夕焼けと 、 君の笑顔
side : せら
あの図書館が 、 今日で閉館する .
そのことを知ってたのは 昨日だった .
おやつを食べようと 部屋を出たら 、 りむが居た .
りむ は 、 せらの 幼馴染 で 、よく 家にくる .
「 どしたの ?」
「 どしたの じゃない っ て … .」
りむ は 、スマホの 画面を 見せた.
むあち との LINE .
『 [太字][打消し]図書館 、 閉館する って .[/打消し][/太字] 』
そんな 文字が 見えた .
「 …え ? りむ … りむ っ !」
パニクって 意味の わからない 言葉が 口から 出る .
図書館が 閉館するってことは 、 もう そらち とは 会えないってこと .
そんなこと 、 分かってる .
「 ありがとう 」 、 「 だいすきだよ 」 … .
そんな ありふれた 言葉じゃ この 気持ちは 表せなくて .
はやく 会いたい .
いつの間にか 日は 昇っている .
「 … せら .」
「 … っ 行ってくる 、 ッ」
りむ に 返事を して 、 家を 出た.
図書館 には 、 目を 瞑っていても 行けるくらい 行き慣れている .
それくらい 通った .
せら の 、 [太字] 大切な 場所 .[/太字]
「 あ 、 せらち !」
そらちが 手を 降っていた .
「 … そらち .」
にこにこ 笑う その顔は 、 いつもと 変わらない .
「 … もうすぐで 、 消えるんだよね .」
そらちに 問いかける.
「 … . 」
そらちは 何も 答えない .
ただ 笑って 、 せらを 見ている .
[打消し]そらちの手が 、 透けていく .[/打消し]
「 そらち ! 返事 してよ ! そらち … っ」
そらちは 、 せらを 抱きしめた .
「 … ぇ ?」
言葉に できない 嬉しさが こころに 広がる .
空は 、 夕焼けに 染まっている .
「 みて 、 そらち . 夕焼けだよ 」
そらちが 頷く .
もう 体が ほとんど 透けている .
「 そらち !」
はじめて逢った日 .
優しく 声を かけて くれた そらち .
一緒に 笑い合った .
楽しかった .
幸せだった .
せらは … .
そらちを
[大文字][太字]愛している .[/太字][/大文字]
「 せらち . 」
そらちが 、 口を 開いた .
「 私も 、 せらちのこと 愛してるよ .」
そして 、 せらの 手を 握る .
「 幸せに 、 なってね .」
それを 最後に そらちは 消えた .
「 そらち … そらち 、 ッ」
まだ そらちの 温もりが 残っている 手を にぎった .
[小文字]からん 、 ころん [/小文字]
図書館の ドアが 開く .
「 … むあ ちゃん ?」
「 せら ちゃん !」
むあ ちゃんは 人懐っこい 笑顔で 笑う .
「 大事に してあげて ね . 」
むあ ちゃんは 夕焼けを 眺めた .
「 うん . そらちは 、 せらの 中で 生きてるから .」
むあ ちゃんは 安心 したように わらった .
「 だって 、 空と せらちは 永遠の 双子 なんだから ! 」
そらちの 声が 、聞こえた気がした .
end.
あの図書館が 、 今日で閉館する .
そのことを知ってたのは 昨日だった .
おやつを食べようと 部屋を出たら 、 りむが居た .
りむ は 、 せらの 幼馴染 で 、よく 家にくる .
「 どしたの ?」
「 どしたの じゃない っ て … .」
りむ は 、スマホの 画面を 見せた.
むあち との LINE .
『 [太字][打消し]図書館 、 閉館する って .[/打消し][/太字] 』
そんな 文字が 見えた .
「 …え ? りむ … りむ っ !」
パニクって 意味の わからない 言葉が 口から 出る .
図書館が 閉館するってことは 、 もう そらち とは 会えないってこと .
そんなこと 、 分かってる .
「 ありがとう 」 、 「 だいすきだよ 」 … .
そんな ありふれた 言葉じゃ この 気持ちは 表せなくて .
はやく 会いたい .
いつの間にか 日は 昇っている .
「 … せら .」
「 … っ 行ってくる 、 ッ」
りむ に 返事を して 、 家を 出た.
図書館 には 、 目を 瞑っていても 行けるくらい 行き慣れている .
それくらい 通った .
せら の 、 [太字] 大切な 場所 .[/太字]
「 あ 、 せらち !」
そらちが 手を 降っていた .
「 … そらち .」
にこにこ 笑う その顔は 、 いつもと 変わらない .
「 … もうすぐで 、 消えるんだよね .」
そらちに 問いかける.
「 … . 」
そらちは 何も 答えない .
ただ 笑って 、 せらを 見ている .
[打消し]そらちの手が 、 透けていく .[/打消し]
「 そらち ! 返事 してよ ! そらち … っ」
そらちは 、 せらを 抱きしめた .
「 … ぇ ?」
言葉に できない 嬉しさが こころに 広がる .
空は 、 夕焼けに 染まっている .
「 みて 、 そらち . 夕焼けだよ 」
そらちが 頷く .
もう 体が ほとんど 透けている .
「 そらち !」
はじめて逢った日 .
優しく 声を かけて くれた そらち .
一緒に 笑い合った .
楽しかった .
幸せだった .
せらは … .
そらちを
[大文字][太字]愛している .[/太字][/大文字]
「 せらち . 」
そらちが 、 口を 開いた .
「 私も 、 せらちのこと 愛してるよ .」
そして 、 せらの 手を 握る .
「 幸せに 、 なってね .」
それを 最後に そらちは 消えた .
「 そらち … そらち 、 ッ」
まだ そらちの 温もりが 残っている 手を にぎった .
[小文字]からん 、 ころん [/小文字]
図書館の ドアが 開く .
「 … むあ ちゃん ?」
「 せら ちゃん !」
むあ ちゃんは 人懐っこい 笑顔で 笑う .
「 大事に してあげて ね . 」
むあ ちゃんは 夕焼けを 眺めた .
「 うん . そらちは 、 せらの 中で 生きてるから .」
むあ ちゃんは 安心 したように わらった .
「 だって 、 空と せらちは 永遠の 双子 なんだから ! 」
そらちの 声が 、聞こえた気がした .
end.
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