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イレイナさん、サイレント・ウィッチの世界に降り立つ。

あるところで、異世界から来たような美少女が歩いていました。
まあ、なんという美しさ。あの子、誰?
皆が振り向いてしまうようなこの美少女は、一体誰でしょう?
そう、私です。
……………
ちなみに本当に異世界に来てしまったようです。
「はぁ………私はただ森の中で読書をしていただけなんですが……」
ちなみに私に向けられる視線は、ほとんどが「なんでこいつほうき持ってんだ」ってやつです。ぶっ飛ばしますよ?
やれやれ、仕方ないですね。ここは一つ、私の華麗な飛行技術をお見せしてあげましょうか。
ほうきに跨り、飛びながら様々な魔法を見せていると、何故か周りがざわつきました。
「ま、まさか“沈黙の魔女”様なのか!?」
「いや、“沈黙の魔女”様はもっと小柄で、髪は茶色だったはずだ。」
「でも、あの子詠唱をしていなかったわ!」
「しかも見たことが無い魔術ばかり……」
もしかしてみなさんは詠唱無しでは魔法を使えないんでしょうか?
いえ、“沈黙の魔女”なる人しか使えない、ということでしょう。
しかも皆が知らない魔法ばかりですか?
なるほど。
………これはビジネスチャンスでは?
私はこれからの手順を思い浮かべます。
①いろんな魔術を見せる
②私のご利益があるとかなんとか言って魔法薬にして高値で売る
我ながら天才では?
では早速………
「………あのっ、ちょっといいでひゅかっ!」
盛大に噛みながら私に話しかける方。
茶髪、光の当たり加減で若草色に煌めく瞳。
「どうしましたか?」
もしかして私に憧れちゃったりしたんですか?魔法教えましょうか?
「さっきの攻撃?魔術、見たことないし、分析も出来なかったので……あの、おおお教えてくれましぇんかっ!」
また噛みましたねぇ。
なんか小リスみたいな子、と思いながら、私は答えて差し上げます。
「別に、ただの私の自作魔法ですよ?では、私は今から魔法薬を売りさばかないとなので。」
今はお金を手に入れるのに忙しいんですよ。
「ふふふ………猫耳がはえるやつに身長が5センチ伸びるやつ、きっと高く売れますねぇ。」
すると目をまん丸にして見開いて、
「そっ、それ、肉体操作魔術じゃ………」
と。
何ですかそれ?
「よく分かんないですけど、だめっぽかったら逃げたらいいんですよ。……ほら、そこのお姉さん、身長、もっと伸ばしたくないですか?ふふふ、今なら金貨一枚ですけど?」
プルプル震えながら「確か近くにいるはず……ひぃん、怖いよぅ」といっている小リスさんは放っておきましょう。
というか、なかなか売れませんね。どうして……
「おやおや、こんな街中で堂々と肉体干渉魔術の魔法薬を売りさばくとは、一体貴方はどういう神経をしていらっしゃるんですか?」
茶髪で長い三つ編みの、男の方。なにやら私、咎められているようです。
「ひぇっ!」
「これはこれは同期殿。この方とはお知り合いで?それとも、共犯ですか?」
「違います違います!私、止めようとしました!」
小リスさんと話し始めたので、このうちにほうきで飛んで逃げてしまいましょう。
ぴゅーん、と飛んでいると、なにやら透明な壁にぶつかってしまいました。痛い。
「飛行魔術でこの私から逃げられるとでも思っているんですか?うちの馬鹿弟子より馬鹿なようですねぇ。」
私はカチン、ときて、たくさん魔法をぶっ放しました。
「私は“結界の魔術師”ですよ?馬鹿なまねはさっさとやめて下さい。」
なんと、全部ふせがれてしまったようです。恐るべし、三つ編みさん。いや、結界の魔術師さん。
これは仕方ないですね。脱獄を考えるしか……
あれ、急に強烈な眠気がきて………

「はっ、私は捕まったはずでは……?」
目覚めると監獄ではなく、森の中。
どうやら私としたことが、寝ていたようです。
なんかとっても悪い夢でした。
もうあの恐ろしい魔法使いには会いたくないですね。

作者メッセージ

どうも、どりーむです。
ルイスさん、恐ろしいです。
モニカが怯えるのも頷けますね。 
というかイレイナさんは異世界でお金を稼いで何する気だったんでしょう?
常時金欠な方の考えることは分かんないですね。
ではでは、また次のお話でお会いしましょう!

2026/03/22 17:02

どりーむ
ID:≫ 26a0UP4RanvbA
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