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ブロー・オブ・トラスト

#18

18章:信頼の息吹

ビュン!
ビュン!

ウィスパーの空気砲を避けながら、打開策を閃いた俺は――。

まだクールタイム中の炎剣を構えた。

刹那―、

バチン!!

体が動かない。
ウィスパーの拘束弾が飛んできたのだ。

―そうだよな、そうだよな?
俺が炎剣を打ったら間違いなくお前は倒される。
だから、俺が炎剣を打つ前に拘束する必要がある。
拘束する以外の選択肢はない。
だろ?

でもさ、ざんねーん。
炎剣はまだ使えない。
ブラフだよ、ただの。

ウィスパーはグレネードを構えようと、拘束銃をしまいながら近づいてくるが、気付く。
上から降ってきているグレネードに。

―ねむりである。

実は、ねむりはまだ塔に残っていた。
俺が拘束された直後、塔の上からねむりが放ったグレネード。
あと2秒程度で爆発。

―近づけないはず。
当たったらゲームセットなんだ、逃げるしかないだろ?

案の定、ウィスパーはグレネードを打てず、ねむりが放ったグレネードの射程範囲から逃れる。
だが―、

ビュン!

ポフン―。

空気砲から弾が飛ぶ音。
そして、何かに当たる音。

俺の頭上のグレネード。
下へ下へと落ちてきていたのが、何かに押し出されたように、ウィスパーが逃げた方向へ弾き飛んでいる。

―かなりである。

俺の後ろにいるかなりが、落ちてきているグレネードを狙撃し、ビリヤードの弾のようにグレネードを弾き飛ばした。
とても小さなグレネードに空気砲を当てるのは至難の業だが、かなりの狙撃の正確性がそれを可能とさせる。

「あと1秒」

後ろをみれば、かなりが『昼寝』のエモートをして、勝利の2文字を待っている。

―ウィスパー、お前の…
いや、お前らの、負けだぜ。

「ぜろ」

ドォォン!!

『緑チーム:ウィスパーがダウンしました』

『 勝 利 』

「フーーーー」
俺は、深い、とても深いため息をついたのだった。

作者メッセージ

決着回です!
次が簡単な締めで最終回と相成ります!

2025/08/31 14:31

TAKOっち
ID:≫ 0seAHgxl/4K6Y
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