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 君と一緒に .   -   短編集 ˚✧₊⁎

#1

 殴り書き (

side : せら


放課後の体育館 。

息を吸って 中に入る  。

「 昨日な 、 ハムスター 買ってもらえる夢見たんや ! 」

せらの横で はのんが話してる 。

「 波音 」 で 「 はのん 」って読む めっちゃ可愛い名前の 親友ちゃん 。

「 ハムスター 飼ってなかったけ ? 」

せらが聞くと はのんは 苦笑いした 。

「 ぁ ー … 昨日死んじゃった 」

一瞬驚いて 振ってないけない話題だったと 後悔する 。

「 はのんが えさを3日間あげやんだから … 」

… なんやねん 。

「 はのんが 悪いやん 」

ママにも言われた 、 とはのんが 言う 。

靴を脱いで 入り口の前で 言う 。

「 「  お願いします ‼︎  」 」

バスケ部の間を すり抜け 、 奥のバレー部まで 行く  。

先輩たちはもう準備 しとった 。

「 やっば … 早くしよ 」

急いで シューズを履いて ネットを立てる 。

「 ありがと 」

先輩は そう笑って  友達の方に歩いて行った 。

我がバレー部の キャプテン … あんちゃん  。

茶髪の髪が 光に照らされて光ってる 。

尊 。

「 せら ? 顔死んどる 」

「 うるせぇ 」

他の1年部員も来て 、 どんどんネットが 立っていく 。

この時間が せらは好き 。

「 はのん ~ 」

「 何だい せらくん 」

こいつも ノリ良いし 。

「 もうすぐで 文化祭やな 」

「 な ~ はのんな 、 午後から 旅行行く ‼︎ 」

ニコニコの笑顔の はのん 。

文化祭の 午後で歌う 合唱 、 よっぽどしたくなかったんやな … 笑


「 サーブ ! 」

あんちゃんが叫ぶ 。

「 よーし ! 」

部員全員が 返事をする 。

バレー最高 。


____________


休憩時間 。

コート 使ってるのは 、 ろあとすい 。

すいが あげたトスを ろあが打つ 。

「 ナイスキ ー ! 」

あきなちゃんが 叫んだ 。

尊い ッ 

「 せら 、 トイレ行こ 」

はのんに 腕を掴まれた 。

「 わわわ 」

抵抗できないまま 連れてかれる 。

「 え 、 もしかして せらのこと襲いたいん ? 」

「 襲う ? はのん 熊じゃないで 」

そーや 、 こいつ 知らんだわ …

「 せら 、 単刀直入に 聞くで ! あきなちゃんと あんちゃんのこと 好きやろ  っ ? 」

「 … なんでわかったん 」

はのんが ニヤッと笑う 。

「 ずっと 眺めとるからやん 」


____________


「 ゆあ 」

あんちゃんが ゆあちゃんを呼ぶ 。

「 … 何 」

ゆあちゃんが 返した 。

そっけないし 声が怒ってる 。

今から カットの練習 。

「 ゆあ 、 早く動いて 」

顧問の 蒼葉が言う  。

ゆあちゃんは 一点を見つめて動かない  。

「 せんせ ~ ゆあ死にかけなんで 休ませてあげて くださ ~ い 」

みうちゃんが 言う  。

さすが 。

「 ゆあ 、 どうしたん ? 」

あんちゃんが 優しく聞く  。

やっば …

尊すぎて  泣きそう  。

「 ぁ りの 、 カット始めといて 」

「 うん … せんせ ボールお願いします 」

はのんの 肩を つつく  。

「 めっちゃ 尊くない !? 」

「 分からんけど 尊いんじゃない ? 」

はのんが 蒼葉の名前をずっと 呟いてる  。

「 何言っとんの 」

「 蒼葉を 呪い殺す呪文 」

… そーや 。

はのんは 蒼葉が  嫌いなんや  。

ことねがカットしたから 次はせらの番 。

「 ナイスカット っ ! 」

あきなちゃんが そう言ってくれると  本当に自分が 上手いように 思える 。

「 せら ナイス ! 」

はのんも そう言って笑った 。


びー ってバスケ部の ブザーが なった 。

「 うっさいなもう !! 」

ゆあちゃんが 叫ぶ  。

