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新連載:『チョコバナナ豆腐(元・木綿)と、句読点を失った迷える羊たち』(100閲覧ありがとう!)

#7

最終章:執行、四輪の喪失

物語が無限ループの深淵へと突入しようとしたその時、作者(木綿豆腐)はさらなる「現実的」な暴挙に出た。
「……あ」 田中(職業:三点リーダー)は、再構成されつつある宇宙の片隅で、自分の背後にあった「何か」が急速に透けていくのを感じた。
それは、田中の唯一の財産であり、句読点時代にコツコツと貯めた印税(という概念)で買った**「自家用車(という概念)」**だった。
車種は、「句読点・car・句点(。)」。 丸みを帯びたフォルムに、摩擦係数ゼロのタイヤ、そして燃料は「読者の期待」で動くハイブリッド車だ。
しかし、皿の上の木綿豆腐が、今度はキーボードの**【Delete】キーと、物理的な【レシート(領収書)】**を重ね合わせた。
「……待て、作者。それは俺が、この不条理な物語からいつか脱出するために、砂漠の果てまで走らせようと思っていた……!」
無情にも、画面にはシステムメッセージが表示された。
【警告】 著しいプロットの乱れ、およびチョコレートの不当流用により、主人公・田中の資産を差し押さえます。 執行官:作者(木綿豆腐) 差押物件:自家用車(概念)
「バブ」 柴犬(神)が、執行官の代理として田中の車のタイヤに「駐禁ステッカー(領収書)」を貼り付けた。
「そんな……猫さん、助けてくれ! これは経費だろ! 通勤手当だろ!」 シュレディンガーの猫は、半透明の目で車を見つめ、静かに首を振った。 「残念ですが田中さん。その車は、観測される前に『作者の晩御飯代』として処理されました。今、あなたの車は、スーパーのレジで豆腐一丁に変換されています」
法隆寺・エレクトリック・五右衛門が、消えゆく車のバンパーに触れ、最後の一言を贈る。 「……いい摩擦だったわ。特に、バックする時のギアの軋み。……さようなら、四輪の句読点」
車は、一本の**「、」**へと分解され、作者(木綿豆腐)の網目の中に吸い込まれていった。
田中は、チョコの海が広がる荒野に、たった一人(と一丁と一匹と一柱)取り残された。 足元には、バナナの皮が一つ。
「……」
田中は、三点リーダーとして、ただ遠くを見つめた。 もはや追いかける車もない。滑る足しかない。

エピローグの終わり:徒歩の旅路
作者(木綿豆腐)は、差し押さえた車の概念を味わい尽くしたのか、満足げにタッパーの中へと帰っていった。 画面には、ただ一行だけが更新される。
『田中は、歩くことにした。どこへ行くかも決めずに。なぜなら、目的地という概念も、さっき差し押さえられたからだ』

【多分本当の完(未払い残高あり)】

作者メッセージ

田中どんまいです。

2026/03/18 08:17

木綿豆腐
ID:≫ .6hYHj7tqbti.
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