君にとっての “ 自分 ” .
side : 紫
俺と 橙くんは 、 小さい頃から ずっと 一緒だった 。
家同士 仲が良くて 、 よく 橙くんの家に 遊びに行ってた 。
橙くんは 医者の息子で 、
俺は 大手会社の社長の 息子 。
それが 当たり前だったし 何も 不思議に 思っていなかった 。
_ あの日までは 。
交通事故で 両親が死んだ 。
十二歳の 、 冬の日に 。
金がなくなった 俺からは 、 たくさん人が離れていった 。
使用人の おにぃちゃんも 居なくなった 。
家が なくなった 。
人々は 俺を哀れな目でみて 笑い物にする 。
金がなかったら 愛されないんだ 。
「 橙くん 」
君の名前を 呼ぶ 。
「 話しかけんなよ 」
みずいろや ぴんくの 髪の毛の子が言う 。
あのころとは 変わってしまった君 。
冷たい目で 俺を見る君 。
あの頃の 笑顔は 偽物だったの ?
君にとって 、 俺は 何ですか ?
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