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全員偽名です 。
フィクション , ノンフィクション有
話は繋がってないです
完全フィクション
学パロ
ゆあ × りの
[水平線]
side : ゆあ
最初 、 お前のことつまんねぇ奴やと思っとった 。
人に何でも合わせて 。
愛想振り撒いて 。
人生面白くなさそう 、 って 。
「 君今日も1人 ? 家は ? 」
急に男の人に話しかけられた 。
優しそうな目 。
その奥に煌る光 。
『 近づいたら駄目 』 ってうちの頭が言っとる 。
コンビニの店員が不審そうにうちと男の人を見てた 。
「 ねぇ 、 お名前聞いてもいい ? 」
男の人に詰められる 。
水色の服 。
小学生の頃 、 学校に来てくれたおじさんが着とった服 。
この人 。
… 警察や 。
コンビニの時計を見た 。
12時半を過ぎとる 。
そりゃ補導されるわ … 。
「 大丈夫です 」
笑顔を作って警察官の間を通る 。
待ちなさい 、 って聞こえたけどまあいっか 。
あいつが待っとるんやから 。
レジでジュースとお菓子 、 チキンナゲットを買ってコンビニを出る 。
生温い初夏の風がうちの顔を刺した 。
夜の風は気持ち悪い温度 。
湿っとるし 。
コンビニ裏まで回ってあいつを探す 。
… 居った 。
しゃがみこんで何かを見とる 。
見とんのはもちろんスマホじゃなくて英語対策のカード 。
どこまで優等生なん 。 笑
「 ゆあ大丈夫やった ? なんか警察居ったよな 」
うちに気づいたあいつが顔をあげる 。
英語対策のカードを丁寧にポケットに入れた 。
「 大丈夫じゃねぇよばーか 」
毒を吐いてあいつの横に座る 。
レジ袋をあいつの前に差し出した 。
「 食えよお前 」
お菓子をあいつの目の前でひらひらさせた 。
そもそもお前のために買ってきたし 。
「 … そんな悪いことできやんって 」
あいつが苦笑いをつくった 。
「 親に勉強するって言って逃げ出しとる方が悪いんじゃないんですかね 〜 ? 」
ちょっと煽ってみるとあいつの顔から笑顔が消えた 。
真っ黒な目がうちを映す 。
「 食べる 、 から 」
お菓子の袋を開けて渡す 。
ありがと 、 って掠れた声であいつが言った 。
あいつがお菓子を食べる音だけが響く 。
「 なぁ 」
口を開く 。
あいつがうちを見た 。
口の端にお菓子の欠片が付いとる 。
『 りの 』 でもちゃんと人っぽくて安心した 。
あんなに完璧なんやから 。
ちょっと人間離れしとるとこあるし 。 笑
「 お前いつまで続けるつもり ? 」
頬杖ついて聞いてみる 。
あいつの目が揺れた 。
お菓子の袋があいつの手から離れて落ちる 。
中身が地面に散らばる 。
「 なんのこと _ 」
「 惚けんなって 」
あいつの言葉を遮った 。
そうしやんと壊れそうやったから 。
「 お前 。 辛いんちゃうん ? 」
うちが言うとあいつは目を逸らした 。
図星 、 ってこと 。
あいつはしばらく何も言わんと黙っとった 。
けど 。
沈黙に耐えられやんくなったんか 、 ぽつぽつ話し出した 。
「 … 勉強 、 な 」
「 辛くなっちゃって 、 」
「 期待しとるって言われるたびに居場所無くなってく感じして 」
あいつがうちの目を見た 。
「 でもゆあはちゃんと 『 りの 』 として接してくれた 」
あいつが息を吐く 。
にこってあいつが笑った 。
じゃり 、 って音がした 。
あいつが落としたお菓子を踏んでた 。
「 ゆあ ー ! 何ふんどんの 」
「 … るっせぇな 」
いつも通りのあいつに戻ってきた 。
よかった 。
元気出たかな 。
「 家帰ったらママに言ってみる 。 りの 、 好きなことしたいって 」
落ちたお菓子を綺麗に袋に入れながらあいつが言う 。
「 それがいいと思う 」
「 ありがと 」
あいつはお菓子を全部袋に入れた 。
立ち上がって近くのゴミ箱に捨てに行く 。
「 ゆあほんとごめんな … 今度なんかお菓子奢るわ ! 」
当然のようにあいつが言う 。
やっぱ憎めない笑顔 。
「 帰ろっか 」
あいつの言葉に頷く 。
レジ袋の中のチキンナゲットは冷めきっとる 。
家帰ったらゆうにあげよ 。
どうせうちは食えやんのやし 。
「 ゆあ 」
あいつがうちを呼んだ 。
「 なにお前 」
あいつの横を並びながら歩く 。
まだ空は暗い 。
「 そろそろちゃんと名前呼んで欲しいんやけど 」
「 は ? 」
あいつが悪そうな顔で笑った 。
「 呼んでくれやんとどっかのキャプテンみたいに拗ねるで 」
面倒くさいこと言ってきた 。
あぁもう 。
こいつは 。
「 … りの 」
小さい声名前を呼ぶ 。
あいつは 、 りのは 、 うちの手をそっと握った 。
─ 毎週水曜日 、 深夜12時半にコンビニ前集合 。
