__[明朝体]天国[/明朝体] 神や天使が存在し、死後の霊が祝福されるとするところ。比喩的に苦難のない楽園とも言われている。そんな天国には七つの美徳を司る天使が存在する。[太字]信仰、正義、慈愛、勇気、正義、節制、賢明...[/太字]そんな七つの大罪と対になるようなモノ...どうやら天国で二人の天使がオセロをしているようだ。
まるでダイヤモンドのように美しく輝く銀髪にオレンジ色のメッシュ。遠目から見ると女の子か男の子なのか判別が難しい。正義を司る[下線]テア・テオリア[/下線]。
淡い緑色のショートヘアにおっとりとした黒色のタレ目。黒色のネックインナーに白色のパーカー。青色のデニムズボン。緑色を基調としたスニーカーと十字架のネックレス。信仰を司る[下線]ラオ・ディーフィ[/下線]だ。
[下線]テオ・テオリア[/下線]
「...最近お前は大罪の奴らとはどうなんだぁ..?」
白い煙を吐きながらラオをじっと見つめるテオ。それに対してラオはいつも通りのようにおっとりとしながら返答する。
[下線]ラオ・ディーフィ[/下線]
「えぇ~?いつも通り[漢字]皆[/漢字][ふりがな]大罪[/ふりがな]達とは仲良くしてるよぉ~?僕の話を聞いてくれてるかは分かんないけど皆と仲良くなるのも良くなぁ~い?...それよりも早く天使様を信教しようよぉ~?」
互いにオセロの駒を置いていきながら...というかよく見るとオセロの駒の色が白だけしかない。黒はどこにいったのだろうか。白と黒がないとオセロという概念が壊れてしまうような気がするような...まぁそんなことは考えないようにしておこう...
すると煙草を吸っていたテオの手が止まり、いつもよりも真剣そうな顔つきでラオを見つめる。
[下線]テオ・テオリア[/下線]
「...そういやお前は節制を司るアイツが行方不明になったことは聞いてはおるか?...」
[下線]ラオ・ディーフィ[/下線]
「...あの子が行方不明~?..おかしな話だねぇ。ふふっ[小文字](笑[/小文字]もしかしたら[太字]大罪に連れて行かれたのかもねぇ~[/太字]」
ラオの言葉が終わると一気に空気がピリッとしたかのように凍りつく。テオの周りから無数の剣が召喚され、今にも大罪を司る悪魔達への攻撃準備を整えるかのように戦闘態勢に入る。
[下線]テオ・テオリア[/下線]
「..余は今から地獄へ行ってくる。[漢字]お前ら[/漢字][ふりがな]他の美徳を司る天使達[/ふりがな]は征くのか?」
テオが立ち上がると同時に[漢字]彼ら[/漢字][ふりがな]他の美徳を司る天使達[/ふりがな]が煙と共に登場する。賢明を司る[下線]アメリア・シャーロット[/下線]、慈愛を司る[下線]アイカ・コチョウラン[/下線]、勇気を司る[下線]ジェイド・ウーシャン[/下線]、信仰を司る[下線]ラオ・ディーフィ[/下線]、そして正義を司る[下線]テオ・テオリア[/下線]...おや?希望が見当たらないようだ。
[下線]アイカ・コチョウラン[/下線]
「ねぇねぇテオお兄ちゃんっ![漢字]あのこ[/漢字][ふりがな]希望[/ふりがな]が見当たらないよ?...どこ行ったのかな..あいか心配だよ...[小文字](泣き[/小文字]」
まだ小柄で可愛らしい慈愛を司るアイカが潤々とした瞳で彼らを見つめてくる。アイカは今にも泣きそうな状況だ。すると横から美しい黒髪ストレートでセミロングの髪を一つ縛りにしている、黒いパンツスーツにスーツの中は白いブラウス、✨️と輝くガラスの靴を身に纏った綺麗な女性が冷静そうな口調で答える。
[下線]アメリア・シャーロット[/下線]
「...アイカもう少し賢明に考えたらどうなの?私達は美徳を司る者なのよ?もう駄目だと言うかのように諦めるのはどうなのかしら?..んで[漢字]あんた[/漢字][ふりがな]テオ[/ふりがな]はどうすんのかしら?勿論[太字]このまま[/太字]だなんてあり得ないわよねぇ?」
[下線]ジェイド・ウーシャン[/下線]
「.....[小文字](カキカキ..[/小文字]「アイカ様、頑張ってみよう。アイカ様なら絶対にできるよ」
周りの天使達の様子を伺っていたテオの横からぴょこっとラオが登場してテオのほっぺをぷにぷにと触りながら話しかけてくる。
[下線]ラオ・ディーフィ[/下線]
「んふふっ[小文字](ぷにぷに..[/小文字]それで君はどうする~?希望と節制がいないから...[漢字]あそこ[/漢字][ふりがな]地獄[/ふりがな]に突撃するの~?」
[下線]テオ・テオリア[/下線]
「余たちで[漢字]奴ら[/漢字][ふりがな]大罪達[/ふりがな]を成敗しに行こうぞぉ。七つの美徳のうち二人もいないのは大問題なのだからなぁ...ぁ、ただ[漢字]性欲[/漢字][ふりがな]アリス・ラスティア・レチェリー[/ふりがな]とは戦いたくない、気分が悪くなるのだ..」
全員が仕方ないと言うかのように頷くと各々武器を手に取り歩き始める。勿論の如く彼らの行く先は[太字]地獄[/太字]。彼らとはまた対となる七つの大罪を司る悪魔達の元へ__