夕方 、 すっかり 片付け の 始まった 1年B組 の 教室 。
隔離先 から 放免され 、 額の 冷えピタ を 貼り直した
佐藤 凛 が 恐る恐る 戻ると 、 そこには タキシード の
ジャケット を 脱いだ 黒崎 蓮 と 赤木 陽 が 2人きり で 残っていた 。
「 あ ! 佐藤 ! お前もう 鳴き止んだのか !? 」
「 マジ で 新種 の クリーチャー が 襲来 したかと 思ったんだぞ ! 」
わんこ は 1ミリ の 邪気 も ない 垂れ目 で 、
いつの 間にか 名字 で 呼んでくる 距離感 の 詰め方 を 見せる 。
「 … 赤木 、 少し 黙っていろ 」
委員長 が 切れ長 の 目で 陽くん を 制し 、
佐藤 凛 の 前に スッ と 立った 。
その クール な 佇まい は まさに 冷徹 な 執事そのもの 。
しかし 、 彼の カバン から 取り出されたのは …
1枚 の チェキ 。
そこには 、 わんこ が 委員長 の 腕に 無邪気 に 抱きつき 、
委員長 が 顔を 真っ赤 に して そっぽ を 向いている …
「 国宝級 の ツーショット 」 が 写っていた 。
「 佐藤 。 お前 が 教室 で あの 奇怪 な 音波 を
放って 連行 された 後 、 他クラス の 女子 に 頼まれてな 。 」
「 赤木 が 勝手 に 『 いいよ! 』 と 応じて 撮ったものだ 。
お前 、 これ が 欲しいだろう 」
「 ( ガタ ガタ ガタ ガタ … ) 」
「 条件 が ある 。 」
「 今日 の 交換日記 … いや 、 お前 が いつも ノート の 端に 書いている 、 」
「 俺と赤木の 『 観察記録 』 。 あれ を 見せろ 。 」
「 赤木 が 『 佐藤 が 俺たち の 絵を 描いてくれてる ! 』 と 喜んでいたが … 」
「 あれ は 絶対 に ただの 絵ではないはず だ 。 」
「 … 見せないなら 、 この チェキ は 今すぐ シュレッダー に かける 」
無表情 で 冷淡 な 声を 装っている 委員長 。
だが 、 佐藤 凛 の 目は 見逃さなかった 。
委員長 の 耳の先 が 、 その 黒髪 の 隙間から 、
トマト の よう に 真っ赤 に 染まっているのを 。
内面 が 超ピュアな 委員長 は 、
” 佐藤 の ノート を 見れば 、 陽が 自分 の こと を どう思っているか ”
が 分かるかもしれない という 初心 すぎる 理由 で 、
必死 に 凛ちゃん を 脅迫 していたのだ 。
「 ( … ッ ッ ッ ! 受けが っ … ! ) 」
「 ( 受け が 自分 の 恋愛成就 の ために 、
モブ の 薄い本 を 欲している … ッ ! ? ) 」
「 ( なにその ピュアピュア 執着心 ! 尊さ の 過剰摂取 で 死ぬ ! ) 」
限界突破 。
佐藤 凛 の 黒髪 が 激しく 揺れる 。
次の瞬間 、 彼女 の ツリ目 は 高速 で 裏返り 、
本日 2回目 となる 白目 を マーク。
口元 からは 「 デュフッ … 」 という 微弱 な 超音波 が 漏れ出し 、
そのまま 教室 の 床へ 垂直 落下 していった 。
「 うわ ぁぁ ~ ! 蓮 、 お前 が チェキ なんか 見せるから 、
佐藤 が また 白目 剥いて 床と キスしちゃったじゃんか ~ ! 」
「 なっ … ! 俺は ただ 、 ノート を 見せろ と 言っただけで … ! 」
「 おい 、 佐藤 ! 起きろ ! 救急車か !? 」
「 それとも 本当 に … 実家 の 神社 から お札 を 持ってくる べきなのか !? 」
