小泉「ごめんね罪木ちゃん、続けてくれる?」
罪木「えっとぉ……まだまだ婦人科を受診するのに抵抗がある未婚女性って、多いんです……若い子は特にですね……」
ソニア「ええ、産婦人科にお世話になるのは、子どもが出来た時、くらいにしか考えたことがありませんわ」
罪木「そうなんですぅ……それが、婦人科が敬遠される理由だと思うんですぅ……産婦人科では出産以外にも、いろんな診療内容があってぇ……」
罪木「『ふしだら』とか、『はしたない』とか、そんな偏見で婦人科から遠ざかって、自分の病気に気づかない事もあるんですぅ」
終里「病気、ってなんだ?」
罪木「月経困難症とか……子宮内膜症とか……子宮頸がんとか、ですぅ…」
澪田「ガーン!」
罪木「下腹部に違和感があるのに、生理痛が酷いのに、人の目を気にして我慢してしまって……重大な疾患を見逃してしまう……こんな悲しいことはありません……」
辺古山「そうだな。それしきの痛み、女には当然と思って我慢する者も多いだろうしな」
罪木「はい……それに、本人だけじゃなく、子どもを婦人科に受診させることを嫌がるお母さんもいるくらいですぅ……」
七海「それは……ひどいね」
罪木「そうなんですぅ……みなさんはそういう病気が現実的になってくるお年ですぅ」
罪木「ですから、我慢しないで気軽に相談して欲しいんです…… たぶんこの中にも、何か違和感を感じても、我慢してきた人がいると思うんです……」
罪木「でも、それは我慢するだけ病状を長引かせたり、重病化したりするだけです……恥ずかしがったり、怖がったりしないで早めに相談してくれれば、看てあげられます……」
辺古山「そうか……なるほどな」
西園寺「でもさー、だったら病院に置けばよくない? わざわざこんな狭いブタ小屋に置かなくってもさー」
罪木「は、はい、確かに病院はありますけど、暗くて、寂しくて、とてもそんな雰囲気じゃないっていうか……」
終里「確かにな。なんか不気味なオブジェもあるし、んな気にはなれねーな」
罪木「ですから、なるべく緊張しないように、私の部屋に置いたんです……」
ソニア「なるほど……罪木さんは、わたくし達がリラックスして診察を受けられるよう、ここに内診台を置いたのですね」
罪木「わ、私にできる事はとても限られてますけど……それでも、少しでもお役にたてたらと思って……」
澪田「そうだったんすねー……泣かせる話っす……」
七海「罪木さんがその診察台を部屋に置いてるのは、私たちの事を考えての事だったんだね……うん、わかったよ」
小泉「ごめんね、罪木ちゃん……そんな大事な事とは思わないで、いきなり押しかけちゃって」
罪木「い、いえ……近いうちに、みなさんに話そうと思ってたので…良かったですぅ」
七海「うん、そうかもしれないね」
ソニア「そうですわ。おかげで、あの診察台がここにある理由も、罪木さんのお気遣いも伝わりました」
西園寺「……つーかさ、澪田おねぇだよね?言い出したのは。結局、分娩台じゃなかったじゃん!」
澪田「あ、あははー……そ、そのへんは笑って忘れて欲しいっす!」
終里「いやー、澪田が『この中の誰かが妊娠してる』なんて言い出した時は、頭のネジぶっ飛んだんじゃねーかと思ったけどな!」
西園寺「とっくにネジがぶっ飛んでる終里おねぇに言われるなんて、澪田おねぇ可哀想ー」クスクス
澪田「あのあのー……それはっすねぇ…」
澪田「……唯吹も、だいぶ悩んだっすよ」
辺古山「悩んだ…?」
澪田「うーん……家も学校もお医者さんもいないこの島で妊娠したとかだったら、すごい不安じゃないかと思ったっす」
澪田「蜜柑ちゃんにしか相談できなくて、不安な気持ちのままいるのは可哀想かなーと……」
澪田「だ、だから、もしそうなら、唯吹たちにも相談して欲しいって、唯吹たちも協力するよ、って」
澪田「そう言ってあげたかったんす……」
小泉「唯吹ちゃん…そうだったんだ」
ソニア「澪田さんも、お仲間を気遣ってのことだったんですね……」
澪田「あ、あはははー! て、照れるっすよ!」
辺古山「なるほどな。あのような血迷い事を言ったのは、そういう事だったのか」
澪田「あべし! 血迷い事!!」
辺古山「だが安心しろ。女をそんな目に合わせておいて平気な顔をしている男など……私が切り刻んでやろう」チャキッ…
七海「うーん……竹刀じゃ、切れないと思うよ」
辺古山「フ……切り刻まれたほうが良かったと思うほどの目に合わせてやる、ということだ」
小泉「あ、あはは……」
