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同じ月の下、誕生日の君へ。
[斜体]ブブブブブ…
ブブブブブ…
ブブ…
ツー、ツー、ツー、ツー[/斜体]
「繋がらねぇ」
「○○、他のやつと話してんのか?」
そう独りごちるベランダの夜。
3月下旬の少し寒い夜風にあたりながら俺はスマホをポケットにしまい込む。
俺と●●は中学時代からの朋。
高校生になった今でもつきあいは続いており、一番の友達、そう思っていた。
だが●●は電話には出なかった。
俺の中には不安と淋しさが渦巻く。
今日は新月―。
まるで○○が遠くへ行ったかのような気持ちにさせる暗い夜。
「○○…。色々話したかったんだが…」
俺は沈んだ顔を無理やり笑顔に作りかえ、部屋に戻ろうとベランダの扉へ向かう。
その時だ。
[斜体][大文字]
•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎
“○○”
[/大文字][/斜体]
何度も耳にした着信時のメロディと、光るスマホにうつる○○の文字。
俺は条件反射で電話に出る。
「○○!!」
「おつかれ〜」
俺の焦燥感とは真逆のほわほわした●●の声が俺の脳にしみ渡る。
「いや〜電話すぐ出れなくてごめん(´>∂`)トイレ行ってたんよね」
「なんだよ…、それw」
俺のさっきまでの不安が馬鹿らしくなり、笑えてきた。
「何が面白いの?w」
●●は心底不安げな声で問いかける。
俺は話すのも馬鹿らしいと思い本題に切り込む。
「いや、なんでもないなんでもない」
「○○、今日誕生日だろ?」
「そうそう!祝って☆」
「おめでとうな、今度うちで遊ぼうぜ」
[小文字]「うおぉやったね、何して遊ぶ?」
「○○がやりたいって言ってたゲームあるから」
「まじか!やるやる」
「お菓子とかも用意しとくから」[/小文字]
―[漢字]一時[/漢字][ふりがな]ひととき[/ふりがな]は一瞬にしてすぎさる。
電話でははずくて言えなかった。
○○と出会えてほんとに良かった。
この何気ないひとときがいちばん楽しい。
感謝してる。
これからもこんなひとときが続けばいいな―。
[大文字]○○、友達になってくれてありがとう[/大文字]
どこにあるかも分からないはずの新月が、俺に微笑んでいるような気がした、そんな夜であった―。
[水平線]
「●●、誕生日おめでとう」
「もう歳を重ねる誕生日うれしくねぇわw」
「今日は朝まで呑み尽くそうぜ」
[大文字][太字]「のった!!」[/太字][/大文字]
俺と●●、三十路の夜である。
「あざしたーー」
店員の声を後ろに聴きながら店を出る。
●●は酔って俺にもたれかかっている。
千鳥足の俺たちを居丈高に見下ろす朝焼けに照らされる満月がまぶしい。
「フッ…。あのころにも思わなかっただろうな、こんなながいつきあいになるなんてよ」
「そうらね」
●●は呂律が回っていないようである。
あの頃の新月とは違い、満たされた俺らには満月がぴったりである。
[大文字][明朝体][中央寄せ]
●●。
いや、
○○。
本当に
出会えてよかった。
[/中央寄せ][/明朝体][/大文字]
[大文字][太字][斜体][明朝体][中央寄せ]誕生日、おめでとう。[/中央寄せ][/明朝体][/斜体][/太字][/大文字]
いつまでも冷めない友情に輝く満月が、どこか俺たちの心を照らす、そんな朝焼けであった―。
ブブブブブ…
ブブ…
ツー、ツー、ツー、ツー[/斜体]
「繋がらねぇ」
「○○、他のやつと話してんのか?」
そう独りごちるベランダの夜。
3月下旬の少し寒い夜風にあたりながら俺はスマホをポケットにしまい込む。
俺と●●は中学時代からの朋。
高校生になった今でもつきあいは続いており、一番の友達、そう思っていた。
だが●●は電話には出なかった。
俺の中には不安と淋しさが渦巻く。
今日は新月―。
まるで○○が遠くへ行ったかのような気持ちにさせる暗い夜。
「○○…。色々話したかったんだが…」
俺は沈んだ顔を無理やり笑顔に作りかえ、部屋に戻ろうとベランダの扉へ向かう。
その時だ。
[斜体][大文字]
•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎
“○○”
[/大文字][/斜体]
何度も耳にした着信時のメロディと、光るスマホにうつる○○の文字。
俺は条件反射で電話に出る。
「○○!!」
「おつかれ〜」
俺の焦燥感とは真逆のほわほわした●●の声が俺の脳にしみ渡る。
「いや〜電話すぐ出れなくてごめん(´>∂`)トイレ行ってたんよね」
「なんだよ…、それw」
俺のさっきまでの不安が馬鹿らしくなり、笑えてきた。
「何が面白いの?w」
●●は心底不安げな声で問いかける。
俺は話すのも馬鹿らしいと思い本題に切り込む。
「いや、なんでもないなんでもない」
「○○、今日誕生日だろ?」
「そうそう!祝って☆」
「おめでとうな、今度うちで遊ぼうぜ」
[小文字]「うおぉやったね、何して遊ぶ?」
「○○がやりたいって言ってたゲームあるから」
「まじか!やるやる」
「お菓子とかも用意しとくから」[/小文字]
―[漢字]一時[/漢字][ふりがな]ひととき[/ふりがな]は一瞬にしてすぎさる。
電話でははずくて言えなかった。
○○と出会えてほんとに良かった。
この何気ないひとときがいちばん楽しい。
感謝してる。
これからもこんなひとときが続けばいいな―。
[大文字]○○、友達になってくれてありがとう[/大文字]
どこにあるかも分からないはずの新月が、俺に微笑んでいるような気がした、そんな夜であった―。
[水平線]
「●●、誕生日おめでとう」
「もう歳を重ねる誕生日うれしくねぇわw」
「今日は朝まで呑み尽くそうぜ」
[大文字][太字]「のった!!」[/太字][/大文字]
俺と●●、三十路の夜である。
「あざしたーー」
店員の声を後ろに聴きながら店を出る。
●●は酔って俺にもたれかかっている。
千鳥足の俺たちを居丈高に見下ろす朝焼けに照らされる満月がまぶしい。
「フッ…。あのころにも思わなかっただろうな、こんなながいつきあいになるなんてよ」
「そうらね」
●●は呂律が回っていないようである。
あの頃の新月とは違い、満たされた俺らには満月がぴったりである。
[大文字][明朝体][中央寄せ]
●●。
いや、
○○。
本当に
出会えてよかった。
[/中央寄せ][/明朝体][/大文字]
[大文字][太字][斜体][明朝体][中央寄せ]誕生日、おめでとう。[/中央寄せ][/明朝体][/斜体][/太字][/大文字]
いつまでも冷めない友情に輝く満月が、どこか俺たちの心を照らす、そんな朝焼けであった―。
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