“親友”
「そんな、嘘でしょ?ねえ!!」
屋上に、悲痛な声が響き渡る。
「芽生、おっはよー!」
私は愛美。今日も大好きな親友に後ろから抱きつきながら元気いっぱいで挨拶する。
「…愛美ちゃん、おはよう。」
控えめな挨拶だけど、いつものことだから問題なし!
「ねぇーえー、今日さぁ、宿題やり忘れたから、見せてくれない??」
私のお願いに、少し眉をひそめる芽生。
「愛美ちゃん、前も、その前も宿題やってなかったよね?さすがに…」
「親友の頼みだよ?お願いってばぁ」
すると芽生は何か言いたげだったけど、
「……仕方ないなぁ」
と折れて宿題を見せてくれることになった!嬉しい!
芽生は前頼んだら何でもしてくれるからほんっとうに優しい!
さすが私の親友!っていっつも思うんだ!
キーンコーンカーンコーン
「愛美ちゃん、宿題終わった?ノート、返してくれる?」
「うん、ほんっとうにありがと、芽生!」
業間休み(2限目と3限目の間のちょっと長いやつ)になり、芽生がいなかったので、他の友達のとこに行く。
「あ、愛美![小文字]ねえ、知ってる?芽生の好きな人って、雄一らしいよ![/小文字]」
ビッグニュース!!
「[小文字]え、まじ!?これは雄一に伝えてあげなきゃ![/小文字]」
私の提案に、みんなはクスクスと笑い、賛同したので、早速雄一のとこに行く。
「ねえ雄一、芽生ってさぁ、あんたのこと好きらしいよぉw」
友達の一人が言う。
雄一は驚き、
「芽生、かぁ。残念だけどあんまタイプじゃないんだよなぁ。すまん!」
と言った。残念!
「これは芽生に報告しなければ!」
お昼ご飯の時間になり、屋上に芽生といつものようにお弁当を食べに行った。
「てかさ、芽生、雄一が芽生のことはあんまタイプじゃないって言ってたよ、残念だね…」
私の言葉に、芽生は驚いた様子。
「なんで、なんで愛美ちゃんが知ってるの!それに、どうして雄一くんに……!」
「だって、親友でしょ?」
親友、といった瞬間に、芽生は立ち上がった。そして、
「ちょっと、なにするの!」
私のことを床に押し倒した。
思いっきり打ちつけられた私を見下ろしながら、芽生は言う。
「愛美ちゃんは“親友”って言うけど、私は親友って思ってない!だって、愛美ちゃんがやってることは、“いじめ”だもの!」
そこで一呼吸し、さらに続ける。
「愛美ちゃんなんて、だいっきらい!」
「そんな、嘘でしょ?ねえ!!」
屋上に、悲痛な声が響き渡る。
そして、元親友――いや、友達でもなんでもなかった私達は、話さなくなった。
屋上に、悲痛な声が響き渡る。
「芽生、おっはよー!」
私は愛美。今日も大好きな親友に後ろから抱きつきながら元気いっぱいで挨拶する。
「…愛美ちゃん、おはよう。」
控えめな挨拶だけど、いつものことだから問題なし!
「ねぇーえー、今日さぁ、宿題やり忘れたから、見せてくれない??」
私のお願いに、少し眉をひそめる芽生。
「愛美ちゃん、前も、その前も宿題やってなかったよね?さすがに…」
「親友の頼みだよ?お願いってばぁ」
すると芽生は何か言いたげだったけど、
「……仕方ないなぁ」
と折れて宿題を見せてくれることになった!嬉しい!
芽生は前頼んだら何でもしてくれるからほんっとうに優しい!
さすが私の親友!っていっつも思うんだ!
キーンコーンカーンコーン
「愛美ちゃん、宿題終わった?ノート、返してくれる?」
「うん、ほんっとうにありがと、芽生!」
業間休み(2限目と3限目の間のちょっと長いやつ)になり、芽生がいなかったので、他の友達のとこに行く。
「あ、愛美![小文字]ねえ、知ってる?芽生の好きな人って、雄一らしいよ![/小文字]」
ビッグニュース!!
「[小文字]え、まじ!?これは雄一に伝えてあげなきゃ![/小文字]」
私の提案に、みんなはクスクスと笑い、賛同したので、早速雄一のとこに行く。
「ねえ雄一、芽生ってさぁ、あんたのこと好きらしいよぉw」
友達の一人が言う。
雄一は驚き、
「芽生、かぁ。残念だけどあんまタイプじゃないんだよなぁ。すまん!」
と言った。残念!
「これは芽生に報告しなければ!」
お昼ご飯の時間になり、屋上に芽生といつものようにお弁当を食べに行った。
「てかさ、芽生、雄一が芽生のことはあんまタイプじゃないって言ってたよ、残念だね…」
私の言葉に、芽生は驚いた様子。
「なんで、なんで愛美ちゃんが知ってるの!それに、どうして雄一くんに……!」
「だって、親友でしょ?」
親友、といった瞬間に、芽生は立ち上がった。そして、
「ちょっと、なにするの!」
私のことを床に押し倒した。
思いっきり打ちつけられた私を見下ろしながら、芽生は言う。
「愛美ちゃんは“親友”って言うけど、私は親友って思ってない!だって、愛美ちゃんがやってることは、“いじめ”だもの!」
そこで一呼吸し、さらに続ける。
「愛美ちゃんなんて、だいっきらい!」
「そんな、嘘でしょ?ねえ!!」
屋上に、悲痛な声が響き渡る。
そして、元親友――いや、友達でもなんでもなかった私達は、話さなくなった。
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