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青景市立第二高等学校“魔法科”

#15

疑い

Side 花織
無事研究が完成して、先生に提出をした。
なんとか終わってよかった。けど。
私はちらりと風雅の方を見る。
やっぱり、出会ったときから、おかしかった。
何故、いろんなことを知っているのか。
何故、先生から許可がもらえたのか。
一応、北海道まで連れて行ってもらったり、いろいろな情報をくれたり、味方っぽくはあるんだけど、それにしても。
味方にせよ、あんなに情報を持っているのは、ちょっと怖い。
とりあえず、玲音には伝えないと、かな……?
でも、風の魔術の応用で、盗聴も出来る。
どうしたら伝えられるの……?
私は、まだ光属性の中の純光属性(他属性を含まない、光だけ)の魔法のごく一部と、闇属性の魔法しか扱うことができない。
つまり、本来扱うことができるはずの他属性は、まだ扱うことができない。
それに、何故か光属性の魔法を使おうとすると、魔力が滞る感じがする。
つまり、普通に使えるのは闇属性だけ。
それだけじゃあ、風雅に隠れて何かをしようにも、見つかってしまう。
やっぱり、光属性を活かすためにも、練習をしなきゃ。
………でも、また前みたいに倒れたら……
最近、光属性を使った後は、とても疲れるようにもなっている。
でも、先生に聞いたところ、そのような事例はないという。
不思議だけど、仕方ない。
訓練をひたすら繰り返して、治るか試してみよう。

Side ??
今回の論文も、ハズレね。
やはり、前例が無さすぎるからか。
私は広い牢屋のなかに積み上げられた、無断で持ち込んだ論文を一瞥する。
「犯罪者の魔力封印とその副作用」、「各属性のルーツ」……たくさんの論文があるが、どれもハズレだった。
そもそも、犯罪者を消しすぎなのよ……と、舌打ちをする。
一人くらい実験台としてこちらによこしてくれたらいいのに。
そうしたら、あの子の身に起こっていることが解明できるかもしれない。
直接忠告はできないけれど、工夫したら、なんとか伝えられるはず。
どうやら、賢い子に育ってくれたようだし。
こんな馬鹿みたいな社会でも、無事に生き抜くことができそう。

作者メッセージ

どうも、どりーむです。
風雅の挙動がおかしいので、動こうとしていますね。
風雅は一体何者なのか……?
ではでは、また次のお話でお会いしましょう!

2026/07/25 18:08

どりーむ
ID:≫ 26a0UP4RanvbA
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