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短編集(iris.sxfn.stpl)

#3

sxfn 赫 わたしのアール

[明朝体]



俺、屋上で靴を脱ぎかけた時に、ピアスをつけた先客に声をかけてしまった。

『なぁ、やめなよ』

口をついて出ただけ。
本当はどうでも良かった。
先を越されるのはなんとなく癪だった。
ピアスをつけた子は語る。
どっかで聞いたようなこと。

「運命の人だった。どうしても、愛されたかったの」

ふざけんな!
そんなことくらいで、俺の先を越そうだなんて。
欲しいものが手に入らないなんて、奪われたこともないくせに!!

「話したら、楽になったよ」
ってピアスをつけた子は消えてった。



さぁ今日こそはと、靴を脱ぎかけたら、そこに黄色っぽい髪の子。
また声をかけてしまった。
黄色の髪の子は語る。
クラスでの孤独を、

「無視されて居場所がないの」

ふざけんな!
そんなことくらいで、俺の先を超そうだなんて。
それでも家では愛されて、暖かいご飯もあるんだろ?

「おなかがすいた」
と言って、黄色の髪の子は消えてった。



そうやって何人かに声をかけて、追い返して。
結局自分の悩みは言えないまま。
初めて見つけたんだ、似たような悩みの子。
何人目かに会ったんだ。
赤い瞳の子。

「家に帰るたびに増え続ける痣を消し去ってしまうためにここに来たの」
と言った。
口をついて出ただけ、本当はどうでも良かった。
思ってないことでも、声をかけてしまった。
ねぇ、やめてよ。
あぁ、どうしよう。
この子は止められない。
俺には止める資格がない。

それでも、ここからは消えてよ。
君を見ていると、苦しいんだ。
「じゃあ、今日はやめておくよ」
って目を伏せたまま消えてった。



今日こそは誰も居ない。
俺1人だけ。
誰にも邪魔は、されない。
否、してくれない。


ピアスを外して、
黄色っぽい髪の
赤い瞳の俺は、








『今から飛びます』[/明朝体]

作者メッセージ

まって、これがどの話よりも長い!?
マ?

ピアスをつけた子 こさめくん
黄色っぽい髪の子 みことくん

なんかバグで、2つになっていたようです(笑)
赤い瞳の子 すちくん

2024/07/17 17:27

神巫 亜生
ID:≫ 12r9vk9TpSqFk
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