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キミと仲良くするために。

#2

双子の兄弟に嫌われていて

[太字]双子の兄弟に嫌われていて[/太字]

結「なんで、そんなに私のことを嫌うの!?もうすぐ家族になるのに!」

栗花落「俺、お前とも、あの男とも馴れ合うつもりないから。」

海里「そう、だからさっさといなくなって?」

2人の冷たい視線に見下ろされる私。まさか、2人がこんな子だなんて思ってもいなかった…。

遡ること、十分前―――

結「あっ。栗花落くんと、海里くんいた。」

食事の席から、突然いなくなった2人を探すことにした私。大体この辺にいることは分かっていたから、すぐに見つけられたけれど…

栗花落「はぁ…なんだよあの女…ウザ。」

海里「ホント、それ。これから仲良くなるってどう言うことだよ。」

なんと、私の悪口が言われています…。それは、食事会の雰囲気をぶち壊して(元々盛り上がっていたかは定かではない)まで席を立つ理由なのか…。ともかく、陰口を言うのはいけないここだし、注意すべきだよね。

結「ちょっと!二人とも!こんなところで堂々と私の悪口なんて言って!」

栗花落「は?なにいきなり。」

海里「そっちこそなに盗み聞きしてんの、キモ。」

結「なっ………!?」

うそ…2人のこと、ちょっとイケメンだとか思ってたのに…。まさかこんなへねくれのツンデレイケメンだったとは…なんて、言ってる場合じゃなくて。

結「なんで、そんなに私のこと嫌うの!?もうすぐ家族になるのに!」

栗花落「俺、お前とも、あの男とも馴れ合うつもりないから。」

海里「そう、だからさっさといなくなって?」

2人の突き放すような冷たい言葉に、胸がキュッと痛くなったが、少しの拒絶で諦める結ではない。

結「わ、私のことはとりあえず置いといて、あの2人に迷惑でしょう!?」

海里「別に、どうでもいい。というか、あの2人見ると、正直気分悪いし。」

結「え…?」

気分が悪い、とは?もしかして、海里くんは2人の結婚に反対しているのだろうか。

栗花落「一応、言っとくけど、俺たち結婚には反対だから。君は、賛成してるってあの女から聞いたけど。」

結「あの女って…愛理さんのこと?ていうか反対って、愛理さんは2人の反対を押し切って結婚したってことなの?」

栗花落「あー、まあそういうことでいいよ。説明面倒くせぇから。」

海里「…ちょっと栗花落、話し過ぎ。もう戻るよ。」

結「ちょ、ちょっと待って!」

私の声を無視して2人は、席に戻って行ってしまった。なんて、態度の悪い双子なんだろう。

結「あの2人、結婚に反対してたんだ…。」

愛理さんが息子の気持ちを無視して、結婚するような人には見えなかったので、なんだか複雑な気持ちになる。

結「2人は愛理さんが嫌いなのかな…」

少し弱く、小さい声。そんな結の声は、双子がいなくなり、静寂が訪れた廊下に吸い込まれていった。

2025/04/20 22:35

ふゆ
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