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奇怪な生物や狂気的な奴が出てきたり、殺人の描写がちょっとだけあります。
道中のうたた寝がまさか日花の寿命を縮めているとも知らずに、夜空は日花、御狛と新幹線を降りた。
××市はとても自然が豊かで、桜の時期を過ぎた緑がよく映えていた。
「背後霊って、ほぼみんなについてるんだ」
「それが普通ミコ。でも今、夜空の背後霊枠は空席なんだミコ。変なのに憑かれる前に早く山に登るミコ!」
「まぁ……っ……待って……っ」
先ほどの心拍で呼吸をなんとか堪えていたので、運動するよりずっとバテている日花。
「……御狛ちゃん、休ませたげて」
それが自分のせいとは、彼はつゆとも知らない。そう。[漢字]罪な男[/漢字][ふりがな]鈍感馬鹿[/ふりがな]である。
「わかったミコよ、夜空はミコが見張っておくから、早めに戻るミコ」
「ありがと……」
なんとか自販機まで歩き、お茶を買う。
(……え?田舎ってお茶110円なの?安くない⁉)
「先輩の分も買おうかな……あれ、御狛はお茶飲めるのかな?」
日花は自販機の前で考え込んだ。
結局、夜空の分は買って、持って行った。
「お待たせしました!あの、先輩、これ!」
「あれ、お茶?買ってくれたの?いいのに……」
「こ……っ、こないだのお礼で……っ」
「ありがとう。けど――」
夜空はお茶を受け取り、日花の顔を見つめた。
「まだ、顔赤いよ?もう休まなくていいの?」
澄んだ黒の瞳で、じっと見つめられる。
(……あぁ、もうっ、先輩のせいなのに――!)
当分、日花の心拍数は元に戻らなさそうだ。
「あぁっ……‼」
手を滑らせてしまった。
今日は暑いから冷えるようにと、手や首元に水を塗っていたのが悪かったらしい。
とぽとぽ、音を立てて、せっかく奢ってもらえたお茶を開けた瞬間にぶちまけたのは、山の3分目に差し掛かったあたりだった。
夜空は、人間が容姿、性格、知能の3項目なら、容姿と性格は完璧で知能を著しく欠いた人間なのである。
もっと分かりやすく言うと、見た目も中身もイケメンだけど馬鹿で鈍感でドジなのだ。
この出来事には、そのうちの「ドジ」が強く出ている。
「ごめん……せっかく日花ちゃんがくれたのに……」
「大丈夫ですよ、これくらい……」
夜空は半泣きのような表情で謝った。
反して、日花の方は。
(待って半泣きの先輩可愛いんですけどっ‼)
心を射抜かれていた。
××市はとても自然が豊かで、桜の時期を過ぎた緑がよく映えていた。
「背後霊って、ほぼみんなについてるんだ」
「それが普通ミコ。でも今、夜空の背後霊枠は空席なんだミコ。変なのに憑かれる前に早く山に登るミコ!」
「まぁ……っ……待って……っ」
先ほどの心拍で呼吸をなんとか堪えていたので、運動するよりずっとバテている日花。
「……御狛ちゃん、休ませたげて」
それが自分のせいとは、彼はつゆとも知らない。そう。[漢字]罪な男[/漢字][ふりがな]鈍感馬鹿[/ふりがな]である。
「わかったミコよ、夜空はミコが見張っておくから、早めに戻るミコ」
「ありがと……」
なんとか自販機まで歩き、お茶を買う。
(……え?田舎ってお茶110円なの?安くない⁉)
「先輩の分も買おうかな……あれ、御狛はお茶飲めるのかな?」
日花は自販機の前で考え込んだ。
結局、夜空の分は買って、持って行った。
「お待たせしました!あの、先輩、これ!」
「あれ、お茶?買ってくれたの?いいのに……」
「こ……っ、こないだのお礼で……っ」
「ありがとう。けど――」
夜空はお茶を受け取り、日花の顔を見つめた。
「まだ、顔赤いよ?もう休まなくていいの?」
澄んだ黒の瞳で、じっと見つめられる。
(……あぁ、もうっ、先輩のせいなのに――!)
当分、日花の心拍数は元に戻らなさそうだ。
「あぁっ……‼」
手を滑らせてしまった。
今日は暑いから冷えるようにと、手や首元に水を塗っていたのが悪かったらしい。
とぽとぽ、音を立てて、せっかく奢ってもらえたお茶を開けた瞬間にぶちまけたのは、山の3分目に差し掛かったあたりだった。
夜空は、人間が容姿、性格、知能の3項目なら、容姿と性格は完璧で知能を著しく欠いた人間なのである。
もっと分かりやすく言うと、見た目も中身もイケメンだけど馬鹿で鈍感でドジなのだ。
この出来事には、そのうちの「ドジ」が強く出ている。
「ごめん……せっかく日花ちゃんがくれたのに……」
「大丈夫ですよ、これくらい……」
夜空は半泣きのような表情で謝った。
反して、日花の方は。
(待って半泣きの先輩可愛いんですけどっ‼)
心を射抜かれていた。