それがうちらでした約束やった 。
たぶん 、 これからもずっと続く約束 。
[水平線]
𝐄𝐍𝐃
学パロ
ゆあ × りの
[水平線]
side : ゆあ
最初 、 お前のことつまんねぇ奴やと思っとった 。
人に何でも合わせて 。
愛想振り撒いて 。
人生面白くなさそう 、 って 。
「 君今日も1人 ? 家は ? 」
急に男の人に話しかけられた 。
優しそうな目 。
その奥に煌る光 。
『 近づいたら駄目 』 ってうちの頭が言っとる 。
コンビニの店員が不審そうにうちと男の人を見てた 。
「 ねぇ 、 お名前聞いてもいい ? 」
男の人に詰められる 。
水色の服 。
小学生の頃 、 学校に来てくれたおじさんが着とった服 。
この人 。
… 警察や 。
コンビニの時計を見た 。
12時半を過ぎとる 。
そりゃ補導されるわ … 。
「 大丈夫です 」
笑顔を作って警察官の間を通る 。
待ちなさい 、 って聞こえたけどまあいっか 。
あいつが待っとるんやから 。
レジでジュースとお菓子 、 チキンナゲットを買ってコンビニを出る 。
生温い初夏の風がうちの顔を刺した 。
夜の風は気持ち悪い温度 。
湿っとるし 。
コンビニ裏まで回ってあいつを探す 。
… 居った 。
しゃがみこんで何かを見とる 。
見とんのはもちろんスマホじゃなくて英語対策のカード 。
どこまで優等生なん 。 笑
「 ゆあ大丈夫やった ? なんか警察居ったよな 」
うちに気づいたあいつが顔をあげる 。
英語対策のカードを丁寧にポケットに入れた 。
「 大丈夫じゃねぇよばーか 」
毒を吐いてあいつの横に座る 。
レジ袋をあいつの前に差し出した 。
「 食えよお前 」
お菓子をあいつの目の前でひらひらさせた 。
そもそもお前のために買ってきたし 。
「 … そんな悪いことできやんって 」
あいつが苦笑いをつくった 。
「 親に勉強するって言って逃げ出しとる方が悪いんじゃないんですかね 〜 ? 」
ちょっと煽ってみるとあいつの顔から笑顔が消えた 。
真っ黒な目がうちを映す 。
「 食べる 、 から 」
お菓子の袋を開けて渡す 。
ありがと 、 って掠れた声であいつが言った 。
あいつがお菓子を食べる音だけが響く 。
「 なぁ 」
口を開く 。
あいつがうちを見た 。
口の端にお菓子の欠片が付いとる 。
『 りの 』 でもちゃんと人っぽくて安心した 。
あんなに完璧なんやから 。
ちょっと人間離れしとるとこあるし 。 笑
「 お前いつまで続けるつもり ? 」
頬杖ついて聞いてみる 。
あいつの目が揺れた 。
お菓子の袋があいつの手から離れて落ちる 。
中身が地面に散らばる 。
「 なんのこと _ 」
「 惚けんなって 」
あいつの言葉を遮った 。
そうしやんと壊れそうやったから 。
「 お前 。 辛いんちゃうん ? 」
うちが言うとあいつは目を逸らした 。
図星 、 ってこと 。
あいつはしばらく何も言わんと黙っとった 。
けど 。
沈黙に耐えられやんくなったんか 、 ぽつぽつ話し出した 。
「 … 勉強 、 な 」
「 辛くなっちゃって 、 」
「 期待しとるって言われるたびに居場所無くなってく感じして 」
あいつがうちの目を見た 。
「 でもゆあはちゃんと 『 りの 』 として接してくれた 」
あいつが息を吐く 。
にこってあいつが笑った 。
じゃり 、 って音がした 。
あいつが落としたお菓子を踏んでた 。
「 ゆあ ー ! 何ふんどんの 」
「 … るっせぇな 」
いつも通りのあいつに戻ってきた 。
よかった 。
元気出たかな 。
「 家帰ったらママに言ってみる 。 りの 、 好きなことしたいって 」
落ちたお菓子を綺麗に袋に入れながらあいつが言う 。
「 それがいいと思う 」
「 ありがと 」
あいつはお菓子を全部袋に入れた 。
立ち上がって近くのゴミ箱に捨てに行く 。
「 ゆあほんとごめんな … 今度なんかお菓子奢るわ ! 」
当然のようにあいつが言う 。
やっぱ憎めない笑顔 。
「 帰ろっか 」
あいつの言葉に頷く 。
レジ袋の中のチキンナゲットは冷めきっとる 。
家帰ったらゆうにあげよ 。
どうせうちは食えやんのやし 。
「 ゆあ 」
あいつがうちを呼んだ 。
「 なにお前 」
あいつの横を並びながら歩く 。
まだ空は暗い 。
「 そろそろちゃんと名前呼んで欲しいんやけど 」
「 は ? 」
あいつが悪そうな顔で笑った 。
「 呼んでくれやんとどっかのキャプテンみたいに拗ねるで 」
面倒くさいこと言ってきた 。
あぁもう 。
こいつは 。
「 … りの 」
小さい声名前を呼ぶ 。
あいつは 、 りのは 、 うちの手をそっと握った 。
─ 毎週水曜日 、 深夜12時半にコンビニ前集合 。
それがうちらでした約束やった 。
たぶん 、 これからもずっと続く約束 。
[水平線]
𝐄𝐍𝐃