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旧国が異世界に飛ばされました。

#2

第二話

「日帝……!?」
思わず声をあげたイタ王の目に飛び込んできたのは、肩を激しく上下させ、今にも倒れそうなほど消耗した大日本帝国の姿だった。かつての威風堂々とした面影はどこへやら、その軍服は薄汚れ、息はひどく荒い。
日帝「ふぅ…っ、はぁ…っ……。……イタリア、王国……? [太字]なぜ、貴様がここに……?[/太字]」
鋭い、けれどどこか力ない視線がイタ王を射抜く。
日帝もまた、この場所を……あるいは、この眠れる男を目指して、ボロボロになりながら辿り着いたのだろうか。
枢軸国と呼ばれた三ヶ国が、この薄暗い廃工場で再び邂逅する。しかし、その中心にいる[太字]主(あるじ)[/太字]は未だ深く眠ったままだ。
日帝はふらつく足取りで一歩前へ進むと、横たわるナチスに視線を落とした。
日帝「……やはり、そうか。奴もまた……この[太字]『眠り』[/太字]の中にいるのだな……」
その言葉の真意を測りかね、イタ王は息を呑む。
日帝の口から語られた衝撃の事実に、イタ王は目を見開いた。
あの敗戦の直後、自分たちの身に何が起きたのか。薄れゆく意識の記憶が、日帝の言葉によって急速に繋がっていく。
日帝「我々が[太字]『敗者』[/太字]となったあの時、連合国は私達の存在そのものを封印し、この場所に深く眠らせた……。だが……」
日帝は自分の手を見つめ、ゆっくりと拳を握りしめた。まだ現実感が戻りきらないのか、その指先は微かに震えている。
日帝「……それが何らかの要因によって、私の眠りが覚めたようなのだ。そして、気がつけば私はここにいた」
カツン、と乾いた足音が響く。日帝はナチスが横たわる冷たい寝床へと近づき、その青白い横顔を見下ろした。
日帝「だが……奴はまだ目覚めぬか。私達だけが先に覚醒したということは、封印の呪縛に『綻び』が生じ始めている証拠……」
凍りついたようなナチスの胸元に、日帝がそっと手を差し伸べる。
イタ王「じゃあ……僕が目を覚ましたのも、日帝が今ここにいるのも……全部、偶然じゃないってこと……?」
狂い始めた世界の歯車を前に、イタ王の脳裏に言い知れぬ不安がよぎる。
[太字]なぜ今になって封印が解けかけているのか。そして、もしこの「中央の男」までもが目を覚ましたら、世界はどうなってしまうのか?[/太字]
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作者メッセージ

…こっからどうやって異世界へ持っていけばいいんだ…?

2026/07/13 21:57

木綿豆腐
ID:≫ .6hYHj7tqbti.
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