「なあ、これ、作ったんだ。」
玲音が、1つのネックレスを差し出す。
「この前のあいつ、なんか怪しいから、これを危ないときに使うんだ。これを使えば遠隔で魔法が使えたりするんだ。」
すごい。これをあんなに短時間で。
「ありがとう。大事にするね。」
転校生、だった。
この前の声の持ち主、風雅は転校生としてやって来た。
「あいつ、本当に来た……何なんだよ。」
「そうだよね。しかも、皆がおかしくなった理由も、知ってそうだった。」
「そうだよ、知ってるよ?」
噂をすれば。
「早速〜♪」
風雅が何かを呟いた瞬間、私達は闘技場のような場所にいた。
「くそっ、花織、無事かっ!?」
玲音は観客席らしき所に、縛られていた。
「無事……だけど、ここは?」
「見たら分かるでしょう?闘技場だよ、僕特製の。花織ちゃん、って言うんだね?僕と戦ってもらうよぉ?」
私達はまだ、実戦をほとんどしていないのに…
「俺がやる!代われ!」
「だめだめ。僕、結構楽しみにしてたんだよ?2属性持ち、しかもトップクラスの魔力量!とってもワクワクしてる!」
悔しそうな顔をする玲音。どうやら結界が張られているらしく、玲音がいる場所からは何も出来ないそうだ。
………仕方ない。
お守り代わりのネックレスをぐっと握りながら、話しかける。
「分かった、私が相手をする。ただ、何かハンデが欲しいわ。」
「当たり前だよ。じゃあ、僕は視界、それと移動能力を半減させるね。」
準備が出来たようだ。
「じゃあ僕の合図で始めるねぇ。3、2、1、始め!」
1年生で習う範囲はとても限られているが、私はたくさん予習をしていた。
だから彼が放とうとした高威力でたくさんの風の短剣を、すべて防ぐことが出来た。
「流石、今までの子たちとは比べものにならないよ。」
そう言う間にも休まず攻撃を叩き込んでくる。
防御ばかりでなかなか攻撃ができず、焦りがでてくる。
そこをつかれ、1つの刃が肉薄する。
「もうおしまい?だめだなぁ。暇つぶしにぃ、この国の本当のこと、教えたげるよ。」
やはりなにか知っているようだ。
私はより多くのことを聞き出すために、魔力を節制して防御する。
「まず、この国にはたまに魔力を持った子どもが生まれる。出産時に学校の先生が秘密裏に魔力の感知を行うから、魔力があった子は、最寄りの魔法科がある学校に所属することが決まる。」
飛んできた3つの刃を撃ち落としながら、質問する。
「でも、それならば魔力が勝手に暴走したり、魔法が暴発したりするはずよ?」
「ううん、魔法科に入学するまで、出産時に魔力の器に封印がされるんだ。まあ、僕は何故か解けてしまったから、小さい頃から魔法が使えたけどね。それで、ここからが本題。」
「いや、そこからは後で聞かせてもらう!」
さっきまで観客席にいたはずの玲音が風雅を羽交い締めにし、私が光の槍を突きつける。
私の首元で光るネックレスを見て、納得した顔で頷く。
「それを使って、玲音くんを閉じ込めていた結界を割ったんだね?時間を稼ぐために魔力も節制して。あはは!やっぱり君……いや、君たちはすごいや!」
「んなことより、続き、言えよ。」
玲音が脱力しながらケラケラと笑う風雅を拘束しながら、続きを促す。
「えっとね、実は僕たちには2つしか将来の道が無くってね?一つは魔法科特別教育委員会、つまり教師、もう一つは―――地下に隠されたダンジョンの魔物の、抑制。」
玲音が、1つのネックレスを差し出す。
「この前のあいつ、なんか怪しいから、これを危ないときに使うんだ。これを使えば遠隔で魔法が使えたりするんだ。」
すごい。これをあんなに短時間で。
「ありがとう。大事にするね。」
転校生、だった。
この前の声の持ち主、風雅は転校生としてやって来た。
「あいつ、本当に来た……何なんだよ。」
「そうだよね。しかも、皆がおかしくなった理由も、知ってそうだった。」
「そうだよ、知ってるよ?」
噂をすれば。
「早速〜♪」
風雅が何かを呟いた瞬間、私達は闘技場のような場所にいた。
「くそっ、花織、無事かっ!?」
玲音は観客席らしき所に、縛られていた。
「無事……だけど、ここは?」
「見たら分かるでしょう?闘技場だよ、僕特製の。花織ちゃん、って言うんだね?僕と戦ってもらうよぉ?」
私達はまだ、実戦をほとんどしていないのに…
「俺がやる!代われ!」
「だめだめ。僕、結構楽しみにしてたんだよ?2属性持ち、しかもトップクラスの魔力量!とってもワクワクしてる!」
悔しそうな顔をする玲音。どうやら結界が張られているらしく、玲音がいる場所からは何も出来ないそうだ。
………仕方ない。
お守り代わりのネックレスをぐっと握りながら、話しかける。
「分かった、私が相手をする。ただ、何かハンデが欲しいわ。」
「当たり前だよ。じゃあ、僕は視界、それと移動能力を半減させるね。」
準備が出来たようだ。
「じゃあ僕の合図で始めるねぇ。3、2、1、始め!」
1年生で習う範囲はとても限られているが、私はたくさん予習をしていた。
だから彼が放とうとした高威力でたくさんの風の短剣を、すべて防ぐことが出来た。
「流石、今までの子たちとは比べものにならないよ。」
そう言う間にも休まず攻撃を叩き込んでくる。
防御ばかりでなかなか攻撃ができず、焦りがでてくる。
そこをつかれ、1つの刃が肉薄する。
「もうおしまい?だめだなぁ。暇つぶしにぃ、この国の本当のこと、教えたげるよ。」
やはりなにか知っているようだ。
私はより多くのことを聞き出すために、魔力を節制して防御する。
「まず、この国にはたまに魔力を持った子どもが生まれる。出産時に学校の先生が秘密裏に魔力の感知を行うから、魔力があった子は、最寄りの魔法科がある学校に所属することが決まる。」
飛んできた3つの刃を撃ち落としながら、質問する。
「でも、それならば魔力が勝手に暴走したり、魔法が暴発したりするはずよ?」
「ううん、魔法科に入学するまで、出産時に魔力の器に封印がされるんだ。まあ、僕は何故か解けてしまったから、小さい頃から魔法が使えたけどね。それで、ここからが本題。」
「いや、そこからは後で聞かせてもらう!」
さっきまで観客席にいたはずの玲音が風雅を羽交い締めにし、私が光の槍を突きつける。
私の首元で光るネックレスを見て、納得した顔で頷く。
「それを使って、玲音くんを閉じ込めていた結界を割ったんだね?時間を稼ぐために魔力も節制して。あはは!やっぱり君……いや、君たちはすごいや!」
「んなことより、続き、言えよ。」
玲音が脱力しながらケラケラと笑う風雅を拘束しながら、続きを促す。
「えっとね、実は僕たちには2つしか将来の道が無くってね?一つは魔法科特別教育委員会、つまり教師、もう一つは―――地下に隠されたダンジョンの魔物の、抑制。」