_[小文字]ジジジ...[/小文字]電波塔から漏れ出てくる不快極まりないノイズの音。街の人々が立ち止まる。普段電波塔からノイズが漏れ出すことなど起こり得ないことだ。通りかかる人々が一人、また一人と立ち止まり、電波塔に目を向ける。
[下線]ロアクス・デーモン[/下線]
「ジジ..ジジジッ.....Hello~!ロアクス・デーモンによるラジオ放送が始まりますよ?どうぞお楽しみをォ~!!」
ノイズがかった不気味な声。どこか狂気さを感じれるような優しい口調。この街一番の人気を誇るラジオ放送局[明朝体]【デーモン・ラジオ放送局】[/明朝体]が始まる合図だ。街の人々が一瞬でロアクスの声が流れる電波塔に目を向ける。電波塔からは未だにノイズの音が。
[下線]ロアクス・デーモン[/下線]
「well...今日は皆さんお望み通りの質問コーナーですよ?ニャハハっ!![太字]是非お楽しみを♪[/太字]」
ラジオスタッフのようなモノを片手に軽快な口調でトークを始めるロアクス。ロアクスの声が徐々にノイズがかっていき、トーンが低くなっていく。ロアクスのどこか惹き込まれるラジオ放送。紳士的な口調で街の人を的確に魅入っていくその魅力。今では街の人々全員が電波塔に夢中だ。
そう、全てロアクスの計画通り。最近この世界はまだ機器が取り入られたばかり。そりゃあ人々もロアクスのラジオ放送には耳を傾けるだろう。[下線]全部、全部ロアクスの計画。[/下線]
[下線]ロアクス・デーモン[/下線]
「~..ということで今日のラジオ放送は此処まででェ~す♪次の【デーモン・ラジオ放送局】もお楽しみにィ~[漢字]Good bay[/漢字][ふりがな]さようなら~[/ふりがな]♪...ジジジッ」
_ノイズの音と共に電波塔から流れていたノイズの音が途切れて静けさが街全体を覆う。まるで何もなかったようにまた街はいつもの活気に満ちた空気で満たされていく。
表面ではラジオスターのロアクス。[下線]じゃあ次はロアクスの裏面を紹介しようか。[/下線]