隔離先 から 放免され 、 額の 冷えピタ を 貼り直した
佐藤 凛 が 恐る恐る 戻ると 、 そこには タキシード の
ジャケット を 脱いだ 黒崎 蓮 と 赤木 陽 が 2人きり で 残っていた 。
「 あ ! 佐藤 ! お前もう 鳴き止んだのか !? 」
「 マジ で 新種 の クリーチャー が 襲来 したかと 思ったんだぞ ! 」
わんこ は 1ミリ の 邪気 も ない 垂れ目 で 、
いつの 間にか 名字 で 呼んでくる 距離感 の 詰め方 を 見せる 。
「 … 赤木 、 少し 黙っていろ 」
委員長 が 切れ長 の 目で 陽くん を 制し 、
佐藤 凛 の 前に スッ と 立った 。
その クール な 佇まい は まさに 冷徹 な 執事そのもの 。
しかし 、 彼の カバン から 取り出されたのは …
1枚 の チェキ 。
そこには 、 わんこ が 委員長 の 腕に 無邪気 に 抱きつき 、
委員長 が 顔を 真っ赤 に して そっぽ を 向いている …
「 国宝級 の ツーショット 」 が 写っていた 。
「 佐藤 。 お前 が 教室 で あの 奇怪 な 音波 を
放って 連行 された 後 、 他クラス の 女子 に 頼まれてな 。 」
「 赤木 が 勝手 に 『 いいよ! 』 と 応じて 撮ったものだ 。
お前 、 これ が 欲しいだろう 」
「 ( ガタ ガタ ガタ ガタ … ) 」
「 条件 が ある 。 」
「 今日 の 交換日記 … いや 、 お前 が いつも ノート の 端に 書いている 、 」
「 俺と赤木の 『 観察記録 』 。 あれ を 見せろ 。 」
「 赤木 が 『 佐藤 が 俺たち の 絵を 描いてくれてる ! 』 と 喜んでいたが … 」
「 あれ は 絶対 に ただの 絵ではないはず だ 。 」
「 … 見せないなら 、 この チェキ は 今すぐ シュレッダー に かける 」
無表情 で 冷淡 な 声を 装っている 委員長 。
だが 、 佐藤 凛 の 目は 見逃さなかった 。
委員長 の 耳の先 が 、 その 黒髪 の 隙間から 、
トマト の よう に 真っ赤 に 染まっているのを 。
内面 が 超ピュアな 委員長 は 、
” 佐藤 の ノート を 見れば 、 陽が 自分 の こと を どう思っているか ”
が 分かるかもしれない という 初心 すぎる 理由 で 、
必死 に 凛ちゃん を 脅迫 していたのだ 。
「 ( … ッ ッ ッ ! 受けが っ … ! ) 」
「 ( 受け が 自分 の 恋愛成就 の ために 、
モブ の 薄い本 を 欲している … ッ ! ? ) 」
「 ( なにその ピュアピュア 執着心 ! 尊さ の 過剰摂取 で 死ぬ ! ) 」
限界突破 。
佐藤 凛 の 黒髪 が 激しく 揺れる 。
次の瞬間 、 彼女 の ツリ目 は 高速 で 裏返り 、
本日 2回目 となる 白目 を マーク。
口元 からは 「 デュフッ … 」 という 微弱 な 超音波 が 漏れ出し 、
そのまま 教室 の 床へ 垂直 落下 していった 。
「 うわ ぁぁ ~ ! 蓮 、 お前 が チェキ なんか 見せるから 、
佐藤 が また 白目 剥いて 床と キスしちゃったじゃんか ~ ! 」
「 なっ … ! 俺は ただ 、 ノート を 見せろ と 言っただけで … ! 」
「 おい 、 佐藤 ! 起きろ ! 救急車か !? 」
「 それとも 本当 に … 実家 の 神社 から お札 を 持ってくる べきなのか !? 」