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ブロー・オブ・トラスト

#10

10章:1v1

封印前に受けた、ねむりによる移動速度上昇効果を利用し、俺は棍棒を使った近接攻撃にシフトする。

「GO!」
「GO!」

かなりとねむりが俺にチャットをする。
行って来い、背中は任せとけ。
そう言われたような気がして、俺は走り出す。

近くで空気砲を構えている蜥蜴の少年、トカゲボーイと距離を詰める。

ビュン!

空気砲が飛んでくる。

ビュン!

俺はそれを横に斜めに躱しながら着実に近づく。

ビュン!

―当たってないぜ、トカゲ野郎。
混乱に乗じて漁夫の利だぁ?
俺達のこと、ナメすぎ、だ!!

空気砲を構えながらジリジリ後ずさるトカゲボーイ。

―攻撃するか逃げるかを中途半端にするからダメなんだぜ、トカゲ野郎?
ま、俺だったら両立させるけどな。

俺は被弾無しですぐ傍まで接近する。

―よし、棍棒の射程圏内!

ジャンプで最後の弾を回避し、そのままの勢いでトカゲボーイに棍棒を叩き込む。
そのまま流れるように棍棒を振るう。
1、2、3、4と4回連続で当てると、トカゲボーイは空気砲をしまい、逃げ出した。

―この逃げ方…焦ってんな…
手応え的にも…体力、あと少ないな?

俺から少し離れたところでトカゲボーイはインパルスを足下に投げる。

―インパルスを使って逃げるつもりか…。甘い。

トカゲボーイがインパルスを放った瞬間、俺もインパルスを放っていた。

―逃さねえぜ!

これまでの多くの経験を元に、インパルスのちょうどいい角度を考える。

ボフュン!!

トカゲボーイのインパルスと同時に俺のインパルスも弾ける。

―良い角度!良い飛距離だ!

空高くへ舞い上がったトカゲボーイに、空中で接近する。
空中で俺の接近に気づいたトカゲボーイ。
だが、もう遅い。

―あと一発で、ダウンだろ?

刹那、俺の棍棒の一振りが空に炸裂する――。

『青チーム:トカゲボーイがダウンしました』


この専用武器封印の完全実力1v1を制したのは、たこちであった。

作者メッセージ

今回はたこちとトカゲボーイの1v1の回でした。
3v3v3の中に生まれる1v1ってアツいですよね。

2025/08/06 19:03

TAKOっち
ID:≫ 0seAHgxl/4K6Y
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