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青景市立第二高等学校“魔法科”

#12

会議

Side 風雅
「これから、体育祭後会議を始める。」
長により、毎年行われている体育祭についての会議が始まった。
でも、今年はいつになくピリピリとした雰囲気。
「早速だが、No.0613531579463、天川花織について報告を。」
そう。花織ちゃんという、イレギュラーな人物がいるから。
「あれは、規格外です。出生時には標準レベルだった魔力量は、まだ魔力成長期が来ていないというのに国内最大記録に迫っていますし、属性は出生時には闇属性だけだったはずが、光属性の反応が、出ています。最初は弱めでしたが、体育祭では、割と使いこなせているようでしたし。ただ、本来の光属性だと、闇を除く全ての属性が扱えますが、あれはまだそれが上手くは出来ていない様子です。」
その報告を聞いて、皆がざわつきはじめる。
そりゃあ、そうだろうねぇ。
生まれたときの検査は完璧ではないとはいえ、標準だった子どもがこんなに成長するのは、前例がない。
属性が増えるだなんて、もっての他。
「風雅、それは本当か?」
僕が指名された。
ここでありのままの事実―――花織ちゃんがこの世界を変えようとしていることを言ってしまうと、面白くないよなぁ。
彼女を“監視”し始めてから、すぐに異常さは分かった。
だってあんな子、滅多にいないんだもん。
2属性だと正式に判断されて、送り込まれたときは嬉しかったなぁ。
実戦では手を抜いていたとはいえ、あそこまで戦うことができるなんて、思いもしなかった。
それに、興味本位で事実を教えてみたら、「世界を変える」だなんて突拍子のないことを言い出して。
危険をおかしてまで北海道に行って灯へ会いに行ったり…って、これは僕が言い出したか。
それでも、本当に楽しかった。
だから、とりあえずは見守ろうかなぁ。
「本当です。ですが、監視対象は上手く洗脳―――いえ、精神誘導ができているようで、危険因子ではなさそうです。なので、処分の必要は無いかと。」
僕の報告に皆が明らかにホッとした表情になった。
「分かった。だが、万が一の事態に備え、引き続き監視を続けろ。」
良かったぁ、“監視”を辞めさせられなくて。
長の命令に同意し、一足先に帰る。
怪しまれないため、っていう建前だけど、本当はもっと一緒にいたいから。
きっと、この仕事も長くてあと数年で終わりだからねぇ。

作者メッセージ

どうも、どりーむです。
これは幕間みたいなものですので、次からは普通の物語に戻りますよ。
ではでは、また次のお話でお会いしましょう!

2026/06/13 14:16

どりーむ
ID:≫ 26a0UP4RanvbA
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