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1歩進展――そう思った俺の腹が、ぐぅ、と情けない音を立てた。
「……飯や」
カグが即座に結論を出す。
「話はそれからでも遅ない」
「えっ、でも鹿はもう……」
たぬきが不安そうに俺を見る。
「安心しろ」
俺はニヤリと笑った。
「鹿“もどき”は食わねえ主義だ」
「主義あったんですか!?」
「今できた」
そう言いながら周囲を見回すと、竹林の奥に小さな川が流れているのが見えた。水音と一緒に、かすかに魚影もある。
カグが言った。
「アンタ泳げるやろ、狼」
「まあな」
「ほなたぬきは偵察。川の浅いとこ探してき」
「は、はい!」
タヌキは《変身》を使い、小さな鳥の姿になると、ぱたぱたと飛んでいった。
……便利すぎないか?あのスキル。
「で、俺は?」
「アンタは潜って捕まえる」
「雑!!」
だが文句を言ってる場合じゃない。
俺は川へと飛び込み、冷たい水に身を沈めた。
――速い。
魚は思った以上に素早く、牙をすり抜けていく。
そのとき、川底の竹が微かに光った。
「……?」
次の瞬間、竹が壁のように展開し、魚の逃げ道を塞ぐ。
「今や!!」
岸からカグの声。
「《竹護》そんな使い方もできんのかよ!!」
俺は反射的に噛みつき、魚を捕らえた。1匹、2匹……気づけば十分な数だ。
岸に上がると、タヌキも戻ってきていた。
「上流に罠みたいなのありました。たぶん人為的です」
「罠……?」
カグの表情が引き締まる。
「この世界、やっぱ私ら以外にもおるんやな」
火を起こし、魚を焼く。腹を満たしながら、俺は思った。
――鹿を狩るだけのつもりだったのに。
いつの間にか、仲間が増えて、世界が広がっている。
「なあ」
俺は魚をかじりながら言った。
「とりあえず三人で動かねえか?」
「賛成や」
「よ、よろしくお願いします!」
「……飯や」
カグが即座に結論を出す。
「話はそれからでも遅ない」
「えっ、でも鹿はもう……」
たぬきが不安そうに俺を見る。
「安心しろ」
俺はニヤリと笑った。
「鹿“もどき”は食わねえ主義だ」
「主義あったんですか!?」
「今できた」
そう言いながら周囲を見回すと、竹林の奥に小さな川が流れているのが見えた。水音と一緒に、かすかに魚影もある。
カグが言った。
「アンタ泳げるやろ、狼」
「まあな」
「ほなたぬきは偵察。川の浅いとこ探してき」
「は、はい!」
タヌキは《変身》を使い、小さな鳥の姿になると、ぱたぱたと飛んでいった。
……便利すぎないか?あのスキル。
「で、俺は?」
「アンタは潜って捕まえる」
「雑!!」
だが文句を言ってる場合じゃない。
俺は川へと飛び込み、冷たい水に身を沈めた。
――速い。
魚は思った以上に素早く、牙をすり抜けていく。
そのとき、川底の竹が微かに光った。
「……?」
次の瞬間、竹が壁のように展開し、魚の逃げ道を塞ぐ。
「今や!!」
岸からカグの声。
「《竹護》そんな使い方もできんのかよ!!」
俺は反射的に噛みつき、魚を捕らえた。1匹、2匹……気づけば十分な数だ。
岸に上がると、タヌキも戻ってきていた。
「上流に罠みたいなのありました。たぶん人為的です」
「罠……?」
カグの表情が引き締まる。
「この世界、やっぱ私ら以外にもおるんやな」
火を起こし、魚を焼く。腹を満たしながら、俺は思った。
――鹿を狩るだけのつもりだったのに。
いつの間にか、仲間が増えて、世界が広がっている。
「なあ」
俺は魚をかじりながら言った。
「とりあえず三人で動かねえか?」
「賛成や」
「よ、よろしくお願いします!」