「はぁ〜い、みなさぁん。いきなりですけどぉ、来週に体育祭を開催しまぁす!」
北海道から帰ってきて早々に、衝撃の発表があった。
玲音は喜んでて……風雅は、動じてない。
知ってたのかな?
そのとき。
「お、体育祭か。なんか楽しそうじゃね?」
関雄大が、久しぶりに軽い調子で話しかけてきた。
「こういうのって燃えるよな。まあ、俺はあんま強くないけどさ」
「てか、お前運動会では毎年すっ転んで怪我してるよな。」
玲音も会話に参加してきた。
「気をつけてよ?」
「はは、大丈夫だろ。体育祭だし」
軽く笑って、雄大はそのまま離れていった。
「2人ともぉ。体育祭だからって、油断したらだめだよ?」
放課後になるなり、風雅がそう言った。
どういうこと?
「体育祭っていいながら、実際やるのは実戦だからね。」
「なあ、俺らって、ほとんど授業で実技はやっていないよな?」
確かにそうだ。
魔法がきちんと発動できるかどうかを調べた一回しか、魔法は使っていない。
「そうだねぇ。まあ、そういうこともあるよねぇ。」
「ねえ、風雅……なにか、知ってるの?」
風雅は軽く首を傾げて、
「さぁね?」
とだけ言った。
「お前、最近いっつもそうやって誤魔化すよな。」
玲音が呆れたように言う。
「だって、便利だもん。」
そんなやりとりを聞きながら、なにか違和感を感じた。
……なんだろ?
もう、体育祭当日。
風雅の言葉が引っかかっていたので、しっかり練習はしてきた。
魔法戦のトーナメントが発表される。
玲音や風雅とは、かなり勝ち進まないとあたらないような組み合わせだった。
確認をしたので、すぐ近くにあった魔法陣で闘技場へテレポートした。
観客席には保護者はもちろんいなくて、その代わりというわけではないが、見知らぬ教師のような人がいた。
弱かった。
みんなやっぱり実戦慣れをしていなくて、相手にならなかった。
時間があるのでなんとなく試合を見て、ふと関のところに目が留まる。
少し苦戦はしていたものの、割と上手く魔法が使えていた。
だが、相手のほうが一枚上手で、敗北していた。
……まあ、そんなもの、だよね。
玲音は風雅と戦ったのだが、一人だと苦戦していて、結局負けた。
決勝戦は私と風雅だった。
風雅はやっぱり強い。
とても長い試合になりそう。
5分を超えた頃、私は息が苦しくなってきた。
「はぁっ、はぁっ……」
「息があがってるねぇ。」
……あれ。
今まで、こんな短時間で息、上がってたっけ?
私は体力は昔から無かったけど。
「なんっ、で、だろ……」
「…さあねぇ。」
一瞬間があった気がするけど、頭がくらくらして、よく分からない。
もう限界、というところで、やっと風雅に勝つことができた。
「やったな、花織!」
玲音が声をかけてくれる。
いつもなら喜ぶところだけど、今はそれどころではない。
「…っ、はあ、はあ……」
玲音は、私の様子がおかしいことに気づいたのか、観戦席まで背負っていってくれた。
「大丈夫か?部屋で休んだほうがいいんじゃ…?」
一休みして、やっと息は整ったけど、まだ頭が痛い。
けどその程度なら、よくあることだ。
きっと、最近いろいろあって、疲れていたんだろう。
「……大丈夫。ありがと。」
風雅が、じっと私たちの様子を見ていた。
北海道から帰ってきて早々に、衝撃の発表があった。
玲音は喜んでて……風雅は、動じてない。
知ってたのかな?
そのとき。
「お、体育祭か。なんか楽しそうじゃね?」
関雄大が、久しぶりに軽い調子で話しかけてきた。
「こういうのって燃えるよな。まあ、俺はあんま強くないけどさ」
「てか、お前運動会では毎年すっ転んで怪我してるよな。」
玲音も会話に参加してきた。
「気をつけてよ?」
「はは、大丈夫だろ。体育祭だし」
軽く笑って、雄大はそのまま離れていった。
「2人ともぉ。体育祭だからって、油断したらだめだよ?」
放課後になるなり、風雅がそう言った。
どういうこと?
「体育祭っていいながら、実際やるのは実戦だからね。」
「なあ、俺らって、ほとんど授業で実技はやっていないよな?」
確かにそうだ。
魔法がきちんと発動できるかどうかを調べた一回しか、魔法は使っていない。
「そうだねぇ。まあ、そういうこともあるよねぇ。」
「ねえ、風雅……なにか、知ってるの?」
風雅は軽く首を傾げて、
「さぁね?」
とだけ言った。
「お前、最近いっつもそうやって誤魔化すよな。」
玲音が呆れたように言う。
「だって、便利だもん。」
そんなやりとりを聞きながら、なにか違和感を感じた。
……なんだろ?
もう、体育祭当日。
風雅の言葉が引っかかっていたので、しっかり練習はしてきた。
魔法戦のトーナメントが発表される。
玲音や風雅とは、かなり勝ち進まないとあたらないような組み合わせだった。
確認をしたので、すぐ近くにあった魔法陣で闘技場へテレポートした。
観客席には保護者はもちろんいなくて、その代わりというわけではないが、見知らぬ教師のような人がいた。
弱かった。
みんなやっぱり実戦慣れをしていなくて、相手にならなかった。
時間があるのでなんとなく試合を見て、ふと関のところに目が留まる。
少し苦戦はしていたものの、割と上手く魔法が使えていた。
だが、相手のほうが一枚上手で、敗北していた。
……まあ、そんなもの、だよね。
玲音は風雅と戦ったのだが、一人だと苦戦していて、結局負けた。
決勝戦は私と風雅だった。
風雅はやっぱり強い。
とても長い試合になりそう。
5分を超えた頃、私は息が苦しくなってきた。
「はぁっ、はぁっ……」
「息があがってるねぇ。」
……あれ。
今まで、こんな短時間で息、上がってたっけ?
私は体力は昔から無かったけど。
「なんっ、で、だろ……」
「…さあねぇ。」
一瞬間があった気がするけど、頭がくらくらして、よく分からない。
もう限界、というところで、やっと風雅に勝つことができた。
「やったな、花織!」
玲音が声をかけてくれる。
いつもなら喜ぶところだけど、今はそれどころではない。
「…っ、はあ、はあ……」
玲音は、私の様子がおかしいことに気づいたのか、観戦席まで背負っていってくれた。
「大丈夫か?部屋で休んだほうがいいんじゃ…?」
一休みして、やっと息は整ったけど、まだ頭が痛い。
けどその程度なら、よくあることだ。
きっと、最近いろいろあって、疲れていたんだろう。
「……大丈夫。ありがと。」
風雅が、じっと私たちの様子を見ていた。