衝撃で 水筒が落ちた 。

ぁ 、 とみうちゃんが言う 。

がん … って音が響いた 。

「 ゆあ 、 っ 」

「 ゆあ ! 」

りのちゃんと あんちゃんが  言う  。

ゆあちゃんは 蒼葉を睨むと リュックを背負った 。

「 ゆあちゃん 帰る気 ? 」

あきなちゃんが 聞く 。

「 当たり前やん 。 こんなとこ 居ったら 頭おかしくなる 」

そう吐き捨てて ゆあちゃんは  出てった 。

みんなは 気付いとったかな 。

ゆあちゃん 、 泣いとった 。


「 ボールが飛んだら 早く動く !! 」

蒼葉の声が 尖っとる 。

さっきのことがあったから イラついとんのやろ 。

「 りの! すぐ ボールの下に 入る ! もう試合 出したらんで ? 」

「 すみません … 」

みうちゃんが 顔を歪める 。

「 蒼葉 きっしょ … 教育委員会に 訴えたろかいな 」

お顔可愛いのに 言葉が辛辣 …

尊いです 。

「 せら 頭おかしくない ? 大丈夫 ? 」

みうちゃんを 心の中で 拝んでたらはのんに 心配された 。


____________


「 放課後の体育館って ケーキみたいやな 」

はのんがまた 意味不明なことを言い出した 。

「 床とかさ 、 夕陽浴びて 美味しそうな 色しとるやん 」

せらの 困惑の顔を見て察したのか はのんが 説明する 。

「 なるほどな 」

「 うん 」

はのんの 顔が一瞬曇った 。

「 こんなこと言ったら あかんのやけどさ 、 はのん ゆあちゃんのこと 怖かったんよ 。 いつも 不機嫌そうやし 言い方キツいし 目も合わせやんし 」

そこまで言って 息を吸った  。

「 でも 、 ゆあちゃんは 居った方がいいって 思った  。 ゆあちゃんに 勝てるセッターは このチームじゃ 居らんし 」

「 そうやな 」

コートの端で 蒼葉とあんちゃんが 話してる 。

あんちゃんに 触ったら  ぶっ殺すでな 、 蒼葉 。

りのちゃんと あきなちゃんも みうちゃんも 、 少し離れた場所で 心配そうに見とる 。

ゆあちゃん 泣いとった 。

たぶん せらしか 気づいてないと思うけど 。


「 せらちゃん 、 はのんちゃん ! 」

あきなちゃんに 声をかけられる 。

確定ファンサや  。

「 2人とも ゆあのこと 心配してくれてありがと ! 」

「 いえ こちらこそ !! 」

はのんが 返す  。

やばい 、 推しと喋れる …

黙ってるせらを はのんが指差す 。

「 ごめんなさい せら頭おかしいもんで 」

「 ぶっ殺す 」

はのんを 一発叩いて あきなちゃんに お辞儀する 。

直角 九十度ぐらいまで 。

「 謝罪のお辞儀やん w せら 、 行くで ! 」

あきなちゃんの 笑い声が 聞こえる  。

はのんに 引きずられながら 浸ってた  。

あきなちゃんが 手振ってた 。

笑顔 天使すぎる  。

最高です 生きててありがとう 神様  。


____________


次の日 。

はのんと 体育館に 行く途中のこと 。

美術室の前で 小さな 話し声が聞こえた 。

耳澄まさな 聞こえやんくらいの声 。

美術室前は ちょうど視角になっとって 見えやん 。

「 見てくる 」

はのんに 言って 覗く 。

… 天使が 、 居った 。

あんちゃんと ゆあちゃん 。

一緒に座っとんのやけど 距離が近すぎる 。

尊い ッ 、

…  でも 1番尊いんは  あきあんです 、 異論は 認めねぇ 。

「 はのん 、 あんゆあ 居った 」

戻って言う 。

「 そっか 」

はのんが 頷いた 。

「 うちなんか 居らん方がいいんやろ 」

泣きそうな ゆあちゃんの声が 聞こえる 。

それを遮るように あんちゃんが言う 。

「 ばーか 。 ゆあが居るからこそ今の チームがあるんや 」

ゆあちゃんが 立ち上がった 。

「  … 知っとる 。 ほら 、 部活 行くで ! 」

「 泣いとんの 誤魔化すな 」

「 泣いてない 」

ゆあちゃんが いつもの 『 不機嫌そうな 』 顔で言う 。

せらは知っとるよ 。