澪田「お、恐ろしいっす!」
罪木「えっとぉ……まだまだ婦人科を受診するのに抵抗がある未婚女性って、多いんです……若い子は特にですね……」
ソニア「ええ、産婦人科にお世話になるのは、子どもが出来た時、くらいにしか考えたことがありませんわ」
罪木「そうなんですぅ……それが、婦人科が敬遠される理由だと思うんですぅ……産婦人科では出産以外にも、いろんな診療内容があってぇ……」
罪木「『ふしだら』とか、『はしたない』とか、そんな偏見で婦人科から遠ざかって、自分の病気に気づかない事もあるんですぅ」
終里「病気、ってなんだ?」
罪木「月経困難症とか……子宮内膜症とか……子宮頸がんとか、ですぅ…」
澪田「ガーン!」
罪木「下腹部に違和感があるのに、生理痛が酷いのに、人の目を気にして我慢してしまって……重大な疾患を見逃してしまう……こんな悲しいことはありません……」
辺古山「そうだな。それしきの痛み、女には当然と思って我慢する者も多いだろうしな」
罪木「はい……それに、本人だけじゃなく、子どもを婦人科に受診させることを嫌がるお母さんもいるくらいですぅ……」
七海「それは……ひどいね」
罪木「そうなんですぅ……みなさんはそういう病気が現実的になってくるお年ですぅ」
罪木「ですから、我慢しないで気軽に相談して欲しいんです…… たぶんこの中にも、何か違和感を感じても、我慢してきた人がいると思うんです……」
罪木「でも、それは我慢するだけ病状を長引かせたり、重病化したりするだけです……恥ずかしがったり、怖がったりしないで早めに相談してくれれば、看てあげられます……」
辺古山「そうか……なるほどな」
西園寺「でもさー、だったら病院に置けばよくない? わざわざこんな狭いブタ小屋に置かなくってもさー」
罪木「は、はい、確かに病院はありますけど、暗くて、寂しくて、とてもそんな雰囲気じゃないっていうか……」
終里「確かにな。なんか不気味なオブジェもあるし、んな気にはなれねーな」
罪木「ですから、なるべく緊張しないように、私の部屋に置いたんです……」
ソニア「なるほど……罪木さんは、わたくし達がリラックスして診察を受けられるよう、ここに内診台を置いたのですね」
罪木「わ、私にできる事はとても限られてますけど……それでも、少しでもお役にたてたらと思って……」
澪田「そうだったんすねー……泣かせる話っす……」
七海「罪木さんがその診察台を部屋に置いてるのは、私たちの事を考えての事だったんだね……うん、わかったよ」
小泉「ごめんね、罪木ちゃん……そんな大事な事とは思わないで、いきなり押しかけちゃって」
罪木「い、いえ……近いうちに、みなさんに話そうと思ってたので…良かったですぅ」
七海「うん、そうかもしれないね」
ソニア「そうですわ。おかげで、あの診察台がここにある理由も、罪木さんのお気遣いも伝わりました」
西園寺「……つーかさ、澪田おねぇだよね?言い出したのは。結局、分娩台じゃなかったじゃん!」
澪田「あ、あははー……そ、そのへんは笑って忘れて欲しいっす!」
終里「いやー、澪田が『この中の誰かが妊娠してる』なんて言い出した時は、頭のネジぶっ飛んだんじゃねーかと思ったけどな!」
西園寺「とっくにネジがぶっ飛んでる終里おねぇに言われるなんて、澪田おねぇ可哀想ー」クスクス
澪田「あのあのー……それはっすねぇ…」
澪田「……唯吹も、だいぶ悩んだっすよ」
辺古山「悩んだ…?」
澪田「うーん……家も学校もお医者さんもいないこの島で妊娠したとかだったら、すごい不安じゃないかと思ったっす」
澪田「蜜柑ちゃんにしか相談できなくて、不安な気持ちのままいるのは可哀想かなーと……」
澪田「だ、だから、もしそうなら、唯吹たちにも相談して欲しいって、唯吹たちも協力するよ、って」
澪田「そう言ってあげたかったんす……」
小泉「唯吹ちゃん…そうだったんだ」
ソニア「澪田さんも、お仲間を気遣ってのことだったんですね……」
澪田「あ、あはははー! て、照れるっすよ!」
辺古山「なるほどな。あのような血迷い事を言ったのは、そういう事だったのか」
澪田「あべし! 血迷い事!!」
辺古山「だが安心しろ。女をそんな目に合わせておいて平気な顔をしている男など……私が切り刻んでやろう」チャキッ…
七海「うーん……竹刀じゃ、切れないと思うよ」
辺古山「フ……切り刻まれたほうが良かったと思うほどの目に合わせてやる、ということだ」
小泉「あ、あはは……」
澪田「お、恐ろしいっす!」