬を塗ってあげて数十分。
ーーーーーーパチッ。
 えっ!
 目、開いた!?
 クァ〜と可愛らしいあくびを目の前でする魔獣(?)。

 ジーッと見ていると目が合った。
 その魔獣(?)は、驚いたように私から距離をとった
 クゥ〜!と、威嚇までしているが、威力がない。
「この子に名前とかあるのかしら。」
 そうポツリと呟いた時、目の前の魔獣(?)が言った。

「僕の名前はラヴフィーだよ!」
 は、はあ…?
 自慢げに言うラヴフィーに首を傾げる。
 ええっと、だから?
「まさか、お前…。僕のこと知らないのか!?」
 私が首を縦にふると、この世の終わりみたいな顔をするラヴフィー。
「さっき、私にラヴフィーを渡してきた男たち、いらないって言ってたからの男達もラヴフィーのこと知らなかったのね。」
 私がぼそっとそう言うと、地獄耳なのか、ラヴフィーが言う。
「ちょっと、ちょっと!いらないって何!?渡してきたってなーに!ねぇ!ねぇ!」
 さっきまで警戒して寄ってこなかったラヴフィーが私の服を小さい手で思いっきり引っ張ってくる。
「話すから。まずは服を引っ張ることをやめなさい。」
 私はそう言って、ラヴフィーをなだめつつ、さっきの出来事を話した。
「ふぅん。なるほどね…。」
 そう相槌を打ったラヴフィーを見て笑いそうになった。
 ラヴフィー、冷静保ってるようだけど血管浮き出てるわよ…。
 心の中でクスクスと笑う。
「本当に僕のこと知らないんだな…。」
 なに、そんなにすごい子なの…?
「僕が進化したら、この地球滅ぼせるのに…。」
 えぇ〜…。いらない力。
 どことなく本気のトーンで言っているラヴフィーに苦笑いしてしまう。
 


 それから、ラヴフィーの自慢話をたっぷり聞いた後、少し寝て、馬車を出発させた。
「そういえばマリアはどこに行く気なの?」
 今思い出したようにラヴフィーに尋ねられる。
「水の街に行くのよ。」
 私がそういうと、ラヴフィーは首を傾げて復唱する。
「水の街…?」
「ええ。白い綺麗な糸を買いに行くのよ。」
 そう言ってもよくわからないような顔をするラヴフィーに呆れつつ言った。
「行ってみたらわかるわ。」
「そっか。楽しみだな〜。」
 そう言ってピョンピョン飛び跳ねたり、飛んだりしてワクワク感が抑えられないようなラヴフィーを見てふと感じた。
 今思えば、この子、飛べるのね…。
 

作者メッセージ

ん〜続き続き…🤔

2026/05/24 04:11

ふる003
ID:≫ 10.YZDmJ7U7Dk
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