螺旋の龍と5つの夢
#1
1-0 プロローグ
ここは、ジン国の辺境の村スアン。十数人ほどが住んでいる小さな村だ。その村の更に端の方に、ロンという少年が住んでいた。母を病気で亡くし、父は国のもっと都会に行って稼いでくると言ってからもう三年帰ってこない。
ロンは本を読むことが好きだった。よく家の棚の中身を引っ張り出しては、本を探していた。いつの日か、家じゅうの棚という棚の中を探し尽くしてしまった。ロンは退屈だった。家にあった本は、もう全て読んでしまった。
「これから何をして過ごそう・・・。」
その時だった。ふと床に横になると、天井に隠し戸があることに気づいた。あんなところ、今まで見たこともなかった。
何かあるかもしれない。
その戸には、背伸びをしても手が届きそうにない。ロンは近くに置いてあった桶を引っ掴むと、隠し戸の真下に置き、その上に乗った。なんとか手が届き、きしみながら天井の戸がゆっくり開いた。それは、夢の始まりの扉だった。
ロンは本を読むことが好きだった。よく家の棚の中身を引っ張り出しては、本を探していた。いつの日か、家じゅうの棚という棚の中を探し尽くしてしまった。ロンは退屈だった。家にあった本は、もう全て読んでしまった。
「これから何をして過ごそう・・・。」
その時だった。ふと床に横になると、天井に隠し戸があることに気づいた。あんなところ、今まで見たこともなかった。
何かあるかもしれない。
その戸には、背伸びをしても手が届きそうにない。ロンは近くに置いてあった桶を引っ掴むと、隠し戸の真下に置き、その上に乗った。なんとか手が届き、きしみながら天井の戸がゆっくり開いた。それは、夢の始まりの扉だった。