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君に添える歌

いつも通りの日常。
くだらない、つまらない日常。
そんな日常が、輝き出したのは。
俺の日々に意味を持たせてくれたのは。

そう、君と出会ってからだった。

夜にネットを漁るのが好きだった俺は、
あるサイトで君と出会った。
毎日夜に駄弁った俺達。

「また明日」
の言葉がいつか、
「またね」
の言葉に変わることを恐れ、
「はよ寝ろよ」
と代わりの言葉をかけていた。

いつもの駄弁りの中で始まった、
急な企画“短歌詠み”。

「手本を見せてみろよw」
と、君が言う。
「過ぎし日の いつもの約束 疎くなり その思ひ出を 絶えず願へり」

恥じらいながらも君が詠んだ歌。
「不器用で なんもできない わたしのこと ささえてくれて ありがとう」

君の詠んだ歌は、拙かったけど。
何よりも心に響いた。

こんな日々がずっと続いてほしかったけど―、
別れは突然で、無慈悲だ。

「想いしは 疾く過ぎゆきた 面影を 音に彩る 淡い記憶や」

これは、改めて、もう一度君を想って詠む歌。
彩音。君に添える、歌。

作者メッセージ

皆さんお疲れ様です、たこっちです。
「この思い出は、形容できない」
という読み切りを以前出させていただきました。
今回の読み切りはですね、
それの、まあ続きというか、同じ世界線と言うか。

主人公は前作と同じ人。
今作で「君」と呼ばれているのは前作と同じく「彩音」という人。
勘のいい人は気づいたかもですが、
主人公、最後の短歌に
「彩音」っていう文字を入れ込んで詠んでるんですね。
「悲しい」「甘い」「切ない」「儚い」
色々感じる所あると思います。
楽しんでいただけましたら幸いです。

2025/09/13 11:13

TAKOっち
ID:≫ 0seAHgxl/4K6Y
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