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# 全方向 美少女 .

#1

# 1 ~ 

「 …… そこ ! 」



コート の 隅 で 、 私 は 鋭く 指 を 指す 。



若利 くん の 放った 強烈 な スパイク が 、 寸分 狂わず そこ に 突き刺さる 。



「 今 の 、 右足 の 踏み込み が 一センチ 外側 に 流れてた よ 。 」



「 …… そうか 。 よく 見て いる な 。 」



タオル を 手渡す と 、 若利 くん が 僅か に 口角 を 上げた 。



その 瞬間 、 外 の ギャラリー から 「 きゃぁぁぁ ! 」 と 悲鳴 に 近い 歓声 が 上がる 。



「 …… うるさい ネ ー 。 」



「 全方向 美少女 様 が 、 全方向 分析 中 だ って いう の に 。 」



覚 くん が ネット 際 で 、 ひょいひょい と 肩 を すくめる 。



私 は 、 不思議 そう に 首 を かしげ た 。



「 覚 くん 、 私 の 分析 、 邪魔 … なの ? 」



「 いや ? 邪魔 な の は 、 ●● チャン の 無防備 な うなじ に 釘付け に なっ て る 、 下心 丸出し の 観客 たち かな ? 」



「 うなじ …… ? あぁ 、 暑い から 結び 直し た だけ だよ 。 」



そう 言っ て 、 ぐいっ と 髪 を かき上げ て ポニーテール を 締め 直す 。



その 動作 ひとつ で 、 体育館 中 の 男子 ( と 、 一部 の 部員 ) の 心拍数 が 跳ね上がっ た こと に 、 私 は 微塵 も 気づか ない 。



「 …… 白布 。 鼻血 出し てる 暇 が ある なら 、 トス を 上げ ろ 。 」



「 出し て ません 。 集中 し て る だけ です 。 」



白布 くん が 、 少し 荒い 呼吸 を 整え ながら ボール を 掴ん だ 。



「 はい 。 みなさん 、 次 の セット 行き ます よ ~ ! 」



メガホン を 構え た 私 の 声 に 、 「 オォォ ー ! 」 と いつも 以上 の 熱量 で 応える 王者 たち 。



今日も 白鳥沢 は 、 私 の 知らない ところ で 、 私 の せい で 、 最高 に 燃え て いる 。


作者メッセージ

絶筆気味 です … 💦

2026/04/10 15:33

ねぁ .
ID:≫ .1Whwe83R4HO.
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