素直じゃ ないこと  。


____________


はのんと 体育館へ 。

すいと ろあ 、 ことねが ネットを立てとった 。

みうちゃんたち 3人は ボールを取りに 行っとる 。


「 ばか ! 一回 死ねよ 」

体育館に 響き渡る声がした 。

ゆあちゃんやった 。

その横に あんちゃん 。

バスケ部の 男子も みんな見とる 。

「 はいはい ツンデレな w 」

あんちゃんは ゆあちゃんの頭を 撫でた後あきなちゃんの 所に走って行った 。

ひゅ 、 と息が吸えなくなる 。

やばいやばいやばい 。

尊すぎる 。。

「 ゆあ ! 」

みうちゃんが 抱きつく 。

普段 自分のパーソナルスペースに 入られるのを 本気で嫌がっとるゆあちゃんが 笑った 。

「 ゆあぁぁ 」

りのちゃんが そう言って 転けてた 。

天然なのも 可愛い 。

「 ばかやな りの 」

ゆあちゃんは そう言いながらも 嬉しそうやった 。


____________


side : ゆあ


いつも 不機嫌そうな 『 ゆあちゃん 』 。

そういう キャラで生きてきた 。

うちやって 素直になりたい 。

でも 素直って ダサくない ?

そんな感情が 勝ってしまって  。


あんが 羨ましい 。

はじめは うちらと一緒の バレー初心者やったのに 、 上達して 。

3年と 一緒に試合出とった 。

うちやって トス 、 あげんの頑張ったのに 。

分かっとる 。

あんが 頑張ってきた事 。

素直に 応援できたらいいのに 、 なんてな 。


バスケ部の音が うるさくて顔を顰める 。

「 ゆあ ? 119押すよ ? 」

りのが 隣で言う 。

意外に 周り見とる 、 こいつ 。

「 救急車呼ばんでいいわ … w 大丈夫 、 ちょっと うるさかっただけ 」

りのには 少し素直で 居られる 。

こいつの 雰囲気とか 優しいからかな 。

天然やし ドジやけど 。

「 ゆあ 」

あんが 呼ぶ 。

今から カット練かぁ …

蒼葉に 「 レシーブが雑 」 って練習試合のときに 言われたから余計 したくない 。

「 ゆあ 、 早く動いて 」

蒼葉が言う 。

黙れ 。

死ねよ 。


びー ってバスケ部の音が響いた 。

その音が イライラを 加速させる 。

「 うっさいなもう !! 」

体が誰かの 水筒に当たる 。

… あんの水筒や 。

みうが声を 漏らす 。

りのと あんが  うちの名前を叫んだ 。

あきちゃんは ゆあを見つめとる 。

全部見透かされとる 気がして …

怖かった 。

リュックを背負うと あきちゃんに声をかけられた 。

「 ゆあちゃん 帰る気 ? 」

「 当たり前やん 。 こんなとこ 居ったら 頭おかしくなる 」

涙が溢れた 。

慌てて顔を伏せる 。

バレてませんように 。


____________


「 ゆあ 」

りのと 体育館に行こうとしたら あんに呼び止められた 。

何で今呼ぶん 。

舌打ちして あんについてく 。

連れてかれたのは 美術室前 。

あんの横に 座った 。

「 ゆあイラついとるやろ ? 」

あんが 聞く 。

「 うるさい 」

あんの言葉を 遮った 。

ほんと可愛くない 、 うち 。

素直に なれよ  。

「 うちなんか 居らん方がいいんやろ 」

あんが ハッとした顔をしてすぐ 笑顔に戻った 。



____________



体育館に行ったら すぐりの達が駆け寄ってきた 。

「 ゆあ ! 」

みうに 抱きつかれる 。

… 今日くらいは 触られてもいっか 。

「 ゆあぁぁ 」

りのが 目の前で転ける 。

「 ばかやな りの 」

りのが ぷーって 頬を膨らます 。

「 ぇ 待ってりの可愛い 」

ゆあが言うと せらちゃんとはのんちゃんが ニヤニヤしてた 。


     end .

作者メッセージ

殴り書き 🫠🫠
橙紫スランプ なんです   😭😭

2025/10/29 06:56

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